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在校生が語る大学院の魅力(中小企業診断士登録養成コース:升田 覚さん)

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経営学研究科 ビジネス・会計ファイナンス専攻 中小企業診断士登録養成コース 博士前期課程1年 在学中

升田 覚さん      

●大学院では、資格取得だけでなく、よき仲間ができることと、学びをより豊かにすることができます

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Q.大学院に、進学しようと思った動機・経緯は?

とくに、1月入試※を受験されたのはどういう理由でしょうか。

 私は、大学卒業後に信用金庫で融資や渉外の仕事をしており、経営者を支援する仕事には、とてもやりがいを感じていました。その後、転職したのですが、30歳を過ぎるころから、なにかやり残したことがあるような気がして、もう一度中小企業を支援する仕事に就きたいと思うようになりました。

 そうした経緯から、資格取得を経てコンサルタントを目指すべく、まずは経営に関する知識を体系的に学ぼうと中小企業診断士受験をはじめました。やりたいと思ったら先に行動してしまう性格の私は、資格取得する前に、現在の会計事務所に転職し、コンサルティング部門を立ち上げ、顧客も徐々に増えていきました。しかし、顧客が増えるに従い、受験勉強を負担と思うようになりました。

 1次試験は全科目一発合格できたのですが、3度の2次試験不合格を経験し、「挑戦し続ければいつかは合格できるかもしれないが、何年かかるか分からない」という不安を感じていました。そして、4度目の2次試験が不合格となったときに、以前から少しだけ気になっていた養成課程について調べました。

 その結果、2つの理由から養成課程に進むことを決めました。1つは、コンサルティング実務は経験が大事であるため、受験勉強をするよりも養成課程で実習を通じて実務を学びたいと思ったことです。そして、今の生活の中で通学できる養成課程を数校調べ、2つ目の理由である、MBAも同時に取得できる東洋大学大学院への進学を決めました。

 1月入試※受験となったのは、正直なところ、2次試験の結果を確認した後に具体的な養成課程進学の検討を始めたためです。

※升田さんが受験されたのは当時の2月実施入試となります(現在の1月実施入試にあたります)

 

Q.大学院で学んでみて気づいたこと・発見したことはありますか?

 大学院はあくまで教育機関であるため、入学当初には学問の域を超える部分にはそこまで期待をしていませんでした。しかし、実際は難しい学問というよりも、実務やスキル向上に役立つ知識を学んだり、経験を得ることが多く、本当に驚いています。

 入学直後に印象に残ったことは、卒業後の進路に関わらず、全員がコンサルタントになる前提でカリキュラムが進められることです。先生はそれを前提で講義を進め、院生はコンサルタントになる前提で講義に臨むことが求められました。その内容は、コンサルティング以外のどんな仕事であったとしても、普段の仕事に活かすことができることばかりだと感じました。

 受験勉強では体系的な経営の知識を学びますが、大学院では各論の部分をさらに深堀りした内容も学ぶことができます。そのため、知識を使った実務の具体的なイメージができるため、新たな気づきも生まれます。


Q.なぜこの大学院を選んだのか?

 私には、学んだことを実践に活かすことができるようにしたいという思いがありました。養成課程の中でも、東洋大学大学院養成課程がクレドとして掲げる「実践経営学」という言葉が、私の目に飛び込んできました。他校と比較して「現場感覚を重視する」という印象が強く、受験の動機になりました。また、総合大学だからこその支援体制や充実した施設があると感じたことが東洋大学を選んだ理由です。

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Q.大学院の魅力は?

 まず、共に学ぶ仲間の存在です。私たちの同期は本当に仲が良く、何ごとにも積極的に取り組む人ばかりです。業種も立場も年齢も違う人が集まっているため、とても刺激になります。社会人になってから、損得なしで付き合うことができる仲間ができる機会はそうそうないと思います。同期メンバーとは、今後も長く付き合えるのではないかと感じており、かけがえのないものを得ることができたと感謝しています。

