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竹村牧男学長が『〈宗教〉の核心 西田幾多郎と鈴木大拙に学ぶ』を刊行

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新刊のご案内

『〈宗教〉の核心 西田幾多郎と鈴木大拙に学ぶ』
刊行日: 2012年10月
仕様: 四六版259頁
定価: 2600円+税
発行所: 春秋社

このほど、竹村牧男学長は、『〈宗教〉の核心 西田幾多郎と鈴木大拙に学ぶ』を春秋社から刊行した。これは、副題からもうかがえるように、西田幾多郎(寸心)と鈴木大拙の宗教哲学について紹介するもので、竹村学長がこれまで行った両者についての講演の筆録を集め編集したものとなっている。

目次

序 章 寸心と大拙の心の交流について
第一章 鈴木大拙の宗教思想

  • 第一節 禅と浄土―大拙の仏教観に学ぶ
  • 第二節 大拙の「自由」論

第二章 西田幾多郎の宗教哲学

  • 第一節 寸心の真宗
  • 第二節 寸心の禅思想―逆対応即平常底の宗教哲学

第三章 仏教から西田哲学へ
付 章 私の師・秋月龍珉の宗教思想について

西田幾多郎は若い時代に禅に傾倒するが、その根本には真宗があり、また、西洋哲学のみならずキリスト教思想も深く学んで、最晩年には「禅と浄土とキリスト教」を貫通する宗教的実存の真理を究明した。一方、鈴木大拙は禅の修行を経て大谷大学に赴任、法然-親鸞の浄土教をも深く学んで、禅と真宗に通底する日本人の宗教意識=「日本的霊性」について論究した。本書には、西田幾多郎と鈴木大拙が共通に見ている自己と絶対者の関係の構造や、自由な主体による他者にかかわる行為の重要性などが、わかりやすく解説されている。

 
さらに両者の思想において、他者の自由を尊重することにおいてこそ自己の真の自由を実現しうることが、共通に説かれていることを指摘して、そこに「共生」の原理を摸索している。
西田幾多郎は、井上円了の『哲学一夕話』に深く影響されたという。西田と大拙のそれらの思想は、本書のなかに特に著者による言及があるわけではないが、円了の「活動主義」の立場に帰着した思想的営みの、さらなる展開と見ることもできるであろう。

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