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〔留学だより〕カナダ・クワントレンポリテクニック大学

English (TOYO Global RDS)

クワントレンポリテクニック大学(カナダ)に留学中

山下美音さん(国際地域学科3年)

多国籍都市、ブリティッシュ・コロンビア

私は大学3年の8月末から、カナダのブリティッシュ・コロンビア州にあるクワントレンポリテクニック大学(以下KPU)に留学しています。大学自体はサレーとリッチモンドにあるのですが、公共交通機関を利用してバンクーバーにも1時間ほどで行くことができ、大変便利な場所です。

バンクーバーの魅力は何といっても日本とはとことんかけ離れた多国籍文化で、ここでは本当に様々な人に出会うことが出来ます。アジア人もたくさんいるので、アジア人だからと言ってどうということはありません。私は日本人だ、中国人だ、カナダ人だ、アメリカ人だ、というより、「私は私」というスタンスの人が多いように感じ、とても住みやすい環境です。私が住んでいるサレーは郊外なのですが、スカイトレインなどを利用しバンクーバーに行くことができます。私は土日にダウンタウンに出て、友人とランチやショッピングを楽しんでいます。バスも町中を走っており、とても便利です。また、たくさんの人種が混在しているバンクーバーらしく、いろいろな国の料理を楽しむことができるのも魅力です。私はこちらに来てギリシャ料理にはまってしまい、よくお気に入りのレストランへ足を運んでいます。またアジア系のスーパーもあり、食生活も日本にいたころと同じように暮らすことができます。一方で、ギャスタウンなどこれぞカナダというような観光名所も多々あり、長期滞在しても飽きることのない魅力にあふれた街です。

クワントレンポリテクニック大学(カナダ)に留学中 クワントレンポリテクニック大学(カナダ)に留学中

カナダに到着してからすぐの頃はトラブルだらけの毎日でした。日本で行った履修登録が上手く反映されず、最初の1週間は毎日KPUの国際センターに通い交渉をしなくてはならず、来て早々英語での交渉に四苦八苦し、前途多難なスタートを迎えました。東洋とKPUが提携を結んでまだ日も浅いため、日本で聞いていたことと条件が違うなんてことはざらで、KPU側からはそれもよくあることとして流されてしまいそうになることもありました。日本人はふた言目には「すみません」と謝る文化がありますが、カナダ人は全く違い、まず謝りません。このことで最初のカルチャーショックを受けました。しかし、このような経験を乗り越えた今、だいぶ免疫がついたのか多少のトラブルは落ち着いて対応できるようになりました。また、自分の意見を相手に伝える大切さも学びました。日本では相手の気持ちを雰囲気で理解するようなところがありますが、こちらでは自分から意志を伝え、動かなければ何も始まらないのです。

カナダでの生活

KPUには学生寮がありません。みんな一人暮らしやホームステイ、実家から通っており、私はホームステイをしています。寮で生活するほうが友人ができやすいなどといったメリットはあるかと思いますが、実際にカナダでの生活を知ることができるのは、やはりホームステイだと思います。サンクスギビングにはホストファミリーの家族とディナーを囲み、カナディアンの生活を肌で感じることが出来ました。また、途中から自炊をするようになりました。今までずっと実家で暮らしてきた私にとって、これも大きな変化でした。自ら食料を調達することになり、物価の違いや食生活の違いを知ることが出来ました。時々寮がある大学を羨ましく思うこともありますが、その分大学の外の人との交流も生まれました。
クワントレンポリテクニック大学(カナダ)に留学中現在日加センターという語学学校で日本語を教えるボランティアをしているのですが、その活動でもカナダと日本の文化の違いを理解したり、新たな友人作りにも役立っています。先ほど述べたように、寮での生活のようなルームメイトがいるわけではないので、友人作りは積極性が問われます。私は来てすぐに行われたオリエンテーションで知りあった他の交換留学生と秋学期にいろいろな観光地を回りました。彼女たちは留学生で、私より流暢に英語を話しますが、ネイティブイングリッシュスピーカーではありませんでした。秋学期はそれでも充分英語を話すいい機会となったのですが、彼女たちが母国に帰国していったのをきっかけに、春学期からはネイティブスピーカーの人と会話するのを心がけています。自分から積極的に声をかけ、友人の輪を広げていくなどしています。1回知り合えば、フレンドリーな人ばかりなのですぐ仲良くなれます。また最初のうちは、自分の英語は伝わらないのではないか、発音がおかしく笑われてしまうのではないかと英語を人前で話すことに大変抵抗を感じ、なかなか話し出せずにいましたが、回数を重ねていくうちにそんなことを気にするのは勿体ない、せっかく留学という貴重なチャンスを得たのだから、そのチャンスをつかまなくては、という思いに変わり、少しずつ自分から話せるようになっていきました。

 KPUでの授業

KPUでの授業内容ですが、私の場合、最初のセメスターはELSTという語学の授業を履修しました。アカデミックのレポートの書き方、参考文献の引用の仕方など、正規課程履修時に備えた内容の授業で、大変ためになりました。カナディアンアクセントは大変聞き取りやすく、この授業でネイティブスピーカーの話すスピードについていく耳を養うことが出来ました。ELSTを終え、今学期から正規課程を履修しています。ビジネスとアカウンティングと中国語を履修しているのですが、ELSTとは打って変わって大変難しく、ついていくのも大変です。KPUの学生は大半がノン・ネイティブスピーカーなので、先生方は留学生だからと言って配慮をしてくれるなどということはありません。多国籍文化の厳しい面を垣間見ました。

冬休みを利用してのアメリカ旅行

クワントレンポリテクニック大学(カナダ)に留学中

KPUの冬休みは比較的短く3週間程度でした。せっかくのお休みなので、友人とアメリカのネバダ州、アリゾナ州、カリフォルニア州をめぐる旅をしてきました。中国人の友人が中華系の旅行会社を手配してくれ、私とフランス人の友人以外が皆中国人というメンバーでのアメリカ南下ツアーでした。様々な観光地へ行きましたが、一番の思い出は、やはりグランドキャニオンです。あの自然が作り出した壮大な景色は今までの人生で見たことも想像したこともないもので、ただただ感動しました。旅行中に友人との間で文化の違いからお互いに戸惑うこともありましたが、全体を通して大変有意義な旅となりました。

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おわりに

クワントレンポリテクニック大学(カナダ)に留学中留学して6ヶ月が経過しました。ここには書ききれないほどの色々な出来事がありました。日々様々な感情が入り混じり、このままでいいのだろうか、自分には何ができるのだろうと歯がゆくなることもしばしばですが、落ち着いて毎日を充実させ、楽しんで過ごしたいです。また、今でも言語の壁は日々感じています。これは人と親しくなり会話の内容が深くなればなるほど痛感しています。しかし、すべては経験であり、日本にいたらこのような経験も出来ないのだと思い、自分が今いかに貴重な経験をしているのかを再認識して悪いこともマイナスに捉えずポジティブに考えるようにしています。留学生活も残りわずかですが、実り多いものにしていきたいと思っています。

 
国際地域学科3年 山下美音
(留学期間:2014年8月~2015年5月 クワントレンポリテクニック大学)



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