 次に、カリキュラムの内容が非常に濃いところです。教授陣はもちろんのこと、テーマごとにプロフェッショナルである講師陣は、みなさん一線で活躍するプロのコンサルタントの方ばかりです。その講義の内容は、毎回、複数人のグループに分かれ、グループワークを行います。すぐにでも活用できるような実務的な知識を学び、その直後に課題が出され、限られた時間の中でグループワークを行い、プレゼンを行います。その内容は、どれもすぐに活用ができる内容ばかりで、アウトプットも机上の空論ではなく実務にすぐ使える内容が求められます。また、限られた時間で相応のレベルが求められ、グループメンバー同士の調整を行うことなどは仕事さながらです。内容もさることながら、仲間との意見調整を行うことはプロジェクトや会議進行の実務に活かすことができるスキルだと思います。また、プレゼン後にプロセスやアウトプットに対して、先生からタイムリーに具体的なフィードバックを得られることができます。さらに、講義だからこそ失敗が許され、新しい方法や思い切ったことを試すことができることも貴重な体験となっています。

 最後に、東洋大学の施設が充実しているところです。養成課程は新しい校舎で、学ぶ環境としてはとても恵まれています。専用教室やLAN環境、コピー機・プリンターなどを自由に利用することができ、個人ロッカーまで用意されています。充実した図書館は論文作成に取り組む上では欠かせません。さらに、学食は種類が豊富で、広く活気があり、毎週末同期と一緒に楽しいランチタイムを過ごせます。

 人も、養成課程コースの内容も、学ぶ環境も、とても恵まれており、大学院に入学してとても満足しています。あっという間に1年足らずが過ぎてしまった感じがするくらい充実しています。

升田さん

 

Q.論文の研究テーマは?

 「おもてなし経営企業における理念浸透策に関する研究」

 国が選出した「おもてなし経営企業100選」に選ばれた企業において、いかに経営理念を浸透させているかについて研究しています。「おもてなし経営企業」とは、経営理念浸透と社員の意欲を引き出すこと、地域社会との関係性構築を図ることでサービスの高付加価値化や差別化を実現している企業のことです。その企業選考においては、審査ポイントの一つとして「経営理念の浸透」が大きな要素となっています。経営理念を浸透させることは、会社としての在り方を追求して、それを社内で共有する行為です。その浸透策を参考に、経営者とスタッフとが経営目的を共有し、一枚岩になるためのヒントが得られれば…と考えています。

Q.指導を受けた「教員」との「エピソード」はありますか?

 最初の講義では、「経営はサイエンスかアートか?」との問いを投げかけられ、「サイエンスで経営の不確実性を極力低くした上で、最終的な経営判断はアートである」と教わり、経営実務における経営学の意義と、経営者の判断によって経営の結果が異なることを教わりました。

 毎週行われるゼミは、本当に有意義な時間です。指導教授の経験の豊富さから、経営に関する話題はどれもリアリティがあり、具体的な事例を交えてお話しくださるため、とても分かりやすく興味深いです。また、本当に優しい方で、私たちの研究についても、丁寧かつ具体的にご指導していただいています。私の指導教授は毎回ゼミの開始から15分程度は、ゼミ生の笑いが絶えないような気さくなテーマ、内容で雰囲気を盛り上げて下さります。ゼミの時間は、持ち回りで私たちの研究の進捗や内容を発表するのですが、緊張することなく思ったことをなんでも発表できる空気を作って頂いています。論文に取り組むことは決して楽ではありませんが、仕事が忙しい中でも頑張れる環境を作って頂いており、大変感謝しています。

 ● 教員紹介はこちら 

 

Q.大学院での学びが、今どんな形で役立っていますか?

 前述の通り、毎回、各分野の一線で活躍するコンサルタントの先生が入れ替わりで講義を行い、その内容はどれもすぐに実務で活用できるものばかりです。講義を受け、ケーススタディや実習でグループワークする形でアウトプットし、フィードバックをもらいます。私はそれを、仕事ですぐに実践することを心掛けています。実践的なことを習い、すぐにアウトプットを行うことで着実に実務スキルを高めることにつながっています。

 また、入学直後のある講義では、コンサルタントの立ち振る舞いや表現の仕方など、相手に行動変容を促すモノの伝え方を教わりました。毎週講義のはじめと終わりに教室でお話をして頂くのですが、その話し方を注意深く聞くことを通じて、繰り返しその技術を学ぶことができます。ただ、おもしろい話が多く、話に聞き入ってしまい学ぶことを忘れてしまうことも多々あります。

