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「Earth Day Global Conversation Program」報告

English (TOYO Global RDS)

"Earth Day Global Conversation Program"  Nov. 2015

2015年11月18日(水)
報告者: 国際地域学部特任講師 小早川裕子

  • 参加学生: 畔上拓也さん(国際地域学科3年)、後藤杏奈さん(国際地域学科2年)、柿沼沙羅さん(国際地域学科1年)、三宅航介さん(国際地域学科1年)
  • 参加教員: 荒巻俊也先生(国際地域学科教授)、芦沢真五先生(国際地域学科教授)、花田真吾先生(国際地域学科講師)、小早川裕子(国際地域学科講師)
  • 技術協力者: 藤原喜仁さん(情報システム課職員)

Global Conversation2015年11月28日、ミネアポリス・コミュニティ&テクニカル・カレッジ(MCTC)が主宰する「アースデイ・グローバル・カンバセーション・プログラム(GCプログラム)」が行われ、国際地域学部の学生が白山キャンパスからスカイプで参加しました。
今年5月に引き続き2回目となった今回も、アメリカと日本において経験する環境問題・気候変動、そしてその解消法と取り組みをテーマに話し合いました。

両者の自己紹介から始まり、続いてあらかじめ挙げられていた課題について話し合いました。議題は以下の8項目です。なお、時間の関係上、5, 6, 8番は省略されました。

  1. あなた自身、自然にどのように接していますか?
  2. 日本文化では自然はどれほど大切にされていますか?
  3. あなた自身が住んでいる町や国で自然環境に関する不安はありますか?
  4. 環境破壊や気候変動はどの程度深刻に捉えられていますか?
  5. これらの変化をもたらせている要因には、どんなものがありますか?
  6. これらの諸問題に対して、あなたの大学、町、国はどう対応していますか?
  7. さらなる環境破壊を食い止めるために、どのような解決法があると思いますか?
  8. これらの重要な課題を他国と一緒に取り組むために、どのようなことが可能ですか?

これらの質問に対して東洋大生は、日本人の中には神道が根深く浸透しており、自然を崇拝する傾向は未だに残っている点、ゴミを無闇に捨てることなく地域の清掃も充実している点を挙げました。身近に感じる気候変動による不安としては、最近起こった茨城県の大洪水の話をしました。
MCTCの学生は、多くの人々が環境を意識して自転車を利用しているが、雪が降る冬場は難しくなるのが問題だと説明しました。また、インフラ整備が不十分な地域ではゴミや排水がそのまま川や海に流され、水質を悪化させている点をあげました。
人々が簡単にできる環境保護対策として、ゴミの分別やエコバック利用、また、コーヒー店へのマイカップ持参などの制度があるにもかかわらず、人々のインセンティブが低く、それらを実行するケースが少ないことに問題があると指摘しました。この点で、東洋大生も、多くの学生が不要なコンビニのビニール袋を利用している点をあげました。その他、環境悪化問題として、カルフォルニアの深刻な干ばつ問題、テキサスの海抜レベルの低い危険地域に建てられた住宅問題、ミネソタが気候変動に最も影響を受けやすい地形であることなどが話されました。また、化石燃料の有害性が認識されているにもかかわらず、ミネソタではたくさんの石炭が掘削され中国などに売られている現実があることにも触れました。

東洋大生にとって答えることが難しかったのは、ゴミ処理場から排出される熱の再利用技術の事例や東日本大震災後の日本人の原発利用の意識に関する説明です。ですが、環境問題を英語で話し合うという易しくはない取り組みではありましたが、全体としては日米両サイドが和んだ雰囲気の中、実りある会話ができたと思います。それが可能だったのは、事前に環境がご専門である荒巻先生の授業に2回ほど参加させていただき、直接ご教授頂けたこと、留学生に参加していただいて話し合いの練習をしたこと、また、日本人学生だけのスカイプ会議で段取りを決め、練習したことが今回の成果につながったのだと思います。

プログラム終了後の学生たちの感想は、「もっと準備ができていれば…」が共通した意見でした。ですが、学生たちが集まれる時間が非常に限られていた中で、話を詰まらせることなく全員が会話に参加したことは喜ばしいことです。次回は、写真や図表などを準備して、より内容の濃い会話ができればと考えております。

Global Conversation Global Conversation

最後に、接続テストならびに本番でご協力いただいた藤原さんにお礼を申し上げたいと思います。回線を接続するグローバル会話では、専門家の協力がなければ実現することは非常に困難です。スクリーンとカメラの配置、そして、マイクとスピーカーの音調整などが適切に設置され、学生たちにとって、やりやすい環境を整えていただきました。
また、芦沢先生と花田先生には、早朝より教室に来ていただきまして、ありがとうございました。学生達にとって励みになったことと思います。

GCプログラムは今後も続けていくようです。皆様には今後ともご指導いただきまして、より多くの学生が英語で議論できる機会を作っていきたいと思います。ご協力いただいた皆様、参加した学生の皆さん、お疲れ様でした。

(国際地域学部特任講師 小早川裕子)