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【RDS WWP 取材レポート】2016 Pre-Study Abroad(PSA)を聴いて

English (TOYO Global RDS)

【RDS WWP 取材レポート】
2016 Pre-Study Abroad(PSA)を聴いて

2016年8月1日からLanguage Center主催の「Pre-Study Abroad(PSA)」講座が行われました。PSAとは交換留学や協定校語学留学に向かう学生に対して一週間に渡って行われる留学前最後のオリエンテーションであり、留学体験談や語学セミナーなどが行われます。今回私、小澤雅志(国際地域学部国際地域学科1年)が初日に行われた昨年度の交換留学生4名によるプレゼンテーション会と、その後のピザパーティーを取材してきました。

PSA今回の講座はLanguage Center長であるグライアム・ロブソン先生(国際地域学部国際地域学科 准教授)が華やかに司会をしてくれました。そして4名のプレゼンター、平井響さん(国際地域学部国際地域学科3年)、柿沼千晶さん(国際地域学部国際地域学科4年)、峯岸晃希さん(国際地域学部国際地域学科3年) 、岩下佑さん(国際地域学部国際観光学科4年)が1年間の留学を通して学んだこと、感じた事を発表してくれました。

最初にプレゼンテーションをしてくれたのは平井響さんです。彼女はイギリスのヨークセントジョン大学に留学しました。まず彼女が1年間住んでいたイギリス、ヨークについて話してくれました。ヨークはチョコレートが有名な場所でもあり、きれいな街で比較的安全な場所でもあります。イギリスの食べ物はだいたいポテトが入っているので驚いたと言っていました。

PSA次に日本とイギリスの大学の違いを話してくれました。彼女の一日は9時に起床、11時から講義があり、昼食の後一時帰宅してまた外出し図書館で勉強する日々を過ごしていました。日本は先生が学生に一方的に教える形が多いですが、ヨークセントジョン大学では講義とセミナーに分かれています。セミナーはプレゼンテーションやディスカッションをすることが多く、自分の意見が求められるそうです。先生は学生の意見には反論をせず、様々な意見が言えるような環境だったそうです。このように自ら積極的に参加することで、学習することの楽しさを感じたと言っていました。

大学には日本人が20人くらいいて、日本人は時に英語を学習する中で邪魔な存在になり得ますが、日本人と友達になることで課題など苦しい時にお互いに助けることができたので良かったと言っていました。

イギリスはヨーロッパに近いためイギリス国外にも簡単に行くことができ、ユニークな経験ができるそうです。日本では経験できないことを経験できて充実した1年間になったように見えました。

PSA次にプレゼンテーションをしてくれたのはイギリスのカーディフ大学に留学した柿沼千晶さんです。彼女は留学前や留学中にやったこと、やれば良かったことを中心に話してくれました。彼女は留学前にLEP(Language Exchange Partner)制度に参加したり、課外IELTS対策講座や学外の英会話学校にも通っていました。これらを通して学んだ英語はイギリスに行ってから非常に役に立ったそうです。

一方でこれはやっていたほうが良かったと思ったことがいくつかあるそうです。一つは自分の行く大学や町をよく調べておかなかったことです。調べておけばもっとスムーズにスタートが切れたはずと感じたそうです。また事前に講座などは受けて学習していたが、もっと英語を勉強しておけばよかったと感じているそうです。アカデミックライティングスキルやクリティカルシンキング力は留学中に必要とされるものなので、慣れてればもっと楽だったと話していました。

次に留学先に持っていったもの、持っていけば良かったものを話してくれました。持って行ったのは辞書とホッカイロでした。ホッカイロは海外で売っていないのと、冬は意外と寒いので持って行って良かったと言っていました。彼女がこのプレゼンテーションのなかで一番強調していたのはトイレットペーパーを必ず持って行ったほうがいいということです。ホームステイは例外だが、大学の寮には基本的な家具以外何もないのでそこは気を付けるべき点だということでした。

最後に留学の現実を語ってくれました。彼女が留学中に心から楽しめたのはたった20%で、残り80%は苦しかったと言っていました。何で苦しんでいたかというと、イギリス人は性格がシャイなため、まず友達作りに苦労したそうです。また留学先に日本人がたくさんいたので、日本語をできるだけ使わないように努力を要したそうです。苦しい留学生活でしたが、最終的には自分の経験になり、充実した留学だったということでした。

PSA次にプレゼンテーションをしたのは峯岸晃希さんです。彼はアイルランド、ダブリンシティ大学に留学しました。まずアイルランド人の性格について話してくれました。アイルランド人の英語はとても早くて理解するのに苦労するそうです。大学にはバーやパブがあるのでそこでお友達を作れることが多いそうです。人間はお酒に弱いですね!

