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〔留学だより〕アメリカ・モンタナ大学

English (TOYO Global RDS)

モンタナ大学(アメリカ)に留学中

松本茉美子さん(国際地域学科3年)

モンタナ大学

留学だより(モンタナ大学)モンタナ大学は、カナダの国境近くにあるモンタナ州ミズーラにあります。ミズーラから、モンタナの観光地であるグレーシア国立公園やイエローストーンまでは、車で3時間くらいです。大学からダウンタウンまでは徒歩20分ほどで、バスも無料なので買い物に困ることはありません。
ここに来るまでは、アジア人は差別されるのではないかと不安に思っていましたが、人々はとてもフレンドリーで、スーパーで会ったお客さんや店員さんと立ち話をすることもあるほどです。

モンタナ大学には日本人がとても多く、英語漬けの生活を送る予定だった私にとってはとてもショックなことでした。しかし、日本人を避けたところで英語力が上がるわけではなく、結局は自分次第だということに気づき、今では全く気にしていません。

ニューヨークなどの都会と違ってとても小さい街ですが、みんながファミリーのような、温かみのあるミズーラが私は大好きです。

授業紹介

私は秋学期に4科目12単位を履修し、今春学期は5科目12単位を履修しています。以下が履修科目です。100番台の授業が最も易しいですが、教授によっては宿題やテストがとても多い教科もありました。

参考として私が取った成績もあげておきます。ちなみに留学前の私の英語力は、TOEIC660、 TOEFL ITP 537でした。特に印象に残った授業は細かく紹介していきます。

秋学期

THTR120 Introduction to Acting (3単位)-A
FILM103 Introduction to Film (3)-A
JPNS150 Japanese culture & Civilization (3)-B
SOCI270 Introduction to Development Sociology (3)-B

春学期

MUSI111 Singing for Non-Majors (2単位)
ACT143  Fund of Table Tennis (1)
SOCI101 Introduction to Sociology (3)
NASX210 Native American Sports and Games (3)
ANTY330 Peoples & Culture of World (3)

授業紹介 Introduction to Acting

この授業では舞台上での振る舞い方を学ぶことができると聞いたので、演劇の経験は皆無でしたが、スピーチ力が上がると思い、履修することにしました。クラスは20人ほどで、留学生は私のみでした。

授業は、いきなりセリフを覚えて演技をするというのではなく、ゲーム形式で進んでいきました。例えば、二人のペアになって、You are angry teacher.と相手に言います。言われた相手はangry teacherを演じながらI am angry teacher, and you are sad policeman. などと形容詞+職業を互いに言い合っていきます。

クラスメートは皆演技経験がありませんでしたが、恥じることなく堂々と演技をします。
また彼らはアドリブがとても得意だと感じました。ある日には、Pun(ダジャレ)を作って披露するというゲームをやりました。驚くのは、多くのアメリカ人がその場でpunを作り次々に披露していたことです。私には日本語でやれと言われても難しいことなのに、彼らはなんてクリエイティブなのだろうと思いました。

講義形式の授業と違って、勉強すればついていけるというものではないので、毎回自分の英語力の低さに落胆していました。正直何度も休みたいと思いましたが、今思えば一番気合をいれたクラスでもあるので、もう行かなくなると思うと少し寂しいです。

最終課題は実際にセリフを覚え、ペアと皆の前で演技をしました。私のペアは、大学のホームページのトップ写真に載っているようなダンサーで、パフォーマンスのプロフェッショナルだったのでとてもプレッシャーでした。しかし、誰よりも早くセリフを覚え、友達に発音を直してもらうなど練習を重ねた結果、本番ではミスなく成功させることができました。

この授業を通して学んだことは、できるかできないかではなく、とりあえずやることが大切だということです。私が自信なさげに発言すると、先生はいつも「間違った答えなんてない。Mamiko, good job! 」と言ってくれます。時には私の発言をトピックにしてクラスでディスカッションをしたこともありました。講義形式が中心の日本の授業と違った貴重な経験ができたと思います。

