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理工学フォーラム2015 受賞者インタビュー優秀ポスター賞 生体医工学専攻臼井龍徳さん

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理工学フォーラム2015 受賞者インタビュー

優秀ポスター賞 生体医工学専攻 臼井龍徳さん
小型レーザードップラー血流計を用いた耳朶皮膚血流量の計測

研究概要

自律神経機能の異常により引き起こされる疾病の一つである起立性低血圧症は,脳血流量の低下をきたす起立時の血圧低下が原因と考えられている.この疾病の診断には非観血式連続血圧計が用いられている.しかし,この装置は高額であり容易に測定を行うことが出来ない.そこで,パイオニア社が開発した小型レーザードップラー血流計を用いて耳朶皮膚血流量の計測を行い,新たな循環調節機能の簡易評価法について検討を行った.

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研究室で作業している様子

学生インタビュー

おめでとうございます。受賞の感想をお聞かせください。

ありがとうございます。
今回の理工学フォーラムに展示されていたポスターはどれも素晴らしく、発表も分かりやすかったので、私が優秀ポスター賞を頂けたことに驚いています。

フォーラムでは、他学科の先生方や学生にわかりやすく理解してもらえるよう、なるべく専門的な表現を避けて説明するように努めました。発表を聞いてくださった方々に、興味を持っていただけたことに感謝しています。また指導教授の寺田先生や共同研究先の企業の皆様方に多くのご指摘、貴重なご助言を頂きました。優秀賞を受賞できたのも、研究を遂行する為に支えてくれた多くの皆様のおかげだと思い感謝しています。

研究を行う上で大変だったことはありますか。

研究を実施する上で一番大変なことは、被験者を集めることと実験中の被験者の状態を把握することです。私の研究は生体を用いて行います。被験者がいなければ何一つ研究を進めることができないため、被験者を集めることが重要です。しかし、被験者の日程調節や実験前の状態管理など思うようにことが進まず、実験が流れることも少なくありません。さらに実験中も被験者の状態を常に確認しながら行わなければいけません。研究の性質上、被験者は急激な血圧低下が引き起こされるため、めまいや最悪の場合は失神が引き起こされる可能性もあります。そのため何かあった場合、実験をすぐ中止できるようにしています。今まで実験を中止したことはないですが、常に被験者のことを意識していなければ研究を安全に遂行できないため、そこに神経をつかいました。

研究のやりがいはどんなところでしょうか。

 自分が考えていた通りに結果が得られた時が、研究をやっていて一番面白いと思う瞬間です。新しいことを試みると自分の思っているように進まなくなることがあります。そこでしばらく足踏みをしてしまうのですが、試行錯誤しているうちに、少しずつ自分自身の考えていた結果が得られていきます。足踏みをしている時間が長ければ長い程、結果が得られた時の充実感は大きく、やりがいを感じます。

今後はどのように研究を進めていく予定ですか。

今回、起立することで下肢への体液シフトが引き起こされ、循環血液量が減少し心臓から拍出される血液量が一時的に減少します。その結果、頭部への循環血液量の一時的な減少を小型レーザードップラー血流計が捉えたという結論となりました。今後は、起立性低血圧の症例を耳朶皮膚血流の計測により判断できる基準がどの範囲なのかを検討していきたいと考えています。

 

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写真1

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写真2

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写真3

写真1:ポスターで発表した試験がカフリリース試験であるため,ティルトテーブル上で安静仰臥位を行っている様子
写真2:大腿部を加圧し,ヘッドアップティルト60度で安静にしている様子
写真3:小型レーザードップラー血流計による試験中の耳朶皮膚血流量計測の様子

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