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〔卒業生だより〕南インディアナ大学に留学中

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南インディアナ大学に留学中

私は2008年3月に国際地域学部国際地域学科を卒業しました。
新卒で企業に3年勤めたあと、地元栃木市の姉妹都市プログラムがあるのを知り、今は米国インディアナ州エバンズビル市にある南インディアナ大学に留学しています。

このプログラムは、姉妹都市の一環として栃木市の国際交流協会が募集していたものです。内容は、3年間の契約で現地の日本人補習校で毎週土曜日に先生として働くことと、南インディアナ大学への留学ができるというものです。
エバンズビルにはトヨタ自動車関連の工場が多くあり、そこに赴任する家族の子供たちが日本語と学力の維持のために日本人補習校に通っています。
エバンズビル市はインディアナ州の南西端に位置し、オハイオ川をはさんで、イリノイ州とケンタッキー州に隣接しています。都会のように刺激的なものは少ないですが、人はとても親切でフレンドリーです。勉強をするにはとてもよい環境だと感じます。そして、私には母校の板倉キャンパスを思い起こさせる自然豊かなところです。
(注:※2013年4月より国際地域学部は白山キャンパスでの修学となります)

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私は学生のころから海外に興味があり、大学が実施していた短期留学でオーストラリアに一か月ホームステイをしたり、自分でもアメリカに旅行したりしていました。しかし、在学中に長期で留学するチャンスは得られず、多少の未練がありました。
就職して3年、はじめは慣れることに精いっぱいでしたが、あっという間に時間が過ぎていきました。営業職としてやりがいのある仕事をさせてもらうことができましたが、3年経ったとき、この留学プログラムを知り、心が揺れました。一度あきらめた留学のチャンスと、新しいことにチャレンジしたい思いが私の心を動かしました。日本で仕事を続けるかどうか大変迷いましたが、このチャンスをつかむことに決めました。

今私は、Liberal Studiesという分野の大学院に通っています。歴史、異文化、コミュニケーション、国際関係など広い分野を学ぶ学部です。
先学期履修したコミュニケーションの授業では、社会人経験があることで、理論を広く実社会に当てはめて考えることができて興味深かったです。学生時代よりいろいろな視点で物事を見ることができるようになっていると感じ、授業は大変面白いです。また、アメリカの視点での物事の見方や学生の意見などからも学ぶことが多くあります。
しかし、問題もあります。大学時代に勉強していた英語も、社会人になってからは使う機会もなく過ごしていたので、初めは英語を聞き取ること、また話すことに大変苦労しました。一年経ち、耳はだいぶ慣れたように思いますが、アウトプットする会話の方はまだまだ思うように伝わらず、苦い思いをすることがしばしばあります。そこで、できるだけ話す機会を多く持とうと、インターナショナルクラブに参加してみたり、チューターの制度を使って会話のパートナーを見つけたりしました。

日本人補習校での仕事からも大変刺激を受けています。
小学生から高校生まで全部で56人が在籍している学校で、日本人の子供たちを教えていますが、私が驚いたのは、子供たちの柔軟性です。アメリカに来たばかりの子供が半年もするとこちらの生活になじみ、現地校の英語の授業にもついていけるようになります。小学生低学年の子供に休み時間、「英語で話さない、補習校では日本語を使いなさい」と指導するくらいです。やはり、若いうちに耳を慣らすことが言語の理解には重要な要素だと感じました。
若いうちに海外で暮らす経験をし、文化の違いを受け入れることを学んだ子供たちが将来日本に戻り、ここで学んだことをどのように生かしていくのかと思うと、子供たちの可能性に大いに期待してしまいます。

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私がここに来てよかったと思うのは、志や目標を持った素晴らしい人たちに出会えたことです。様々な国から来ている留学生や、60歳を過ぎて大学に通う方、日本語を教えるために来た方などのお話を聞いて、自分ももっと頑張りたいと思うようになりました。
もちろん、どんな環境にいても出会いや発見はあるものですが、私にとってアメリカの地での経験はとても大きな影響を与えてくれています。

最後に、国際地域学部で学んでいたことが私の今に繋がっていると強く感じます。学生の時にしっかり勉強しておくことはもちろん、いろいろなものを見て経験し視野を広げておくことで、自分の将来の選択肢が広がります。私は学生の時に長期留学のチャンスをつかむことはできませんでしたが、3年社会に出て学び、今ここにいられることにとても感謝をしています。
国際地域学部は海外に出る機会が多くある学部だと思います。そういった機会を利用していろいろな経験を積み、自分の人生の視野を広げて下さい。


高岩麻有 (2008年3月 国際地域学科卒業)

 
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