授業紹介2 Development Sociology

この授業では、東洋大学の国際地域学部で学ぶ分野と似た、開発、グローバル化、国際問題など幅広い分野を学びました。もともとモンタナ大学を選んだのは、International Development minorの授業を取るためで、この授業も取りたかったうちのひとつでした。
教授はタイで国際協力に関わったことがあり、日本にも訪れたことがあったので、授業内でアジアに関する例をたくさん出してくれました。留学生へのサポートも手厚く、授業のパワーポイントはすべて大学のオンラインに載せて下さったので、復習もスムーズにできました。

日本と違うと感じたことは、テスト前に、教授のサポートをしている大学院生のTeaching Assistantが授業外でReview Sessionをしてくれることです。日本ではTAの制度はあまり主流ではありませんが、教授をめざす大学院生が、授業内で教授のアシスタントをしたり、時には授業をやることもあります。
Review Sessionは、事前に配られたReview Sheetをもとにして、質問を中心に授業のまとめを行います。おさえておくべきポイントがわかるので、とても助かりました。

授業中は、寝ている人、携帯を触っている人は誰もいなく、皆積極的に発言します。どんなに小さな質問でも、自分が指されるまで手を挙げ続けるので、その積極性には驚きを感じます。アメリカでは、答えが間違っていたとしても、教授がその間違えからさらに議論を深めて下さるので、正しい正しくないに関わらず、自分の考えを述べることが重視されます。今でも発言するときは少し緊張しますが、それでも以前よりは発言の機会が多くなりました。

寮生活

私が住んでいるのは、大学内にある寮です。寮自体は男女共用ですが、階ごとに男女で分かれています。私の階は比較的静かで、8:00am-8:00pm以外はquite hourなので、夜うるさいと思ったことはありません。

それぞれの階にはRA(レジデント・アシスタント)がいて、階全体を管理し、何かあった時には相談にのってくれます。毎週木曜には、RAがフロアメイトとのディナー会を開いてくれ、私も何度か参加しました。寮ごとに、ダンスパーティー、アイスクリームパーティーなど、様々なパーティーが開かれ、違う寮の人とも友達になることができるので、とても良い機会です。

食事は、ミールプランに入っているので、毎週$73が生徒証に振り込まれます。私が毎日行くのは、$3.5のバイキング形式のカフェテリアです。季節ごとにカフェテリアでのイベントも開かれ、11月にはカラオケコンテストに参加しました。カフェテリアは多くの留学生が利用しているので、輪を広げるのには最適な空間です。

ルームメートに関しては、もともといませんでしたが、仲良くなった香港人の友達とルームメートになり、9月頃から一緒に住み始めました。彼女がルームメートになってから、私の生活はより楽しくなりました。時間が合えば一緒にご飯を食べ、映画を見、夜中まで話し、旅行をし、悩み相談をし、本当にたくさんのことをしました。特に彼女がジャーナリズム専攻だったこともあり、よく世界情勢や社会問題について本気で議論をしました。2人でパソコンを片手に交わした議論は、どの授業よりも為になったかもしれません。彼女はもう帰国してしまいましたが、私が日本に帰国したら絶対に香港を訪れます。彼女とはルームメートを越えた一生の友達になれたと思います。

今学期からは、冬休み中に会って意気投合したブラジル人の友達とルームメートになることになりました。まだ一緒に住み始めたばかりですが、一緒に出掛けたり、部屋でお茶会を開いたりと、新しい生活を楽しんでいます。
ただ、部屋にいると会話に花が咲き、全く勉強できないことが少々問題です…。私にとって、この留学が両親と離れて暮らす初めての経験ですが、寮生活は本当に楽しいです。

留学だより(モンタナ大学) 留学だより(モンタナ大学)

アメリカの家庭

モンタナ大学にはCommunity Friend Programがあり、申請すれば大学がホストファミリーを紹介してくれます。
ホストファミリーとの一番の思い出は、Thanks givingを一緒に過ごしたことです。日本にはない文化ですが、Thanks givingはアメリカの伝統的行事で、家族で集まって食事をします。テーブルには、七面鳥やハムなど、映画で見るような”The American” な食事が並び、限界までたらふく食べました。
また、冬休み中にはアメリカ人の友達の家にお邪魔しました。Polsonという小さな町ですが、大みそかには個人の家から花火があがり、豪華な食事とカウントダウンを楽しみました。New Yearには多くの友人、隣人が集まり、盛大なホームパーティーをしました。

