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創立125周年事業〔W・B・イェイツ展企画〕能楽鑑賞会「鷹姫」が開催される

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2012年11月17日(土)、14時30分より白山キャンパス井上円了ホールにて、創立125周年事業〔W・B・イェイツ展企画〕能楽鑑賞会「鷹姫」が開催された。
この催しは、11月10日(土)に開催された創立125周年事業〔W・B・イェイツ展企画〕東洋大学名誉博士ドナルド・キーン講演会/シンポジウムに引き続き、20世紀を代表する詩人でありノーベル文学賞受賞者でもあるW・B・イェイツの功績と日本文化との関わりについて学ぶことを趣旨として催された企画である。
文学部日本文学文化学科では、毎年、新入生教育プログラムとして日本が世界に誇る伝統芸能「能楽」の魅力について理解を深めると同時に実際に鑑賞する取組みを行っている。
9回目となる今回は、本学創立125周年を記念して、W・B・イェイツ原作『鷹の井』(舞踊劇)をもとにした横道萬里雄作『鷹姫』(新作能)の鑑賞が、演能団体「銕仙会(てっせんかい)」に協力をいただき実現に至った。
参加者は約700名。井上円了ホールは満席となった。

開始に先立ち、竹村牧男学長より挨拶が行われた。
「W・B・イェイツと本学の創立者である井上円了博士は、同時代にそれぞれオカルトや超常現象に目を向け研究を行いました」と両者の共通点に触れた。「アイルランドと日本という地理的には遠く離れた場所ではありましたが、二人が注目した研究テーマはそれぞれ“人間の心の深さ”にそのポイントがありました。本日、上演される『鷹姫』はその人間の心の深みが重視され鮮やかに描かれています。こうして上演に至るまで協力くださった全ての方々に感謝を申し上げます」と、結んだ。

次に、プログラム第一部に移り、原田香織文学部教授より「イェイツと能」と題し、『鷹姫』の原作者であるW・B・イェイツの概要および彼と能楽との関係について解説が行われた。続いて、詩人・日本文学研究者のピーター・マックミラン氏、銕仙会の笠井賢一氏により「鷹の井戸」の朗読が行われた。朗読の最後には、マックミラン氏、笠井氏、原田教授により「鷹姫」の見どころが解説され、「西洋と東洋の文化や考え方をそれぞれ象徴するような歴史的な作品を、ぜひこの機会に堪能してください」(笠井氏)と、プログラム第二部の能楽鑑賞への足がかりが言及された。

そして、プログラム第二部、能楽「鷹姫」の上演へと移った。
会場は、先だって朗読された原作と能楽との違いに注目しながら、作品に込められたテーマや作者の思いを読み解き、美しく力強く演じられる「鷹姫」の世界を堪能した。

能楽の上演終了後は、中山尚夫文学部長の閉会挨拶が行われた。挨拶の中で中山文学部長は「本日のイベントを通し、日本は素晴らしい伝統文化を持っていると再認識された方がたくさんいらっしゃると思います。出演者の方々、スタッフの皆さま、そして本日来場された全ての方のおかげで本日の企画は成功致しました」と、感謝の意を語った。