あいさつ(学長)

English (TOYO Global RDS)

三つの柱によりグローバル人材の育成に取り組む

東洋大学 学長 竹村 牧男

東洋大学 学長
竹村 牧男

東洋大学は平成24年の創立125周年を機に、「国際化」「キャリア教育」「哲学教育」の三つの柱による教育改革を進めております。この中、「国際化」には、国際的に通用する学士の学位を保証する教育力の向上、世界の中でも有数の国際的研究拠点の構築等、さまざまな課題がありますが、特に学生のグローバル人材としての育成を最も重視しています。その意味で、このたび、国際地域学部を中心とした教育活動が、文部科学省のグローバル人材育成推進事業に採択されたことは、大変喜ばしいことと思っております。
グローバル人材とは何か。それは、グローバル化しボーダーレス化した現代社会の中にあって、国内で活躍するにせよ海外で活躍するにせよ、地球規模の視点から物事をとらえ、自分の未来を切りひらき、地球社会の諸問題の解決に貢献できるような人間のことであり、そういう存在こそ社会の財産だといえるでしょう。

グローバル人材であるためには、基礎的・専門的学力のほかに、やはり語学力、コミュニケーション能力等を身につける必要があります。東洋大学では特に国際通用語となっている英語力を高めるためのさまざまな教育プログラムや、短期・長期の海外研修もしくは留学プログラムを充実させることで、その課題に応えようとしています。
さらに、グローバル人材であるためには、課題発見力・問題解決力やリーダーシップ、協調性なども必要で、いわゆる社会人基礎力を自ら磨いていく必要があります。それには、ゼミやサークル活動での体験が大いに有効なことでしょう。また、根本には自ら考え、判断し、行動していくことが重要で、物事の本質に迫って深く考える訓練に取り組むこと、すなわち「哲学すること」が大事になってきます。
加えて、さまざまな異文化や価値観等を尊重・理解し活用できる力、同時に自分の生まれ育った国や地域の思想・文化を深く理解し発信できる力も必要です。積極的に海外研修や伝統文化にふれる行事等に参加することを通じ、これらの力が養われていくことでしょう。
このようなグローバル人材をめざした学修は、おのずから「キャリア教育」にかなったものにもなっています。本学では、グローバル・キャリア教育センター(GCC)を2012年4月に設置しました。そこでは、フィロソフィー(自己探求力)、キャリア(自立力)、グローバル(国際化)という側面から、すべての学生が自己のキャリアプランを構築できるよう支援を行ってまいります。各学部の専門教育との連携プログラムの提供や、海外インターンシップの実施等、グローバル化社会を見すえた新たな試みがスタートしています。

東洋大学は、「哲学教育」を受け継いできた125年の伝統をもとに、現代の地球社会を生き抜く力を身につけたグローバル人材の育成を最重要課題として推し進め、学生一人ひとりの時代にふさわしい真の自己実現を親身にサポートしてまいります。