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2008年度学術集会報告

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日本病跡学会との共催で、5月23日(金)〜24日(土)に学術集会(第55回日本病跡学会総会)を開催いたしました。当日は、多数の関係者が参加し、活発な研究発表、討論が行われました。
特に荒川修作氏による特別講演「天命反転 –New Science of Life–」において、建築に代表される物質的な環境と人との関係について刺激的な議論が展開されました。 

荒川修作

略歴

芸術家であり、建築家であり、詩人である荒川修作は、マドリン・ギンズとの共同制作で様々な作品を美術館での展示として、あるいは景観、テーマパーク、テキスト、映像、住居として発表している。これらの作品群は環境や生の様式についての既存の概念を転覆させるものであった。建築の詩学を探求する中、1981年以降「天命反転」という構想が入り、建築の不死というプログラムの下で、建築的環境と身体との関係を再考する課題に取り組む。
1997年のグッゲンハイム・ミュージアムで回顧展を開き、その年の芸術家協会の最高の賞を受賞している。二人の作品には、リオタールやガダマーなどが研究、批評のテーマとしている。

代表作品

  • 「遍在の場・奈義の龍安寺・建築する身体」(1994)(岡山、奈義町現代美術館)
  • 「養老天命反転地」(1995)(岐阜県養老町)
  • 「バイオスクリーブハウス/ガルマン邸」(1999)(ニューヨーク)
  • 「志段味循環型モデル住宅」(2005)(愛知県名古屋市)
  • 「三鷹天命反転住宅 In Memory of Helen Keller」(2005)(東京都三鷹市)

主な著作

  • The Mechanism of Meaning (3rd ed.), Abbevill Press, New York, 1988
    =邦訳『意味のメカニズム』、リブロポート、1988
  • Pour ne pas mourir / To not to die, Editions de la difference, Paris, 1987
    =邦訳『死なないために』(三浦雅士訳)、リブロポート、1987
  • Architecture: Sites of Reversible Destiny, Academy Editions, London, 1995
    =邦訳『建築-宿命反転の場/アウシュヴィッツ-広島以降の建築的実験 』(工藤順一・塚本明子訳)、水声社、1995
  • REVERSIBLE DESTINY “WE HAVE DECIDED NOT TO DIE”, The Solomon R. Guggenheim Foundation, New York, 1997
    =『生命の建築』、荒川修作・藤井博巳著、水声社、1999
  • ARCHITECTURAL BODY, The University of Alabama Press, 2002
    =『 建築する身体-人間を超えていくために- 』、春秋社、2004
  • Making Dying Illegal, Roof Books, New York, 2006
    =『死ぬのは法律違反です』春秋社,2007