 入学から1年足らずという期間ですが、教わる内容の濃さに驚くとともに、自分自身のスキルが向上していることを実感できることに本当に驚いています。入学前には想像もしなかったような自分の可能性の広がりを感じ、東洋大学大学院への進学を決めてよかったと思っています。

Q.お金のやりくり方法や授業料などの捻出方法や、生活費のやりくり方法など工夫した点や家族や職場のエピソードを教えてください。

 我が家にとって進学は予定外でした。ですから授業料については、国の教育ローンを使いました。妻は私の受験生活に付き合うことにも疲れてきていたため、最終的には同意してくれました。妻からの評価はさておき、私自身は入学後により一層家族への配慮をするようになりました。職場に対しては、入学前に説明をしているため、特段不便を感じていることはありません。中小企業診断士受験も同じですが、周囲からの理解を得る努力をした方がよいと思います。

Q.現在の1週間、または1日のスケジュールは?

月~水曜日

会社。時間がある時は帰宅後に講義の課題、論文執筆準備、実習中は報告資料作成など。

木曜日

会社。夜間は大学院で講義やゼミに出席。

金曜日

会社。金曜日は比較的飲みに行くことが多いかも?

土曜日

朝から夕方まで大学院で講義を受講。講義後、たまに「ちょい飲み」も。

日曜日

朝から夕方まで大学院で講義を受講。ひと月に1週ほどは土日の講義がなく、家族サービス。

Q.今後、東洋大学大学院を目指される方たちへのメッセージを

 中小企業診断士の資格取得に際して、養成課程という選択肢には賛否両論あると思います。しかし、私は東洋大学大学院の養成課程に入り、養成課程を経て資格取得することはよい選択肢だったと感じています。理由は3つあります。1つは、中小企業診断士の資格取得の目的がスキルを高めることにあったため、知識を得るだけでなく実践に活かせるスキルを習得できることができること。2つ目は、働きながら大学院に通うことは、時間的に、体力的に、金銭的な負担を伴いますが、しっかり努力することで、その成果が実れば、2年間で資格を取得することができます。3つ目は、社会人になってから、損得なしで付き合うことができる仲間と、この養成課程でがんばれることです。中小企業診断士の資格取得をステップとして、次のステージで活躍することを目的とするなら、東洋大学大学院の養成課程への進学はお勧めです。

 とくに1月入試を受験される皆さんの中には、2次試験の結果が出た後で、出願期限を意識しながら短い期間で決断を迫られている方も多いのではないでしょうか。2次受験は、来年合格して受験生活が終わる保証はありません。東洋大学の養成課程は、働きながらの2年間のカリキュラムです。なにより、東洋大学大学院であれば、努力することで、一次試験をさらに深堀した知識と実務的なスキル、MBAを手に入れることができます。

 重ねて言いますが、2次試験の受験と大きく違うのは、授業に出る、成績をとる努力が2年間という期間が決まっているため、一人の孤独な受験勉強の毎日でなく、仲間とともに、確実に前進できている実感があります。そのため、腰を据えてじっくり学ぶことができると思います。どこかで、養成課程が気になっている方は、思い切って養成課程に進まれることをお勧めします。

 

プロフィール

4■名城大学都市情報学部を卒業後、信用金庫(融資・渉外)、自信の独立・廃業、リース会社(経営企画・財務)、製造業メーカー(管理・営業)を経て、現在は税理士法人(会計事務所)に勤務。2015年年末よりコンサルティング部門の立ち上げに従事し、現在は15件程度のクライアントを持つまでになりました。実践的な中小企業支援について学びたいと考え、東洋大学大学院経営学研究科ビジネス・会計ファイナンス専攻に入学、2019年3月修了(見込)

■入学してから、趣味はほとんどできていませんが、ジムに通う事、読書、愛娘や愛犬と遊ぶことです。

 入学後は、外出時に街並みや店舗などを見ていろいろと考えることや、様々なセミナーや人との会話から経営に活かせることは何かを考えることが趣味になってきている気がします。特に、流通業実習で食品スーパーに実習に行ったため、スーパーに入るとなんだかワクワクしてしまっています。一方で、家では●●の原価はどれくらいで、この買い物は××の販促によって買わされているなどという会話をしてしまい、妻によく怒られています。

 


(掲載されている内容は2017年12月現在のものです)