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井上円了哲学塾 公開講座 第2回が開催されました

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E2「The Birth of Natural Philosophy
      and its Prodigal Son: Science」

2013(平成25)年11月16日(土)16時20分より、白山キャンパス井上円了ホールにおいて、井上円了哲学塾のリーダー哲学講義の公開講座第2回が開催されました。

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講師は、1996年度ノーベル化学賞受賞・東洋大学顧問のSir Harry Kroto、講演タイトルは『The Birth of Natural Philosophy and its Prodigal Son:Science』で、聴衆は、塾生・学生、及び一般の公開講座申込者、約250名でした。

講演に先立ち、東洋大学バイオ・ナノエレクトロニクス研究センター長の前川透理工学部教授により、Sir Harry Krotoとバイオ・ナノエレクトロニクス研究センターの活動について、紹介がありました。

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Sir Harry Krotoは、ご自身の子供時代の思い出を映像でたどりつつ(スーパーマンになりたかった!)遊ぶことがいかに大切かということを説かれ、ノーベル賞を受賞できたのも、遊びの心があったからだと力説されました。そして、ScienceはNatural Philosophyであり、何が真実であるのかを発見することだと説かれました。また、Scienceは常識ではなく、常識を疑うところに真理の発見がある。しかし、人間はほとんどのこと(95%)をごく自然に受け入れており、そのことが最も深刻なことだと警告されました。

Sir Harry Krotoは、研究のみならず、教育にも力を注いでおられますが、それは、教育こそが唯一の希望であるという確信を持っていらっしゃるからです。世界中でワークショップを展開されていて、教育は与えるものではなく、考えさせ、自身で気づきわからせることだ、と強調されます。そして、C60Bukminsterfullerene (Buckyball)の模型の組み立てに夢中に取り組む子供たちの写真を紹介され、興味と好奇心のなかで、徐々に形が出来上がっていく過程に大きく瞳を見開いていく子供たちの純粋な表情を示され、この顔はすばらしい、みなさん、本当にそう思いませんか!と強く聴衆に語りかけられた、そのSir Harry Krotoの表情こそが、まさにその子供たちの表情そのものでした。

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遊び心を大切にされているSir Harry Krotoの講演は、随所にユーモアがちりばめられ、その都度、会場内から笑い声があふれました。講演後は、塾生や学生、一般の方からの質問にも丁寧に応えられ(進行・通訳、前川教授)、その誠実で真摯な対応に誰もが感銘を受けた90分でした。