次に彼の大学生活について話してくれました。いつも7時半に起床して、9時から11時と14時から16時まで講義でした。夜になると次の講義に向けて準備していました。予習の範囲が広く、書いてある言語が英語であるため予習をするのに相当時間がかかったそうです。ある日はテキスト50ページの予習があったそうです。実際にテキストを見せてくれて、その厚さに皆さん驚いていました。学期末に行われる試験も大変だそうで、1教科に2~3時間かかるテストだったそうです。またテストでなく学期末レポートのケースもありますが、2000から3000英単語の長さで参考文献なども含まないといけないそうです。卒業論文よりは大変ではないですが、普通のレポートとしては相当な量であると思います。

そして学業だけでなくJapanese Societyというサークルにも所属していました。そこでは自ら日本語教室を開催したりして受講生に生の日本語を教えていたそうです。日本語の語学に限らず日本の文化も教えていました。例えば日本にはバレンタインデーとホワイトデーがあることを教えました。他にも折り紙を教えたりするなどしました。

留学中に感じた難しさがいくつかあったそうで、一つがアイルランド人の独特なアクセントを聞き取ること、二つ目に予習復習に時間を要したこと、三つ目に他の学生とグループ活動するときに文化が合わなかったり、誰かが課題を進めなかったりなど協力することに苦労したそうです。最後にダブリンシティ大学にはたくさんの日本人留学生がいたので、いかに英語の環境に集中できるかということと戦っていたそうです。大学だけではなく大学外の活動にも力を入れ、様々な経験をして素晴らしい留学生活になったということでした。

PSA最後にプレゼンテーションをしてくれたのは岩下佑さんでした。彼はアメリカ、ケンタッキー州にあるリンゼイウィルソン大学に留学しました。彼は他の3名とは違いインターネットを使い、現地の友達と話しながら紹介してくれました。普通は留学前に英語力を上げようとすると、講座などを受けて英語資格試験で成績を残そうとする学生が多いですが、彼はフェイスブックを通してほかのユーザーとコミュニケーションをとったり、英語の本を読んだり、YouTubeにある英語の動画を視聴したりして英語を学んだそうです。試験にこだわらず身近に使っているツールで英語力を上げようとしたのかなと思います。試験勉強があまり好きでない人にはお勧めだと思います。

次に彼のアメリカでの学生生活を紹介してくれました。8時に起床し、9時から講義が始まり昼休みを挟んで午後2時過ぎまで講義があったそうです。日本の大学と比べると一日の始まりと終わりの時間が早く感じます。講義が終わると夕方過ぎまで自由時間で、友達と遊んだり、課題を終わらせたりしたそうです。
留学しているときにするべきことをいくつか教えてくれました。やはり恥ずかしがらずにたくさんの人と話すことが留学成功への道でもあるし、英語力向上にもつながるということです。特にアメリカ人は他国の人たちと比べて話すことが好きです。だからこそ話しまくることが大事だと感じたそうです。そして友達にイベントやアクティビティに誘われた時もできるだけ断らずに参加することが望ましいことも言っていました。

そのあと彼の友人と会話しながら、日本人留学生へのアドバイスを頂けました。一つは日本人は日本人どうしで一緒に過ごしすぎだということを指摘していました。そして日本人は自信がなさすぎで控えめな性格がもったいないと言っていました。佑さんに限らず、彼の友人からも貴重なアドバイスがもらえて貴重なプレゼンテーションになりました。

PSA4名のプレゼンテーションの後、国際教育センターのアンドリュー・ハッカースミス先生がレクチャーしてくれました。留学に行く前に自分自身で達成したいことを3つ挙げてみようということで、目標を明確にすることが目的でした。そのなかでほとんどの学生が挙げた目標は、英語力の向上と現地で友達を作ることでした。1時間という時間が限られたレクチャーでしたが、これから留学する学生は決意を新たにしたように見えました。

そのあとは皆さんが楽しみにしていたピザパーティーが行われました。そこではこれから留学する学生がプレゼンテーションを聞いて疑問に思ったことを聞いていました。

今回の参加者に感想を聞いてみました。ある学生はインターネットで調べるよりも、実際に留学に行った人から話を聞いたほうがためになったと言っていました。またPSAでプレゼンテーションをしてくれた方に実際にプレゼンテーションをしてどうですかと聞いたところ、話していて気持ちが良かったと言っていました。これでPSA5日間のうち1日目が終わりました。

私も高校時代に留学していたので、今回の留学体験談は共感できることがたくさんありました。また彼らから新たに学ぶことも多かったと思います。特に現地の学校に日本人がたくさんいる状況があるのは共感しました。4人のプレゼンターの日本人との関わり方がそれぞれ違うので学ぶ点が多かったです。私に限らずこれから留学する2、3年生もたくさんのことを学んだと思います。これから留学する皆さん頑張ってください!

PSA

RDS WWPRDS Web ライタープログラムの略称です。

取材・構成: 小澤雅志(国際地域学科1年)
編集: 久松佳彰(国際地域学部教員)