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〔インターンシップだより〕国連ユースボランティア@フィジー共和国

English (TOYO Global RDS)

〔国際地域学部〕学生による長期インターンシップ

小川千春さん(国際地域学科 3年)

国連ユースボランティア@フィジー共和国

現在私は、「UN Youth Volunteer(国連学生インターン)」として9月からUNV Field Unit Fiji Multi Country Office (Fiji MCO) へ派遣されています。
Fiji MCOはフィジーの首都スバにオフィスを構え、太平洋諸国10か国(フィジー、ミクロネシア、キリバス、マーシャル諸島、ソロモン諸島、トンガ、ツバル、バヌアツ)のUN Volunteersのコーディネートに加え、2015年のMDGs(Millennium Development Goals)達成を目標に活動しています。

私の主な業務は、広報やデータ管理です。具体的には、MDGsとPost 2015 Development Agendaに関するブックレットの作成や12月5日のInternational Volunteer Dayのサポート、UN Volunteersのデータベースの作成などです。これらのように規模の大きな業務以外にも、上司に頼まれた調べものやUNV Driveのファイル整理、UNICEFへ行ってサインをもらってくるなどと、ささいな仕事もたくさん行っています。

英文メール作成の苦労から始まった初めての業務

私がこちらに来て初めての仕事が、先述したMDGsとPost 2015に関するブックレットの作成でした。これは、太平洋諸国各国に派遣されているUN Volunteersにそれぞれが行っているプロジェクトについて記事を書いてもらい、Fiji MCOがそれを添削・編集・発行するという業務です。

私は記事の進行状況のチェックを行い、提出が遅れている人に催促メールを送るよう頼まれました。ですが日本語の催促メールでさえ書いたことのない私にとって、いきなり英語で失礼のない催促メールを作るのは難しいことでした。日本から持ってきた英文メール作成の本と辞書を片手に、30分以上かけてやっと1通完成し、上司にチェックしてもらってから送りました。
始めはこんなレベルだった私も、たくさんの英文メールのやり取りを行い、上司の書いたメールを読むうちに、今では短時間で作成できるようになりました。

苦労したのはメール作成だけではありませんでした。
こちらに送られてきた記事の添削に私も関わらせてもらえることになり、それぞれが書いたA4で3ページ分くらいの記事を添削していきます。ですがつい先月まで添削されていた側の私が、プロフェッショナルに活躍しているUN Volunteersの記事を添削するということには、大きなプレッシャーを感じました。
上司には「あなたのフレッシュな視点がほしい。これらの視点から記事を読んでみて、足りないものを探してみて。」と言われ、必要な要素がリストアップされた用紙をもらいました。
限られた時間の中で、私にできる最大限で1つの記事にコメントを追加し、上司に提出した後は、上司もコメントを追加し、最後に2人でディスカッションをします。回を重ねるごとに、上司から“Good suggestion!”と言われる回数も増え、大変ではありながらも充実した仕事を行うことができました。

上司とのディスカッションの様子
上司とのディスカッションの様子

私たちが添削した記事を、UNV Online Volunteering Service (UNやNGOなどの機関がオンラインボランティアに登録した人たちへ求人を出し、登録者がそれに応募するシステム)で募集したネイティブのエディターにさらに編集を依頼し、ブックレットに載せる写真の収集も行い、すべてのデータをUNV Headquarter へ提出し終えて、現在は発行が許可されるのを待っているところです。残念ながら12月5日のInternational Volunteer Dayの配布には間に合いませんでしたが、初めてで、かつ深く関わらせてもらった仕事であり、これが今回の派遣の1番のメイン業務なので、完成が待ち遠しいです。

International Volunteer Day 2013

2013年12月5日はInternational Volunteer Day 2013 (IVD)でした。各国のUN Volunteersがこの日様々なイベントを開催しました。
フィジーでは、UNVやJICA、FCOSS、Projects Abroad、Australian Volunteer Internationalなどフィジーに拠点を置くボランティアグループ、National Volunteer Steering Committee (NVSC)でIVD Fijiのイベントを企画運営しました。

私はミーティングへの出席、NVSCのFacebook Pageの開設、当日発行するVolunteer MagazineのUNV原稿の執筆などに携わりました。FBページの開設では、規約作りやデザインなど、パーソナルではない「ビジネス」のFBページを作成する良い勉強になりました。