二つの家庭にお邪魔して気づいたことは、誰も家で気を遣わないことです。Thanks givingにもホストファミリーの友達が招待されていましたが、誰でも勝手に冷蔵庫を開けるし、自分の家のようにキッチンで料理をします。あまりの自然さに、私は最初みな親戚なのかと勘違いしていましたが、皆友達だったので驚きでした。日本で私がいかに人に気を遣って生きてきたのか、いかに窮屈に生きてきたのかに気づきました。特に年末を過ごした友達の家では、皆とてもフレンドリーでたった1日過ごしただけで家族のように接してくれました。アメリカの家庭での経験は、普段の大学生活では学ぶことのできない貴重なものだったと思います。

留学だより(モンタナ大学) 留学だより(モンタナ大学)

アメリカが大好きに

私は何度か海外研修や旅行に行っていますが、その度に思うのは、住むことを考えれば日本は素晴らしいということでした。日本は安全で、物の質も良くて、食事も美味しくて、サービスもいいし、人も親切。私は日本人であることに誇りを持っていたし、正直日本ほど良い国はあるのかと思っていたほどでした。

しかし、アメリカで実際に生活をし、自分がアメリカのスタイルに慣れてくると、ここで暮らしている方が日本よりも過ごしやすいことに気づきました。日本と比べて窮屈さがありません。
例えば年の差はここでは全く関係ありません。私の友達は一番下で17歳、一番上で28歳ですが、年の差を理由に気を遣ったり気を遣われたりしたことはないです。またショッピングモールやレストランでも、店員がHow’s it going? How is your meal?などと、友達のように話しかけてくれます。お客様に気遣いをする日本のサービスとは違って、フレンドリーに接するのがアメリカのサービス精神なのだと思いました。
私はアメリカのフレンドリーさが大好きです。ただ買い物に行くだけでも友達が増えた気分になります。

アメリカに来たとき、日本製のシャンプーや化粧品など、質の良いものを多く持ってきました。しかし今となっては、日本から絶対持ってくるべきものはパスポートと必要書類くらいだと思っています。外国製は質が悪いからとよく聞きますが、生活用品に関しては質が悪いと感じたことはありません。実際日本で手に入ってアメリカで手に入らないものはマイナーな日本食くらいです。留学前必死に何を持っていくべきか考えていた自分に伝えてあげたいです。

たった6か月アメリカで過ごしただけですが、私の性格は少し変わったと感じます。以前は誰も気にしないような細かいことまで心配をし、人に気を遣い、悩みがとぎれたことなどなかった私が、今では何故か、やればなんとかなると思うようになり、人に対してもオープンになりました。あと3か月ほどで日本に帰ると思うと、苦しくなるし不安になります。今の生活が本当に快適で楽しくて、一秒でも無駄にしたくないくらいです。アメリカで長期間暮らし適応したことで、アメリカの良さに気づき、ここがホームのように感じるようになりました。

留学だより(モンタナ大学) 留学だより(モンタナ大学)

おわりに

留学生活が2/3終わったというのに私の英語力はまだまだ未熟で、言葉につっかえることもしばしばです。せっかくの留学を叶えた以上は、自分が満足できるレベルの英語力を身に付けて帰国したいです。

これから留学する後輩に向けて伝えたいことは、留学前の英語学習は大切だということです。もちろん誰でも留学を通して英語力を高めることはできますが、留学スタート時点で英語力が低い人と高い人では向上する英語のレベルが違うと思いました。例えば、英語力がそもそも高ければ、アメリカ人とも友達になりやすく、深い会話ができるのでより難しい言葉や表現も覚えることができます。しかし極端ですがあいさつ程度しかできないまま留学したとしたら、伸びしろは大きいですが、達するレベルはもともと英語力が高い人の留学当初と同じレベルまでかもしれません。一生懸命英語を学ぶべきは留学中ではなく留学前です。実際知ってはいても、なかなか留学前に必死に勉強できるものではありません。私がそうでした。しかし私のように後悔してほしくないので、もし留学を通し、高い英語力を目指すのなら、留学前に英語力を高めることを本気でおすすめします。

私の留学生活もあと残り3か月となってしまいました。悔いのないように、1日1日を大切にしていきます。


国際地域学科3年 松本茉美子
(留学期間:2015年8月 ~2016年5月 モンタナ大学)


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