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学生の声〔Diversity Voyage〕たった9日間で、挑戦の大切さを体感

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〔海外研修 Diversity Voyage〕
たった9日間で、挑戦の大切さを体感

Diversity Voyage

社会学部社会学科3年 千野 翔汰郎

私は今回、東洋大学とGiFTが共催している短期海外研修「Diversity Voyage」のクチンコースに参加しました。

もともと周りの友人たちが海外に留学や研修に行くのをみて自分も海外に留学してみたいと思っていたのですが、語学力がないので難しいと尻込みしていました。そんな時にこのプログラムを見つけ、語学力原則不問ということだったので挑戦した、というのが参加のきっかけです。

プログラムの内容は、ホームステイをしながら現地の抱えている課題を知り、マレーシアの学生とチームを組んで解決策を考えるというものでした。今回取り組んだクチンの抱えている課題というのは、「若者の社会参画の減少」で、私たちの挑戦はそれを覆すアイディアを提案するというものでした。
プログラムの流れとしては、現地のボランティア団体(Red Crescent Society=新赤月社)の方からお話を聞き、その後バウという村に行き高校生の話を聞いたり、彼らに向けてワークショップをしたりしました。バウ村では、ホームステイをし、普通はあまり機会がないであろう現地での生活を実体験しました。どのようなことが課題となっているのか自分たちの目で確かめ、体験を通して感じることを大切にし、チームの仲間と自らの気づきを発見することから始めました。そして最終日に体験を通じて得られた情報から生み出したアイディアをボランティア団体の方に向けて各チームがプレゼンテーションしました。

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このプログラムでの一番の学びは「正解がないことを考える大切さ・面白さ」でした。自分たちが見て、聞いたこと、体験したことをもとにして日本人とマレーシア人が一緒になって現地の未来に向けての提案をする。だからこそ待っていては何も進んでいかないし、誰かがやることを教えてくれる訳ではありません。9日間という短い間ですが本気で自分と向き合うプログラムだったと感じています。
もう一つの学びは「伝えたいという想いの大切さ」です。語学力不問と言うことで参加を決めたのですが、プログラム中はすべて英語を使います。そのため最初はとても大変でした。私はこのプログラムに参加するまでは、外国の人とコミュニケーションをとるには英語がある程度しゃべれないと無理だと考えていました。そのため最初の頃は言いたいことも伝えることができず、相手が話しかけてくれても相槌程度しか打つことができず参加したことを後悔し、9日間乗り切れる自信が全くありませんでした。
ホームステイでも私とマレーシアの学生2人の3人で同じ部屋に泊まっていたのですが、そこでもなかなか会話することができませんでした。そして同じチームの学生が私に話しかけてくれても、理解できないでいると、「何でもないよ」と言って会話を切られてしまうことが何度かありました。このことがすごく悔しくて、頑張って理解するから話してくれというと彼らは喜んで会話をしてくれるようになりました。それからは何でもいいからみんなとコミュニケーションをとろうと思い、自分から少しでも話しかけるようにすると、会話ができるようになってきて、楽しいと思えるようになっていきました。この経験からコミュニケーションをするうえで一番大事なのは、「想いを伝えようとすること」なのだと身をもって感じることができました。

とても印象に残っていることがまだまだあります。村での生活中は毎日夜遅くまでチームごとに集まってプレゼンテーションの準備をしていました。でもそこはみんな同年代ということもあり、準備の一方で沢山のお互いの話で盛り上がりました。私はそこである一人の学生に言われた言葉が一番印象に残っています。彼とはお互いこれまでのことについて深く話したのですが、その会話の中で「don’t be afraid」と言われました。彼は私にまずは怖がらないで何事もチャレンジすることが一番大切なんだと言ってくれました。この言葉は私にすごい勇気を与えてくれて今でも忘れられない言葉です。

異文化理解という側面では、ホームステイでの体験はとても印象的でショックを受けた部分です。まずお風呂のお湯が出ないので桶にためた水をかぶりました。さらにトイレもバケツの水を使って流しました。最初は驚くことが多く、日本は恵まれた国だと改めて感じました。しかし現地の生活にも次第に慣れ、ホームステイ先の家族はみんなとても優しく、とても楽しい時間を過ごすことができました。

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私はこのプログラムを通して多くの事を学び、普段ではすることのできない経験をたくさんすることができました。特にマレーシアの学生はすごく堂々としていて、自分の意見に自信をもっていて見習わなければいけないなと感じました。さらに彼らは国旗や州旗の由来もみんな知っていて感心させられました。そんな彼らと触れ合ったことを通じて、自分ももっと日本の事も勉強しないといけないと感じています。
最初は9日間で一体何か変わるのかと少し疑いをもって参加したのですが、今ではここには書ききれないくらいの気持ちの変化や発見がありました。そして国や言葉を超えたたくさんの友人もできました。この経験をもとにこれからはチャレンジの気持ちをもって多くのことに興味を持ち、クチンの仲間に報告できるような活動・挑戦をしながら学生生活を過ごしていきたいと思います。

Diversity Voyage

(2015年9月取材)