IVDに私たちが企画したのはHealth WalkとAwards Nightです。
まずは昼にスバの公園へ各ボランティア関係者やその家族たちなどが集まり、Health Walkが開催されました。歩く前にみんなでズンバをして準備体操を行い、その後スバ湾沿いに一斉に歩き出しました。正直距離はたいしたことはないのですが、体格のいいフィジー人にはハードな距離だったようです。

チームUN
チームUN

夜にホテルでもう一つの企画、Awards Nightが行われました。これは、International、National、Youth、Youth plusの4部門で事前に候補者を募集・受賞者の選出をし、表彰するというものでした。受賞者は集まった候補者の中でも著しい成果を上げた方々が選ばれ、賞金と賞状、盾が贈られました。
ここでは、私も原稿作りに携わったVolunteer Magazineの配布も行われました。

Volunteer MagazineとNVSCのメンバー
Volunteer MagazineとNVSCのメンバー

派遣前半は、ブックレットの作成とIVDが主な仕事でした。丁寧に教えてくれる上司たちや気のいい同僚たちに恵まれ、大変ではありながらも毎日楽しく仕事をすることができました。派遣されてもうすぐ4か月になります。次はPacific Newsletterの発行に携わる予定です。

スバは太平洋のNEW YORK?-業務以外の生活-

業務のことをたくさん書きましたが、それ以外の生活も充実しています。

UNDPのオフィスでは、人の入れ替わりが激しいため、頻繁にFarewell Partyが行われます。一度も話したことがないスタッフのFarewellに参加することもしばしば。私の上司も12月初旬に任期が終了し、私たちUNVでFarewell Partyを企画しました。私はそこでムービーを作成し上映したのですが、評判がよく嬉しかったです。
Farewellだけでなく、UNDPのスタッフは皆イベントが大好きで、クリスマスはもちろん、毎月スタッフの誕生日パーティーを開き、毎週水曜日はFruits Dayといってみんなでフルーツを食べながら情報を共有します。さらにWorld AIDS Dayの際は赤い服の着用が奨められるなど服をそろえることも多く、UNDPのTシャツなどもスタッフが率先して作っています。

休日はマーケットやショッピングモールへ行くことが多いです。
スバにはフィジー最大のマーケットと、いくつかの大型ショッピングセンター、大きな映画館も2つあります。マーケットは見て歩くだけで楽しく、ショッピングセンターではなんでも揃い、皆が教会へ行く日曜日も開いています。UNDPが入っているオフィスも8階建てのきれいなビルで、他のビルなどもきれいで衛生面もしっかりしています。これらのことから、他の太平洋諸国へ出張してきたスタッフは、「スバは太平洋のNEW YORKだよ!」と言っています。
確かに他の街や国に比べたら都会的なスバですが、ほとんどのお店は5時に閉まってしまうため、仕事帰りにちょっと買い物、と思っても閉店していてがっかり、というようなことも良くあります。フィジーの人々の商売気のないのんびりとした国民性が感じられます。

マーケットの様子
マーケットの様子。ダロイモやカラフルな野菜が売られています。

また、スバでは月に1、2回「ROC Market」というものが開催され、古着から石鹸、工芸品などのお店を個人が出店しています。私はUNVの日本人スタッフの方と一緒に11月と12月、ナンディの女性グループが作ったバッグを販売しました。12月の販売では、サークル時代にフェアトレード商品のポップを作成した経験を活かし、値札を作りました。

販売したパッチワークのバッグ
販売したバッグ。丁寧にパッチワークされています。

最後にフィジーの食に関してですが、フィジー料理・インド料理・中華料理の3つがあります。美味しいのですが、どこへ行っても同じ料理しかなく油の多い料理が多いため、飽きてしまいます。スバに1件ある日本食レストラン「大黒」は、少し割高ですが日本食が食べたい時の駆け込み寺です。
お昼はUNVの上司やスタッフと食べることが多く、オフィスの近くにあるフードコートで食べます。お気に入りはインドカレー屋さんのオクラカレーとロティです。ここでは大黒が手巻きずしのパックを売っているので、それもよく食べます。

こちらへ来て早4か月が経とうとしています。もう2/3が終わってしまったのかと振り返ってみると、毎日新しい発見も多く、充実した日々を送っていたように思います。残り約2か月間、精一杯やって帰国したいと思います。


国際地域学部 国際地域学科3年 小川千春
(インターンシップ期間:2013年9月~2014年3月 UNV Field Unit Fiji Multi Country Office)

【在学生ロングインタビュー】国連ユースボランティアに参加しました

2013年度 国連ユースボランティア@フィジー共和国 ビデオレター 

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