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「ConnAction」活動報告会が開催されました

English (TOYO Global RDS)

2013年5月24日(金)および5月29日(水)の6時限、東洋大学白山キャンパス甫水会館4階にて「ConnAction活動報告会」が開催されました。

「ConnAction」とは、国際地域学部の小早川裕子講師が立ち上げたコミュニティ開発の研究団体で、現在、国際地域学部生12名が所属しています。主にフィリピンに研究の拠点を置き、都市部や地方の貧困問題について研究しています。

2013年の春休み期間中、小早川講師と学生4名がフィリピンのセブ市へ現地調査に赴きました。参加メンバーは、3年生の細貝朋央君、小林ななみさん、2年生の野部佑馬君、アメリカからの留学生であるマイケル・ターナー君です。
現地で学生たちは、都市部の墓地生活者、漁村の漁師、そして山間部の学校に通う子供たちという、それぞれ複雑な問題を抱えた地域で生活しながら、たくましくも明るく日々を過ごす人々の生活の様子を調査してきました。彼らはセブ市の公共墓地で生活する人々と1週間も墓地内にあるチャペルに住み込み、「Learning Journey」という自己啓発を促す活動に参加しました。

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今回の活動報告会は、学生たちが春休みの現地調査の成果を発表するものでした。

報告会は、3年生の北村真紀さんのオープニングで始まり、最初の報告者である小林ななみさんは、「Learning Journey」の体験談を発表しました。
小林さんは、墓地生活者のお母さんたちに日本人の社会起業家が協力し、カフェを経営するというプロジェクトに参加しました。墓地での生活しか知らないお母さんたちと日本人との共同経営は、思いも寄らないところで意見が分かれ問題が絶えません。しかし、そのような問題を両者がとことん話し合うことで解消している様子を目の当たりにし、小林さんは、このような活動にもっと深く携わり、形あることをするという具体的な目標を持てたと言っています。
 
野部佑馬君も、墓地生活者に関する報告をしました。野部君は、墓石を解体して墓地生活者の住宅を建てる事業に関心を持ったのです。住民組織を結成し、自分たちが住宅建設に携わることで建設費をセーブするNGOガワッドカリンガ(Gawad Kalinga)の手法に驚き、老若男女が共に建材をバケツリレーで運ぶのを手伝いながら、ボランティア精神と仲間と協働する楽しさを実感したようです。

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マイケル・ターナー君は、山間部の学校に片道8キロの通学路は2時間かけて通う子供たちの下校に同行したことで、決定的に意識が変わりました。上り下りの急な山道は、前夜の大雨により滑りやすく、何度か転んでしまいました。
マイケル君はこのように厳しい環境にあっても将来に夢や希望を持っている子供たちと触れ合い、強く感動しました。アメリカに帰ったら募金活動をして、友達になった3人の男の子たちが学校を卒業するまで、支援したいと熱く語りました。
細貝朋央君も、山間部の学校に通う子供たちが置かれている厳しい状況を報告しました。落ちこぼれが絶えない現状を寄宿舎建設によって解決を見出そうとする行政ですが、通学路の現状と子供の手を借りなくては成り立たない山村農業の厳しい生活を見てきた細貝君は、どうやら寄宿舎以外に解決方法があるのではないかと考えているようです。

報告会のまとめは、4年生の星建太朗君が行いました。

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今後ConnActionは、7月に神戸女学院大学で行われる第18回フィリピン研究会全国大会に参加し発表を行います。そして、9月上旬にはセブにて再び現地調査をする予定です。
 

活動報告会プログラム(発表者)
1. はじめに(北村真紀)
2. ジャーニーでの活動(小林ななみ)
3. 墓地生活者に関する調査(野部佑馬)
4. 山村の学校に通う子供たち(細貝朋央)
5. 体験から学んだこと(マイケル・ターナー)
6. まとめ(星建太朗)

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小早川裕子(国際地域学部国際地域学科 特任講師)