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〔インターンシップだより〕国連ユースボランティア@ウガンダ共和国

English (TOYO Global RDS)

〔国際地域学部〕学生による長期インターンシップ

畔上 拓也さん (国際地域学科 4年)

国連ユースボランティアが得た内面的外面的スキル

インターンシップだより

こんにちは。東洋大学国際地域学部国際地域学科4年の畔上拓也です。2016年10月より国連ユースボランティアとしてウガンダの国連ボランティア計画(UNV Uganda)で広報担当(Communication and Advocacy Officer)をしています。さて突然ですが質問させてください。あなたにとってボランティアリズムとはなんでしょうか?この記事を読みながらぜひ考えてみてください。

私はここウガンダの国連ボランティア計画のオフィスで国連ユースボランティアとして働いています。上司は二人いて、Programme Officerがタンザニア人で、Programme Assistantがウガンダ人です。UNVのユニットは上司と私の三人で働いていますが、UNDPのオフィス全体は約60名規模で多くのユニットが同じ建物で連携し合っています。スタッフの国籍は、9割がウガンダ人でその他が他のアフリカ諸国を含めた他国籍のスタッフです。

インターンシップだより
(Programme Assistantと私)

ボランティアと聞くと、無給で社会貢献のイメージがある方も少なくないのではないでしょうか。しかし、国連ボランティアはボランティア手当(Volunteer Allowance)という項目の経済的支援をうけます(つまり、「お小遣い」です)。国連ボランティアは多分野でスキルや経験を持ち合わせたプロフェッショナルな方々です。彼らは本来もらえる給料(一般的に同じ業務を正規職員として行う場合)が減ることを惜しまず、ボランティア精神のもと、世界から貧困をなくすため、社会に貢献しています。私はそのような方々と違ってまだ学部生です。一般的な国連ボランティアとは違い、スキルも経験も未熟な国連ユースボランティアとして5カ月間働いています。周りのスタッフと比べると”できること”が限られるため、その中で自分の存在価値を訴えるのは挑戦でしたが、同時にやりがいでもありました。

仕事は、UNVの広報担当をしています。UNV UgandaのFacebookやTwitter, WEBサイトの管理はもちろん、ボランティア啓発活動をビデオ制作、チラシ作りを通して行っています。さらに、ウガンダの国連組織で働く広報担当で構成されたチーム(UN Communication Group)の一員として、掲示物の発行、広報戦略などのプロセスにも携わっています。つまり、経験は少なくスキルも未熟であるにもかかわらず、私もまたひとりの国連スタッフとして働いています。仕事は業務指示書(DOA)に基づいて行われています。内容は、what(目的)が明確ですが、how(手法)についてはふれられていません。
一番メインとなる業務目的は、UNV Ugandaを視覚化することとボランティア啓発ですが、派遣後はじめの頃はあまりに業務目的が抽象的すぎてどの手法で遂行できるかを考えるのに非常に苦労しました。つまりhowです。何が自分にできるのかそのことをブレインストーミングするだけで一日が終わることもありました。
しかし、業務上ソーシャルメディアを管理していると、ほぼ毎日、“How can I become a volunteer?”という質問が送られてくることに気がつきました。つまり、国連ボランティアになりたい人に向けた情報発信にニーズがあるのだと理解しました。それからは、週ベースでフライヤ-を作成し、国連ボランティアになる手順を紹介し、オンサイトだけでなくオンラインのボランティア紹介、そしてなにより国連ボランティア計画が促進しているボランティアリズムとは何か、そしてその鍵となる価値は何かなどを一枚紙にまとめて広報しました。すると、ソーシャルメディアのフォロワーやコメント数が増え、自分の業務に対して自己肯定感を高めることができました。
ボランティアリズムの価値となる、素直さ、奉仕、忍耐、連帯責任、多様性、介入、意志、促進などのスキルを自身が広報をするだけでなく、身を持って体得する良い経験となりました。UNV広報とボランティア促進の二本軸を通して、とてもクリエイティブシンキング力が高められたと思います。

インターンシップ
(Flyer Sample: Briefing Material)

仕事外においても、ボランティア促進を試み、地域のヘルスクラブチームへゴミ拾い活動を働きかけ、いまではクリーンアップキャンペーンが他のヘルスクラブも巻き込んだ日曜日の定例行事となっています。国連スタッフとしてのアドボカシーだけでなく、個人として草の根レベルでもボランティア啓発を行えたことが成果です。

インターンシップ
(Clean up の様子)

さて、冒頭の質問を覚えていますでしょうか?あなたにとってボランティアリズムとはなんでしょうか?私にとってのボランティアリズムは、自身のすこしの我慢(忍耐)で社会にプラスの価値を生み出すことです。国連ユースボランティアとして活動したこの経験は、精神的に私自身の器を広げ、4月から社会人として働くうえで大きな糧になると信じています。

ボランティア、つまりすこしだけ自分の”楽をしたい”気持ちにけじめをつけ、他人のため社会のために楽しく行動を起こしてみると、その先にいままで得たことのない価値観を得られるかもしれません。私はそう信じています。

 

国際地域学部 国際地域学科4年 畔上 拓也
インターンシップ期間:2016年10月~ 2017年2月
国連ユースボランティア ウガンダ共和国

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