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〔海外ボランティアだより〕オーストラリア・シドニーの幼稚園でボランティアをしました

English (TOYO Global RDS)

オーストラリア・シドニーの幼稚園でボランティアをしました

内間美結さん(国際地域学科 3年)


ボランティアだより「将来子供の成長に関わる仕事がしたい」
そんな思いから、2015年2月から3週間、CIEEのプログラムを通じてシドニーでホームステイをしながら幼稚園で働きました。

母が保育士である影響からか、私は小学生の時から子供と関わる仕事がしたいと思っていました。そして昨春やっとその機会を得たことで私の胸は期待に高まっていました。

日本ではボランティアとして幼稚園で働けるような機会はあまりありませんが、オーストラリアでは積極的に国内外からボランティアを受け入れています。そこには異文化交流の意図も含まれていて、私も「Culture Day」の日に日本の折り紙を園児に教えたりしました。
職員も移民が多く、エジプト人、トルコ人、アラブ人など国際色豊かでした。園児も同様に人種が幅広く白人から黒人、アジア系、中東系、アボリジニなど様々な民族が混ざり合っていました。
やはり小さいころから異文化に触れそれを個性として受け入れることは、偏見をなくす絶好の環境だと痛感しました。園児たちは見た目を気にすることなく個人として一人一人と接していました。そこには肌の色も宗教も飛び越えて交流する子供たちがいました。この多様性というものがオーストラリアにきて一番に感じた日本との違いであり感心した点でした。

私を受け入れてくれた幼稚園は乳児から5歳くらいまで30人ほどの子供を預かっており、日本の一般的な幼稚園に比べると小規模でした。

ボランティアとしての私の仕事は他のスタッフとあまり変わらないものでした。
まず朝出勤すると、モーニングティーという午前中のおやつの時間に園児に配膳し食べさせます。その後外で遊ぶ園児を怪我をしないように見守り、ケンカが起きればすぐに仲裁入るなど、外でも園児を注意深く観察することが求められました。
その後は教室での学習時間になります。学習といっても工作したりアルファベットを色々な道具を使って描いたりするような時間で、私は園児のサポートをしました。
お昼にはまたランチの配膳と、彼らがきれいにプレートを食べきれるように手助けをします。この時誰がどれだけ食べたかをメモしチェックをつけることも必要です。保護者が子供を迎えに来た時に伝えるためです。ここではそうした子供の日常生活を細かく記録していました。毎日子供たちのお昼寝の時間になると、先生たちは日誌をつけます。それも写真付きで園児のセリフや行動も事細かに記されています。先生たちはこの作業が一番大変だと言っていました。そのため私も毎日カメラマンとして園児のことを写真に収めていました。
お昼寝が終わるとおやつを食べ、その後は保護者が迎えに来るまで外で園児を遊ばせます。そして子供たちが外で遊んでいる間に部屋の掃除や食器を洗うなど園内を整頓しきれいに明日を迎えられるようにします。

これが大まかな一日の流れでしたが、時には消防訓練で本物の消防士が来たり、異文化交流週間で各国の文化紹介をする日などもあり、子供たちは常に新しい経験を得られるようにプログラミングされていました。

幼稚園でボランティアとして働いて、想像以上に体力がいるということを体感しました。一人でも先生の指示を聞いていない子がいればそばに行って話を聞くように促したり、ご飯を食べたくないと駄々をこねる子には辛抱強く食べさせたり、外へ行けば遊びに付き合い園内を駆け回ったり、抱っこにおんぶと、家路に着いた時にはもう毎日へとへとでした。これをフルタイムの週5日間で働いている先生たちはより疲労が溜まっているだろうにいつも笑顔で子供たちに接していて、とても頭の下がる思いでした。

3週間という長いようで短い幼稚園での経験は、とてもやりがいに満ちたものでした。何より子供が大好きな私にとってこの上ない貴重な日々となりました。
毎日子供たちと遊び疲れ、1週間が長く感じることもありました。けれど何よりも子供たちの笑顔が見られることが日々のエネルギー源になっていました。初めの頃、何を聞いてもうなずくことしかなかった男の子に、毎日辛抱強く話しかけ接すると次第に彼からも話してくれるようになり、いつしか私に笑顔を向けてくれるようになったことは今でも忘れられない思い出です。
毎日が変化の連続で、子供たちの成長を感じることのできる場所でした。

私はまだ大学生で、社会で働くということがどういうことなのかあまり想像できていませんでした。社会で働く人に対しなぜ毎日同じ仕事を何十年もできるのか疑問に思っていました。しかしこのボランティアを通じて経験したような些細な喜びや成長など日々の小さな変化が、その仕事にやりがいや面白さを与えているかもしれないと思いました。シドニーでの3週間はそんな働くことや自分の将来を見つめ直すとてもいい機会になりました。これからも自分の夢に向かって前進していきたいと思います。

ボランティアだよりボランティアだより

国際地域学部 国際地域学科3年 内間美結
(ボランティア期間:2015年2月23日~3月13日 オーストラリア・幼稚園ボランティア)


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