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【RDS WWP インタビュー】ゴールを見据え、フランスへ飛び立つ

English (TOYO Global RDS)

【RDS WWP インタビュー】
ゴールを見据え、フランスへ飛び立つ

WWP今回、「東洋大学海外留学促進奨学金」制度のなかでも最も条件の厳しい「グローバルリーダー型奨学金」に選ばれ、8月からフランスへの交換留学を控えている稲生拓未さん(国際地域学科3年)永楽萌々(国際地域学科1年)がお話を伺いました。

  • 奨学金取得に向けて
  • 海外インターンシップを通して得たこと
  • 留学、そして将来
  • 読者に向けて
  • インタビューを終えて

奨学金取得に向けて

永楽: 稲生さんは1年生の頃からこのグローバルリーダー型奨学金を狙っていたと伺っていますが、まずはなぜ狙おうと思ったのか、そのきっかけを聞かせてください。

稲生さん: もともと大学に入る前から留学に行きたいと思っていたのですが、浪人をしているので親への負担をかけたくないということを1年春学期のゼミの杉田映理先生(国際地域学科 准教授)に相談したところ、グローバルリーダー型奨学金を紹介していただいたのがきっかけです。その時に杉田先生から留学にかかる費用が比較的安いフランスを留学先へ提案していただきました。

永楽: 早い段階から留学や奨学金を意識して努力されてきたのですね。具体的には奨学金を狙ってどのようなことをされたのですか。

稲生さん: GPA3.2以上とTOEIC800点以上またはTOEFL ITP580点以上という条件があるので、GPAは地道に努力していました。専門科目で良い成績をとるのは難しいと思ったので、基礎科目が多い1年の春学期と秋学期でできるだけ上げようと思いました。専門科目に関しては先生の研究室へ訪問して授業のことを質問したり、プラスアルファの情報を集めたりもしました。GPAをとる際にずっと考えていたのが、GPAをとるために難しくなさそうな科目ばかりをとるのか、それとも専門性のある科目をとるのかということです。難しくなさそうだと言われている科目ばかり取っていても大学へ通っている意味がないですし、かといって難しい専門科目ばかりとっていてもGPAを下げてしまう可能性がある。その板挟みの調節は難しかったです 。ただし興味のある分野は頑張れる自信があったので、基本的に興味のある分野をとるようにして頑張っていました。

永楽: TOEICやTOEFLのスコアに関してはどうでしたか。

稲生さん: 勉強しようと思い始めたのは1年生の夏です。その時初めてTOEFL講座を受けました。その時のテキストは今でも使っています。TOEFL ITPのほうがTOEICよりも難しいので、難しいほうを勉強していればTOEICも上がるだろうと思ってTOEFLの勉強をメインにしていました。でも結局当初行きたかった2年生の留学前最後のTOEFLのスコアが足りなかったため、2年生での留学を諦めることになってしまいました。その時はすごく落ち込んで、奨学金を諦めようかなとも思いました。その話を親にしたところ、お金は出してあげるから2年生で留学に行きなよと言われたのですが、それがすごく申し訳なくて。そこで絶対奨学金を取って3年生で留学に行こうと決めました。その後、1年生の11月頃から寝る間も惜しんで必死に勉強し、12月のTOEFL ITPで私が1年生の頃のグローバルリーダー型奨学金の条件であった550点を超えることができました。その頃は学校のテストも重なっていたということもあって本当に辛かったです。

永楽: 悔しい思いをされて、でもそれをバネにたくさんの努力をされてきたのですね。TOEICは最初からあまり重視されていなかったのですか。

稲生さん: とりあえずTOEFL ITPで550点を取ることをメインに考えてきたのでTOEICの勉強はあまりしていませんでした。でも2年生で奨学金の条件がTOEFL ITP580点以上に変わってしまったため、そこからはTOEICの勉強にシフトしました。TOEFLの勉強をずっとやっていたこともあってか比較的簡単にスコアが伸びました。2年生の6月に825点を取り、無事条件を満たすことができました。

永楽: 学校のテスト勉強やバイトなどもあるなか、TOEFLやTOEICの勉強を両立することは容易でないと思いますが、稲生さんはどのような工夫をされていたのですか。

稲生さん: 自分の中でリズムをつけて勉強をするようにしていました。毎日することは難しいので、3日に1回には必ずやろうというようなかんじで自分のペースで勉強することを心掛けていました。また、勉強の中でも優先順位をつけることが大切だと感じました。

海外インターンシップを通して得たこと

永楽: 海外インターンシップも行かれたとのことですが、そのお話も聞かせてください。

稲生さん: 2年生の夏にGCC(グローバル・キャリア教育センター)主催のシアトルでのボランティアに3週間行ってきました。参加した理由はモチベーションが下がってきたと感じたからです。このまま留学に行く前に落ちきってしまいそうだったので、海外へ行ってモチベーションを上げようと思い参加しました。平日はシニアサービスというところで介護ボランティアを行っていました。ボランティアというよりも仕事のようなものが多かったです。

