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教員が語る大学院の魅力(ビジネス・会計ファイナンス専攻 依田俊伸教授)

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実務からの転身、実務と理論の架橋を目指して

依田

Q.教員としてご自身の専門分野を踏まえ、「研究者として研究」することの意味とは?

研究することとは、あるがままの実態をみて、なぜそうなのかと考えること

法律や制度(ルール)が存在している領域では、特に疑問も持たずそれに従っているのが通常です。しかし、よく考えてみると、そのルールがなぜつくられたのか?また、そのルールは、現在の社会的な実態に十分に適合しているといえるのか? といった疑問が次から次と湧いてきます。そこに研究の糸口があるのではないかと思います。そのためには、ルールやそれが対象としている社会的な実態を予断偏見なくあるがままに見ることが大切だと思います。

Q.教員としてご自身が、研究者になった経緯をご紹介ください。

実務からの転身、実務と理論の架橋を目指して

会計・税務の実務に携わっている時にいろいろな問題点にぶつかったり、疑問点が湧いたりしましたが、どうしても実務の世界の中の論理だけでは解決ができず、理論の世界の中にこそ解決の糸口が見いだせるのではないかと思い大学院に進みました。そのような経緯から、実務から理論、理論から実務への架橋ができれば、との思いで研究しております。

Q.教員としてご自身のご専門分野について、現在までにどんなテーマを研究されているのかご紹介ください。

企業の税と会計に関わる研究

私の研究分野を学問体系で区分すると租税法学と会計学になります。法学と会計学というとまったく異なる分野のように聞こえるかもしれません。しかし、実際に対象となる領域は、株式会社を中心とする企業の会計についての理論的・制度的研究とその企業が納める法人税についての理論的・制度的研究ですので、両者は非常に密接に関連しており重なっています。現在は、企業会計の利益算定の構造と法人税の課税所得算定の構造の比較検討の研究を行っています。

Q.研究者として、つらかったことや、嬉しかったこと?

仕事をしながらの大学院生活

私は、仕事をしながら大学院で研究するという生活をしていました。そのため、仕事と研究をどのように両立するかということに最も気を遣いました。仕事をしながらの大学院生活が大変であることは覚悟の上ですが、社会人の大学院生活にとって職場と家族の理解は欠かせません。職場と家族の理解のもとで、多くの社会人の方に大学院を目指していただきたいです。

Q.大学院で学ぶことの魅力とは?

先生方や大学院の仲間と議論する楽しさ

研究には、物事を疑ってみるとか、他人の考え方を批判的に検討してみるといったことが欠かせません。ただ、そればかりに囚われてしまうと独りよがりで狭い考え方になりかねません。それを防いでくれるのが、他人との議論です。自分とは異なる考えを持った人と議論することにより、自分の考え方が一面的であったとか、ある事柄に対する理解が浅かったということに気付くという経験は、他人との議論を通じてでなければ得られません。皆さんも多くの仲間と議論して下さい。

Q.大学院で学びを考えている受験生にメッセージを一言。

大学院で限界に挑戦を

昔の大学院仲間と大学院で得た物についての話しが出ると、知識・情報でも論理的思考でもなく、最後には、「根拠のない自信が生まれたこと」に落ち着きます。それは、大学院時代に限界を超えるような努力をした結果、困難な状況に直面して解決の糸口が見つからない場合でも、あの時あれだけ頑張ったのだから、今回も何とかなるだろうという根拠のない自信があることで、諦めずに頑張って解決してきたという経験があるからです。皆さんもぜひ大学院で限界に挑戦して根拠のない自信を生み出しで下さい。

プロフィール

依田2

氏名: 依田 俊伸(よだ としのぶ)

経歴: 現在、東洋大学大学院経営学研究科ビジネス会計ファイナンス専攻 教授

    1983年 東京大学法学部卒業、税務会計の実務に携わった後、

    東京大学大学院法学政治学研究科修士課程、

    国士舘大学大学院経営学研究科博士課程。博士(経営学)。

    2015年より、東洋大学経営学部。

専門: 租税法学、会計学

著書: 『租税法入門』(2016年)など


(掲載されている内容は2016年5月現在のものです)