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竹村牧男学長が現代学生百人一首学校特別賞の贈呈で千葉県立流山南高等学校に訪問

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竹村牧男学長が現代学生百人一首学校特別賞の贈呈で
千葉県立流山南高等学校に訪問


入選者への賞状の贈呈の様子
入選者への賞状の贈呈の様子

2017年2月9日(木)千葉県立流山南高等学校において、現代学生百人一首学校特別賞授賞式を挙行しました。式には竹村牧男学長が運営委員長として参加し、千葉県立流山南高等学校へ学校特別賞の盾を、入選者へ賞状を贈呈しました。

学校特別賞は、多数の優れた作品をご応募いただいた学校5校へお贈りしており、千葉県立流山南高等学校は今回が初の受賞となります。今回、同校からは390首の作品が寄せられ、3首の作品が入選しました。

学校特別賞 集合写真
写真:後列左から千葉県立流山南高等学校国語科担当の福良智之教諭、東洋大学 竹村牧男学長、
   高橋一博校長、石橋繁樹教頭、国語科担当の河合美佳教諭
         前列左から入選者の藤川茅夏さん、網野鈴華さん、市田晴愛さん

入選者より

<母親になんでもかんでも略すなと言われるたびに時代を感じる>

1年 網野鈴華さん

今の若者は、言葉を省略していうことが多いと思います。私も母親の前で省略します。そんなとき母に、「なにそれ? わからない。略さないで普通に言って。」と言われます。私と母の間に時代のギャップを感じることがよくあるので、この短歌ができました。短歌づくりで面白いところは、日頃、感じていてもなかなか言えないことや、伝えきれないことを表現できるところです。母に「略さないで。」と言われていなかったら作れなかった歌なので、母と一緒に入選したように感じ、嬉しく思っています。

 

<「おはよう」と声かけられたその日にはいつもと違う景色が見える>

1年 市田晴愛さん

この歌を詠んだのは、入学したばかりの4月でした。そのときは、周りに話せる人がまったくいなくて一人でした。周りに友達の輪ができていって、誰にも話しかけられない私は、学校にいくのがとても嫌になっていました。そんなときに、声をかけてくれた友達がいました。「おはよう」というその一言で気分が晴れやかになり、いつも見ていた周りの景色がキラキラして見えました。そんな心情からこの作品ができました。今回、入選したと聞いたときには、とても驚きました。大変光栄です。短歌づくりで面白いところは、普段恥ずかしくて口に出せない思いを、素直に表現できるところだと思います。これからも、その時々に感じた思いを歌に詠んでいきたいと考えています。

 

<何回も書き直しをしたラブレター君からすればただのファンレター>

1年 藤川茅夏さん

自分の好きな人が絶対に手の届かない人だったときのことを思い出しながら書きました。みんなのように毎日会えるわけでもなく、1年に数えられるほどしか会えなくて、自分の思いを伝えるには手紙しかありませんでした。本当に読んでくれているのかもわからないのに何回も何回も書き直して、何回「好き」と書いても相手からすればただのファンと思われていることが辛かったです。まさか自分が選ばれるとは思っていなかったので、入選を知ったときには少し戸惑いましたが、嬉しく思っています。自分の思いを、どんな言葉を使って、どんなふうに表現するか工夫するところが、短歌づくりの面白いところだと思います。また機会があれば、様々な思いや悩みを歌にしていけたら、と思っています。

 

国語科担当教諭の紹介

国語科担当教諭 福良智之教諭
福良智之 教諭

学校特別賞については、本校が初めての応募であるにも関わらず、全体としてのレベルが高かったとの過分なお言葉を頂戴いたしました。本当にありがとうございました。

本校の短歌の授業について少しお話します。

短歌は自己表現のひとつであり、上手く言葉を刻めたときの喜びは一入です。伝えたい感動や思いをどう伝えるか。私は,二つのことを生徒たちに話しています。

一つには、言葉を選ぶこと。紋切型ではなく、自分の言葉で表現するように話します。

もう一つは、言葉で写生(スケッチ)すること。仕草や行動を描くことで、心情を表現できると話します。置かれた環境の中で、精一杯に生きようとする姿が、できあがった生徒の作品には映し出されます。短歌づくりに、感性が必要なことは確かですが、それよりも、人として共感を得るような良質な心を持っているかどうかの方が重要な気もします。短歌づくりは、生徒たちにとって自分の生き方を見つめるいい機会なのかもしれません。

入選させていただいた生徒たちにとって、今回のことは、一生の思い出になることでしょう。これからも、短歌づくりの取り組みを続けていければと考えています。

現代学生百人一首について

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