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〔留学だより〕アメリカ・ヘンドリックス・カレッジ

English (TOYO Global RDS)

ヘンドリックス・カレッジ(アメリカ)に留学中

成田篤史さん(国際地域学科3年)

(過去の記事)グローバル・リーダー奨学金をとって


アメリカのアーカンソー州にあるヘンドリックス・カレッジに留学している成田篤史です。
アーカンソー州ってどこにあるか知っていますか?それ以前に、アーカンソーという地名を聞いたことはありますか? 簡単に説明するとアーカンソーは、アメリカの大都市(ニューヨーク、ロサンゼルス、シカゴなど)と比べるとだいぶ「田舎」にある州です。

私の通っているヘンドリックス・カレッジはアーカンソー州のコンウェイというところにあります。
ヘンドリックスは生徒数が約1400人で、東洋大学より規模が小さいです。日本人の学生は私一人だけです。1・2年生と交換留学生は基本的にキャンパス内にある寮で生活します。授業開始の10分前に起床しても遅刻しませんし、服装も上下スウェットで過ごしても浮かないといういかにもアメリカの大学生という生活が送れます。

キャンパスの建物は赤レンガ調のものが多く、州の重要文化財に指定されているものもあります。芝生や木々も綺麗に整備され、リスがたくさん生息しており、東洋大学とはキャンパスの雰囲気が全く違います。

ヘンドリックス・カレッジに留学中4 ヘンドリックス・カレッジに留学中1

学校の授業は、アカデミックな授業を4つまで履修でき、その他自由に体育の授業も履修できます。
授業形式はディスカッションが中心で、予習してくることが大前提になります。第一セメスターはリーディングの予習を消化するのに必死で、授業で自分の意見を述べることができず非常に悔しい思いをしました。また、他の学生の発言が聴き取れないことがあり、ディスカッションにうまく入れないこともありました。
とにかく分からないことがあったら教授や友達に質問して理解するということを徹底したので、最後はなんとか自分の納得いく成績は残せましたが、第二セメスターにむけて課題が多く残ったと感じました。

学校以外の生活では、授業が終わってから友達とジムに行って運動して気分転換したり、ルームメイトとバドミントンをしたり、他の留学生の友達とサッカーをしたりすることが多かったです。
ハロウィンにはヘンドリックスに来ている交換留学生みんなとニューオーリンズへ行きました。ハロウィンの夜に人生で初めて仮装して街を歩いたのはいい思い出になりました。

また、毎週金曜日の夕方にJapanese Culture Clubというものを開催して、日本の文化や日本語を、日本に興味を持っている学生に教えました。最初は人が来なかったらどうしようかと不安に思っていましたが、予想以上に多くの学生が来てくれ、やりがいのある活動になりました。

冬休みには、東海岸の都市(ボストン・ニューヨーク・ワシントンDCなど)を旅行しました。

ここまで振り返ってみると、留学では大変なこともあるけれど、その分楽しい思い出や経験ができているなと感じます。
長期留学を通して得られるものは人それぞれあると思います。多くの人が、留学によって得られるものとして「語学力」を挙げますが、語学力は人によって目指しているレベルが違うので、語学力にとらわれすぎるのはよくないと感じます。私も留学前は、学問を深めてきたいという思いがありましたが、語学力も上げてきたいと思っていました。けれど実際に留学してみると、語学以外の部分で得られるものの方が大きいことに気づきました。

私の場合は特に二つあります。

一つは、精神的な成長です。留学は精神的な成長を促してくれます。
たとえば留学が始まったばかりの頃は、アメリカの食事と自分の環境に対して不満に思うことが多かったです。アメリカの料理は自分に合わないとよく不満に思っていました。
でも、旅行中に外食続きになったり、寮で自炊を経験してみて、カフェテリアに行けば簡単にご飯を食べられるのはありがたいことなのだと気づきました。しかも、第一セメスター中は一度も体調を崩さず健康だったので、少なくともしっかり栄養のあるものをバランスよく食べられていたのだと気づきました。

また、「田舎」という言葉もしょっちゅう口にして、自分の環境を不満に感じていました。コンウェイは東京や東海岸の都市と比べるとずっと田舎で不便です。
でも一学期間生活して、逆にその良さがわかってきました。田舎である分、自分のできることやるべきことに集中できるのです。図書館も24時間開いていて、ジムも利用できて、食堂もしっかりしています。教授の研究室に質問に行きやすく、ヘンドリックス・カレッジは勉強するための環境が整っているのです。

こういう考え方は第一セメスター始まったばかりの8・9・10月頃にはできませんでしたし、日本にいてもできていなかっただろうと感じます。
環境に感謝すれば、自然と不平・不満も出てこなくなって自分に言い訳もできなくなりますよね。こうしてプラスにものごとを考えられるようになったのは留学で成長したことだと感じます。

ヘンドリックス・カレッジに留学中3 ヘンドリックス・カレッジに留学中2

二つ目は、友達です。日本以外の国で友達を得られるのは幸せなことだと気づきました。
日本にいても外国人の友達は作れると考える人もいると思います。確かにそうだと思います。東洋大学にはECZ(English Community Zone)や、それ以外にも他の国から来た学生と知り合う機会が多くあります。しかし私の場合は、日本にいたときはなかなか積極的になれずにそのような機会を活用できませんでした。
ヘンドリックス・カレッジに来ると、それこそ知っている人は誰もいない状況でした。さらに、日本人は私しかいないので、必然的に自分から積極的に英語で話かけて友達を作っていかなければなりませんでした。日本の友達も大切ですが、そういう状況で仲良くなった友達は大切にすると思います。

現地の学生はもちろん、他の国からきた留学生とも知り合えます。ヘンドリックス・カレッジにはイギリス・ドイツ・フランスなどの欧州、中国・韓国・ベトナムなどのアジア、ルワンダ・ジンバブエなどのアフリカと、様々な国と地域から留学生が来ています。
私の一番仲のいい友人はルワンダからの留学生です。彼は大きな期待と責任を背負って留学に臨んでおり、彼の勉強に打ち込む姿勢には見習うべきところがあります。ヘンドリックス・カレッジに来ていなかったら、彼には出会えていなかったろうし、日本でアフリカ出身の学生と知り合える機会はなかなかないのではないかと思います。そう思うと、留学して良かったと心から思えます。

人によって、留学して得られるものは違うと思います。
少なくとも、日本以外の国で一学期もしくは二学期分過ごして、真剣に勉強してしっかり単位とって帰ってくることはそれだけで、自分に自信を与えてくれると思います。また、日本にいたときには有り得ない光景や出来事、もしくはトラブルに見舞われることもあると思います。逆に、日本にいたときにはできない楽しい出来事や、いい出会いもあると思います。
そういうことが経験できるのが留学の良さなのではないでしょうか。

もし今留学に向けて本気で努力している人がいたら、ぜひともその努力を留学に発つ日まで続けてもらいたいです。必ずその努力に見合った経験や出会いが待っていると思います。
今留学に行こうかと迷っている人も、ぜひとも留学に挑戦してほしいです。留学が必ず自分を成長させてくれると思います。


国際地域学科3年 成田篤史
(留学期間:2014年8月 ~2015年5月 ヘンドリックス・カレッジ)


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