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平成26年度 哲学堂祭を挙行

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2014(平成26)年11月1日(土)10時00分より、東京都中野区の哲学堂公園において平成26年度哲学堂祭を挙行しました。

哲学堂祭

「哲学堂祭」とは哲学の普及を願った本学の創立者井上円了の遺志により、毎年11月の第1土曜日に東京都中野区の哲学堂公園において挙行されます。11月1日の開催となった今年は、大学関係者や一般の方々など約100名が出席しました。

午前10時、哲学堂公園に隣接する蓮華寺で行われた円了の墓参後、哲学堂公園にある四聖堂に移り哲学堂祭がとり行われました。
冒頭に理事長福川伸次の挨拶、続いて円了の孫にあたる井上民雄氏による遺文の朗読、学長竹村牧男による「南無絶対無限尊」の三唱が行われました。

哲学堂祭

四聖堂には、円了が哲学の「四聖」と崇めた孔子、釈迦、ソクラテス、カントが祀られています。この四聖を毎年順番に取り上げ、同じく哲学堂公園内にある宇宙館において記念講演が行われます。今年度は「カント」をテーマとして、ドイツから来日している井上円了研究センター客員研究員のライナ・シュルツァ氏が「カントの大学論」というテーマで講演を行いました。

イマヌエル・カントは啓蒙時代を代表するドイツの哲学者で、人間の認識に対して独自の見解を述べ、近代哲学に最も影響を与えた人物とされています。
シュルツァ氏によると、伝統的な学部構造は政府が主要とする神・医・法学部の上位3学部と下位の学芸学部に分かれていました。しかし、カントは「大学の自治のためには、政府の命令から独立的である、全ての命令を判定する自由な学部が必要である」と訴え、学芸学部である哲学を大学の代表的学問と位置づけました。この利益や社会的実用を目的とせず真理を探究するカントの大学論は、円了が哲学館創設時に掲げていた教育理念に影響を与えていると語りました。

哲学堂祭哲学堂祭

 当日は、「六賢台」「無尽蔵」など、通常は非公開となっている古建築物が公開され、公園を散策する地域の方々が熱心に見学していました。また、円了の遺言によりふるまわれた甘酒やコーヒー、お茶を楽しみました。

哲学堂公園について