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文学部長メッセージ

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東洋大学文学部 学部長 矢口 悦子
Etsuko Yaguchi

深く豊かな学びの世界へ

1887(明治20)年に創立された哲学館を前身とする東洋大学は、2012 (平成24)年に創立125 周年を迎え、さらなる発展に向けた歩みを進めています。本学は創立のはじめから学問体系として現在の文学部に連なる研究と教育の歴史を有しております。したがって、文学部には130 年近い歴史があると言えましょう。その伝統は、現在の文学部の7学科、すなわち哲学科、東洋思想文化学科、日本文学文化学科、英米文学科、史学科、教育学科、英語コミュニケーション学科に引き継がれ、学問の真髄は静かに息づいております。
混迷を極める世界情勢と、変化の激しい現代社会にあって、人々が生き方を考える上でよりどころとするのは、究極的には哲学や思想であり、人生を豊かに生きようとするとき手がかりを与えてくれるのが東西のそして日本の文化や歴史、あるいは文学に託された先人の知恵です。そして、多様な価値観を持った人々との共生をめざすときに支えとなるのが、相互の文化や思想についての深い理解であると思います。グローバル化が進めば進むほど、自分が生きている社会の文化や歴史についての理解、生きるための哲学を人々は求めます。そうした人間としての営みは生涯続くものであり、生涯学習のための基礎あるいは土台となる知識と知恵を獲得するための場を提供するのが文学部でありたいと、私たち教職員一同願っております。
大学での学びは、これまでの学校での勉強とは大きく異なっていることでしょう。大学全体で共通に開講されている科目群と、文学部の学生が共通に学ぶ科目群、そして学科における学問の系統性によって配列された専門科目群から、自分で時間割を作って学びます。それぞれが多様な学問分野における最先端の内容を含んでおり、現代社会において生きていくために必要とされる知識も用意されています。
教授陣は日々専門の学問に取り組みながら、その成果を盛り込んで講義やゼミナールに向かいます。
学年が進むと皆さんとの議論の機会も増え、内容はさらに深いものとなるでしょう。質の高い学びの場を提供できるように私たちは十分な準備をしております。
もちろん、皆さんにも心の準備をして大学での学びに臨んでほしいと思います。学部での学修を終え、所定の単位を修得すると、「学士(Bachelor)」という学位が授与されますが、学位が明記された卒業証明書を「ディプロマ」と呼びます。どのような力を獲得すれば、学位を授与するにふさわしいかを明示したものが、「ディプロマポリシー」です。
さらに、皆さんの深い学びを実現するために、それぞれの学科や専攻において重点的に力を入れたいと考えている目標を示しています。これはみなさんが文学部での学問を成就されることを願い、そのために獲得していただきたい目標を定めたものです。
こうした目標を定めて私たちも努力を致しますが、究極的には、学生である皆さんが自主的に「学びとる」ことが重要です。多彩な専門を持つ文学部で、多様性に満ちた教職員とともに豊かで刺激的な学びを楽しみましょう。