永楽: 海外インターンシップに参加して得られたことは何ですか。

稲生さん: 英語は喋れば意外になんとか伝わるということを実感しました。これは勉強しているだけでは気付けないことだと思います。また、話す内容を持つことも大切だと思いました。日本語で話せないことはもちろん英語でも話せないので、英語を話そうと思う前にまず自分の意見を持つことが大切だと思いました。あとは質問することの大切さです。わからないなと思ったところは質問しすぎじゃないかと思うくらい質問しましたね。

永楽: 私を含め英語を話すことに自信がない学生は多いと思いますが、良い参考になりそうです。では、稲生さんが1年生の自分と現在の自分を比べて変わったと思うところがあれば聞かせてください。

稲生さん: 自信が持てるようになったことだと思います。語学賞をいただいたり、スコアが少しずつ伸びていったりしたことは自信に繋がりましたね。これだけ努力したということがスコアに表れると思うし、目に見えない成長もスコアに反映されていると思います。あとは前向きになったと言われるようになりました。

留学、そして将来

永楽: 稲生さんは8月からフランスへの留学を控えていらっしゃるわけですが、留学先ではどのようなことをしたいですか。

稲生さん: 学校では経済や経営の勉強をしたいと思っています。授業はなるべくディスカッションの多いものをとろうと思っています。専門的な勉強もしつつ自主性や積極性も身につけたいですね。学校以外のところでは、何か日本文化を広めるイベントのようなものを作りたいなと思っています。あとはいろいろな人と接したり話を聞いたりして刺激を受けるためにも人脈づくりをしたいですね。

永楽: 将来はどのようなことをしたいとお考えですか。

稲生さん: 人の成長の手助けをしたいと思っています。自分の成長をさせてくれた人を思い浮かべるとその人たちはみんな何かの夢に向かって突っ走っているんです。だから自分もまずは何かに向かって走らなければと思いました。そこで思いついた夢が比較的時間があって、一番柔軟な時期である大学生が海外でいろいろな人の考えに触れられるような大学生向けのツアー(研修)コーディネーターという仕事です。まずはその夢に向かって走ろうと思います。

読者に向けて

永楽: 稲生さんは今目標に向かって突き進んでいらっしゃると思いますが、まだ1年生や2年生では何かしたいけれど何から始めればいいのかわからないと思っている学生も多いと思います。そのような学生たちに何か伝えたいことはありますか。また、金銭的な問題等で留学を諦めようかと思っている学生もいるかと思いますが、何かアドバイスがあればよろしくお願いします。

稲生さん: 自分も1年生の時はよくどうすれば大学生活を充実させられるだろう、どうすれば成長できるだろうと考えていました。では今その時の自分にアドバイスするとしたら、まず「ゴールを決める」ということです。いつまでにそれを成し遂げたいのかを短いスパンでも長いスパンでも考えることが必要だと思います。それを考えることができれば自ずと今何をすればいいのか見えてくると思います。一方でそれでも上手くいかないこともあります。だから1、2年生のうちは何事にも挑戦するべきだと思います。いろんな分野のいろんな人の話を聞くことで刺激を受けられるし、そこで人脈を広げることもできます。とにかく自分に影響を与えてくれる人の幅を広げることが大切だと思います。また、これは私の経験からなのですが、2年生の夏からはあれもこれも手を出さず、自分のやりたいことを選択して、集中していくべきだと思います。やはり2年生は中だるみをする時期なので、そういう明確な意識を持っていれば2年生の夏で一区切りがくるし、中だるみをしないで済むのかなと思います。自分の落ちるであろう時期を予想してそこでなにかひとつイベントをいれておくことが大切だと思います。私は海外インターンシップに参加したのでその点でうまくいったと思っています。
金銭的な問題で留学を迷っている人へは金銭的な問題はなんとかなるということを伝えたいです。もし本当に行きたいならなんとかするはずです。そこは自分の本気度が試されているのではと思います。東洋大学には留学での奨学金制度が充実しているので是非チャレンジしてほしいと思います。そのためにも金銭的な面でもスコアなどの面でもまずは本当に無理かどうかを考えてみてほしいです。自分はなぜ行きたいと思ったのか、なぜ今じゃないといけないのかとどんどん自分になんでと問いただすことで本質に繋がると思います。先ほども言いましたが、とにかく「ゴールを決める」ということが何事にも大切だと思います。

永楽: 貴重なお話をありがとうございました。私もゴールを見据え、目標に向かって突き進みたいと思います。

【インタビューを終えて】

約1時間半のインタビューを通して、稲生さんは自分をわかり尽くしていてるからこそここまで地道に頑張れているのだと強く感じた。ここまで追い込むと潰れてしまう、でもここはモチベーションが下がりそうだなと予想しておくことで、緩急をつけて自分のペースで何事も頑張り続けることができるのだろうと思った。「ゴールを見据える」「自分を理解する」このふたつがゴールへの近道なのではないだろうか。(永楽萌々)


RDS WWPRDS Web ライタープログラムの略称です。


取材・構成: 永楽萌々(国際地域学科1年)
編集: 久松佳彰(国際地域学部教員)

WWP