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2017年度第4回未来を拓くトップセミナー「目標を持って走れ」を開催しました(白山キャンパス)

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2017年7月4日(火)、2017年度の第4回目となる「未来を拓くトップセミナー」を白山キャンパスにて開催しました。本セミナーは、各界で活躍している方々を講師としてお招きし、将来への指針となる講演をいただくことで、学生のキャリア形成の一助とするために開催しています。
今回は講師に世界的建築家である安藤忠雄氏をお招きし、「目標を持って走れ」というテーマでご講演をいただきました。会場となった白山キャンパスの井上円了ホールには、475名の本学学生および教職員が集まりました。 
 

安藤氏安藤氏は、アジアと日本が確実にひとつになっていく今、自分が今どこにいるかを知ることが大切であり、自分で考えて、信念を持って行動することの大切さをお話されました。
現在、海外のプロジェクトが8割を占め、月に1度は海外に行くなど、国内外を頻繁に行き来する安藤氏の視点やユニークな発想を、ご自身が携われてきた建築物やグローバルなプロジェクトの紹介をしながらお話してくださいました。

安藤氏が独学で建築を学んできたことはあまりにも有名ですが、世の注目を集めた「住吉の長屋」(1976年)の「住まう」ことを原点に、数多くの建築物を手がけてきた安藤氏による「建築は決して一人ではできない。あらゆる技術の集結である」、「だからこそディスカッションが大事であり、対話が必要である」という言葉は大変重みがあり、近い将来、社会にでて仕事をする学生たちにとって印象に残るものでした。

また「どこにでもあるもの(材料)で、どこにもないものを創る」と話す安藤氏は、単に建築物を造るだけではなく、そこに住む人達、集う人達が魅力的になる空間を創りだすことを目指し、周囲の環境を活かす持続可能なアイデアを考えてきたこともお話くださいました。さらに「目標があるうちは、何歳になっても青春である」と語り、「常に仕事は必ず工夫しなくてはいけない、うまくいかないことはいっぱいある。建築も人生も倒れたらまた起こせばいい」という言葉で学生たちにエールを送りました。

講演は、ダイナミックでスケールの大きな話題から、日々の心がけなど、俯瞰から身近な視点までをユーモアを交えながらお話いただき、学生たちの心に強く残るものとなりました。
建築学科の学生も多数出席した今回、建築の話はもちろん興味深いものでしたが、人生をどうやって組み立てていくかのアドバイスも多くいただき、これからの自分のキャリアを考える学生たちの指針となるヒントをたくさんいただいた貴重な機会となりました。

最後に、安藤氏は、今秋、国立新美術館で開催される「安藤忠雄展―挑戦―」を紹介し、ぜひメッセージを「体感」してほしいと講演会を締めくくりました。

会場風景学生のアンケートから
・大学で安藤先生のお話を聞けたことが大変光栄です。
・「工夫して生きる」という言葉が印象的でした。
・「自分の人生は自分のもの」ということを改めて思いました。
・自分を表現して、それを他人が価値をつけてくれるような人間になれるよう努力したい
と  思いました。
・就職だけにとらわれる人生を辞めようと思いました。本当にやっていて楽しい仕事を死
 ぬ直前までやり続けるための就活をしようと思いました。
・新国立美術館の展覧会が楽しみで。必ず行きます。
・旅に出たくなりました。自分の価値間を一変する旅に出て視野を広げたいです。
・大学に入学して初めて訪れた建築物は「住吉の長屋」でした。初めて見た時は、よく分かりませんでしたが、勉強をしていくうちにその素晴らしさを理解できるようになりました。
貴重なお話をありがとうございました。

 

安藤忠雄氏プロフィール
建築家:大阪生まれ。独学で建築を学び、1969年に安藤忠雄建築研究所を設立。代表作に「光の教会」、「フォートワース現代美術館」、「地中美術館」、「表参道ヒルズ(同潤会青山アパート建替計画)」、「上海保利大劇院」、「クラーク美術館」など。79年「住吉の長屋」で日本建築学会賞受賞。その他国内外で受賞多数。イェール、コロンビア、ハーバード大学の客員教授歴任。97年より東京大学教授、03年より名誉教授。著書に「建築を語る」、「連戦連敗」、「建築家 安藤忠雄」、「仕事をつくる」、「TADAO ANDO Insight Guide 安藤忠雄とその記憶」など多数。

国立新美術館 安藤忠雄展-挑戦-