1. トップページ
  2. 井上円了哲学塾
  3. <平成26年度>井上円了哲学塾 公開講座 第9回が開催されました
MENU CLOSE

<平成26年度>井上円了哲学塾 公開講座 第9回が開催されました

  • English
  • 日本語

E9 対談「日本力の再生と対外発信」

12015(平成27)年1月17日(土)16時20分より、本学井上円了ホールにおいて、井上円了哲学塾リーダー哲学講義第9回が開催されました。

今回は、政策研究大学院大学教授・元経済財政政策担当大臣の大田弘子氏と、学校法人東洋大学の福川伸次理事長の二名が、「日本力の再生と対外発信」というテーマで、対談を行いました。

塾生・学生、および一般の公開講座申込者で聴講者数は約160名でした。

まず大田氏は、「経済」という観点から、成長戦略と構造改革が一体となった「アベノミクス」についての一定の評価があったと述べ、そこから「成長戦略」「構造改革」をキーワードに、地方の活性化、人材の流動性の確保、岩盤規制の切り崩し、社会保障などに話題が及びました。大田氏は、これらの話題は、いずれも「危機感」が高い領域で、「日本は危機の時に驚くほど強く、柔軟」と指摘しました。

その証として、東日本大震災時にも思いやりを忘れない被災者の姿に世界中が驚いたという事例、オイルショック時に世界トップクラスの省エネ技術で付加価値を高めたという事例を紹介。「危機」を乗り越えることで日本力を再生し、大きく伸長するチャンスにもなるということを示しました。

1

続いて大田氏は、現在の日本が直面している危機として「グローバル化」を上げました。それに対し、福川理事長は「日本人はコミュニケーション力や説得力が弱い。また革新的なイノベーションなども不得意だと思う」と分析。すると、大田氏は「大きな仕組みを作るのは下手だが、“異質なものと融合”させることで花開く日本の強みがある」と指摘しました。アメリカの「コンテンツ力」と日本の「おもてなし」が融合し、世界屈指のテーマパークとして存在している東京ディズニーランドなどは、その好例と言えるとのこと。このような「融合」が今後の日本の姿を形作る上で重要なキーワードとなる、と両氏の意見が一致しました。

対談の最後に、大田氏は「新しい所に身を置いて、分かることがある。日々変化するものを受け入れて、新しい日本の姿が見えてくるのでしょう」と結びました。