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井上円了哲学塾リーダー哲学講義がスタートしました。

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E1「21世紀はアジアの世紀か」

2013(平成25)年11月9日(土)16時20分から白山キャンパス8号館の8B11教室において、井上円了哲学塾のリーダー哲学講義の公開講座第1回が、アジア開発銀行研究所所長の河合正弘氏をお招きし「21世紀はアジアの世紀か」と題して開催されました。

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リーダー哲学講義は、井上円了哲学塾の塾生と総合科目履修学生と共に、公開講座としても提供され、申込された一般の方130名を合わせて約200名が聴講しました。

哲学塾の運営責任者である文学部の山口しのぶ教授から河合正弘氏の紹介があり、70分ほどの講演と活発な質疑応答で終了しました。

河合正弘氏の講演要旨は以下のとおりです。

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現在、アジア経済の台頭で世界経済の枠組みは大きく変わりつつあり、21世紀は「アジアの世紀」となる可能性がある。アジア経済の未来については複数のシナリオが考えられる。第一はアジアがめざましい経済成長をとげる「アジアの世紀」という良いシナリオであり、第二はアジアが経済成長できず「中所得国の罠」に落ち込む悪いシナリオ、第三は経済・金融危機、政治・社会危機、国際紛争からなる「アジアの破局」という最悪のシナリオである。アジアは経済的には欧米をしのぐ規模に成長するとしても、国際的な政治・経済・安全保障の管理についてはアジアと欧米による「多極化の世紀」が出現する可能性もあり、おそらくこのシナリオが最も可能性が高い。「アジアの破局」を避けるためにアジア域内での平和・安全の確保、協調型経済を促進すべきである。また「アジアの世紀」ないし「多極化の世紀」が実現される中で、日本としてはさらなる経済成長の回復と技術力によりアジアの更なる経済発展を支え、かつアジアと欧米を結ぶ懸け橋になるべきであり、そのためにも日本人の意識の国際化が必要である。