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東洋大学百人一首貴重書コレクション〔8月1日~9月30日〕

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百人一首貴重書コレクションについて

本学が所蔵する百人一首関係資料は国内でも有数のコレクションとして、日本の伝統文化を後世に伝える役割を担っております。1987年に創立100周年記念事業としてスタートした「現代学生百人一首」も毎年、新聞等のメディアに取り上げられ、社会的な評価を受けるようになりました。2017年には第30回を迎え、新たな伝統を次世代につないでいます。
本ページでは、百人一首および和歌のコレクションを中心に、華麗な絵巻や絵本、他に伝本を見ない孤本など、東洋大学附属図書館所蔵の百人一首に関わる貴重書の一部を2ヶ月ごとに更新しご紹介します。

百人一首貴重書 2017年度掲載スケジュール

百人一首貴重書 2017年度掲載スケジュール [PDFファイル/78KB]

◆東洋大学附属図書館貴重書デジタルコレクションはこちら

 

百人一首貴重書コレクション

1 三十六歌仙絵巻

2 百人一首図巻

3 百人一首抄

4 百人一首書画

5 小倉擬百人一首

6 百人一首和歌始衣抄

 

百人一首貴重書の紹介

1 三十六歌仙絵巻(さんじゅうろっかせんえまき)

  

装訂/写刊/数量/大きさ

大1巻 31.7×1672.5cm
刊年

江戸時代中期頃写

金糸唐草文様の緞子表紙。外題はなく、内題・奥書等もない。

本巻は先ず三十六歌仙の位署・略伝及び歌を記し、その左に絵姿を描く。筆蹟は万里小路藤房(までのこうじふじふさ)と伝承される「藤房本三十六歌仙絵」である。藤房本の最も顕著な特徴は、公任(きんとう)撰の「三十六歌仙」に対し、藤原元真(ふじわらもとざね)を除いて在原行平(ありわらゆきひら)を入れ替える点にある。元真と行平が入替り、源重之の歌は公任本と異なり、その他の歌は公任本34首の中、佐竹本とは11首が異なる。

藤房本に原本はないが、三本の模本が伝存する。本巻は神宮文庫本に倣い、歌人に色彩を施したかなり入念な筆致の模本といえる。

三十六歌仙巻軸三十六歌仙巻軸三十六歌仙巻軸
三十六歌仙巻軸三十六歌仙巻軸三十六歌仙巻軸


2 百人一首図巻(ひゃくにんいっしゅずかん)

  

装訂/写刊/数量/大きさ

絵巻物1巻 27.5×1631.9cm
刊年

明治時代成立

百人一首の作者絵を絵巻物化したもの。画者は不詳であるが、江戸時代の安永4年(1775)に出版された勝川春章画の『錦百人一首あづま織』の模写本である。しかし、本来は巻末に位置する順徳院が巻頭におかれ、続く人物も本来の順序と異なっている。その意味するところは不明である。保存状態は極めて良好で色彩も鮮やかである。

百人一首図巻百人一首図巻百人一首図巻
百人一首図巻百人一首図巻百人一首図巻


3 百人一首抄(ひゃくにんいっしゅしょう)

 

装訂/写刊/数量/大きさ

大本 写1冊 27.2×21.2cm

作者

山本春正(やまもとしゅんしょう、1610-1682)述
松山冨久(まつやまとみひさ)写
刊年

延宝8年(1680年)写

巻末に延宝8年(1680)の日付を持つ春正自筆伝授奥書あり。外題は「百人一首抄」。内題はなし。本文は幽斎抄で、慶長元年(1596)の「丹山隠士(いんし)在判」の元奥書がある。続いて「延宝八庚甲年/五月八日 法橋(ほっきょう)舟木(花押)/松山小右衛門殿」と春正自筆伝授奥書がある。さらに元禄10年(1697)11月5日、冨久から松山勘兵衛へ伝授の識語(しきご)が続く。

本書は巻頭識語によると、延宝7年(1679)8月25日から春正による百人一首の講釈があり、本書はその際書写、筆録されたもの。併せて、近世における「百人一首」の解釈や伝授の実態を窺知しうる好資料でもある。

百人一首抄百人一首抄


4 百人一首書画(ひゃくにんいっしゅしょが)

  

装訂/写刊/数量/大きさ

折帖1帖 34.1×12.0cm

作者

橘(加藤)千蔭(たちばな〈かとう〉ちかげ、1735-1808)書画
刊年

江戸時代中期成立

31.0×9.6㎝の短冊1枚に順に各歌と作者名、その肖像画とを描いたものを法帖に仕立てたもの。肖像画はいずれも墨による線描。各葉に「千蔭」の朱印が押してある。巻末に「百人一首書画一帖あるひとのもとめによりて 橘千蔭しるす」(朱印)と、成立事情の一端が述べられている。千蔭は江戸中期の国学者で能書家。賀茂真淵(1697-1769)の四天王と称された。

百人一首書画


5 小倉擬百人一首(おぐらなぞらえひゃくにんいっしゅ)

装訂/写刊/数量/大きさ

百枚揃 大判錦絵 36.0~37.0×24.0~25.0cm

作者

歌川国芳(うたがわくによし、1798-1861)
歌川(安藤)広重(うたがわ〈あんどう〉ひろしげ、1797-1858)
三代歌川豊国(うたがわとよくに、1786-1865)画
柳下亭種員(りゅうかていたねかず、1807-1858)解説

刊年

天保・弘化(1830-1848)頃 江戸伊場仙(伊場屋仙三郎)板

小倉百人一首の歌を基に、役者絵を擬して百枚を当世風に仕立てたもの。絵は国芳が51図、広重が35図、豊国が14図で合計100図揃。図柄の多くは芝居の題材中より採り、百人一首に関わる部分を絵画化し、戯作者で書肆の種員が絵の解説を添えたもの。江戸庶民の百人一首および浮世絵の普及に大きな役割を果たした。

小倉擬百人一首小倉擬百人一首小倉擬百人一首
小倉擬百人一首小倉擬百人一首小倉擬百人一首


6 百人一首和歌始衣抄(ひゃくにんいっしゅわかはついしょう)

  

装訂/写刊/数量/大きさ

中本1冊 18.5×13.1cm

作者

山東京伝(さんとうきょうでん、1761-1816)作画

刊年

天明7年(1787)刊 蔦屋重三郎板

書名は遊女が正月に娼家から与えられる始衣装をもじったものである。落語「千早振(ちはやぶる)」の如く、小倉百人一首をこじつけによって滑稽に解釈した作品である。所収歌は18首。まず、作者の系図を示すが、たとえば「喜三二画双紙作者―喜三郎小野川―喜撰」といった文字の縁による出鱈目こじつけ、解釈には注釈書の体裁を借り、和漢書仏書を引くが、いずれも牽強付会である。京伝の洒落滑稽の才が縦横に発揮された作品。

百人一首和歌始衣抄百人一首和歌始衣抄


 

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