国際教育センター長挨拶

  • English
  • 日本語

国際教育センターのウェブサイトにようこそ。


 2015年10月1日に旧国際センターは、東洋大学の国際交流を積極的に推進するため「国際教育センター」に改組されました。そのミッションは多岐にわたりますが、海外の大学、研究所、国際機関等との交流を通じて、学生や教職員、そして東洋大学のグローバル化をすすめることにあります。
 東洋大学は、2012年に創立125周年をむかえ、その教育理念のもと「グローバル人財」の育成を目指して、「哲学教育」「国際化」「キャリア教育」を3本の柱として宣言しました。2014年には文部科学省が推進する「スーパーグローバル大学創成支援」事業に、全国37大学の1校として採択されました。本学は「Toyo Global Diamonds グローバルリーダーが集うアジアのハブ大学を目指して」をその構想としてかかげ、世界を舞台に活躍できる「東洋グローバルリーダー」の育成にますます力を入れています。
 1887年(明治20年)に東洋大学を創立した井上円了(いのうえ えんりょう)先生は、その61年の生涯の中で、3回も世界一周視察旅行をしています。30歳(1888年)、44歳(1902年)、そして53歳(1911年)のときです。「旅行」といっても当時は飛行機などありませんから、船と鉄道を乗り継いで約1年をかけて世界各地を視察しました。日本人が海外に出かけることも難しく、また海外の事情についてもほとんど知るすべすらなかった明治時代に、円了先生はヨーロッパ、アメリカをはじめ、アジア、アフリカ、南米にも足を伸ばしています。世界に飛び出し、世界から学ぼうという意欲と行動力にあふれた国際人でした。円了先生にとって、世界への旅は今後の日本のあるべき姿を模索し、自らの今後の活動を決める指針となったのです。
 東洋大学には、その円了先生の「哲学」が受け継がれています。
 国際教育センターでは、その哲学を学生の皆さん一人ひとりの内面に育てるために、様々なプログラムを提供しています。1学期ないし2学期間の留学、夏季・春季休暇を利用した語学セミナー、海外ボランティアやインターンシップ、留学レベルまで英語力を高めるLEAPプログラム、英会話を学ぶ課外講座、語学試験の支援など、皆さんの多様なニーズや意欲に対応できるようにしています。さらに、創立125周年をむかえた2012年からは、皆さんの海外留学をバックアップするための各種奨学金が用意されており、他大学にはない留学のための好条件をそろっています。
 現代は、円了先生が生きた時代とは比べようもないほど社会のグローバリゼーションが進んでいます。情報技術の高度でかつ急速な発展によって、各種メディアを駆使すれば、実際にそこに行かなくても海外の事情をかなり知ることができます。つまり、イメージ環境が形作られます。しかし、現地に足を運んで現実環境に自らを適応させてみると、イメージとしての環境との大きな違いに気づきます。
 見知らぬ環境に身を置いて、その場の空気を吸い、そこの人々と出会い、言葉を話し、文化を味わうとき、皆さんの内面が刺激され、成長がはじまります。
 自分とは異なる言語や文化に触れ、異なる背景を持つ人々と出会うことは、皆さんの人生に計り知れない影響をもたらすのです。実際、留学することで社会における身の処し方が変わる経験をした先輩は数多くいます。自分が「これしかない」と思っていた生き方や考え方は、もっと大きな世界の中で、「他の生き方や考え方もあるかも知れない」と思えるようになります。異文化に対する適応力や視野の広さを身につけることで、自分自身のキャリアをデザインすることにつながるのです。
 東洋大学で学ぶ皆さんには、ぜひ在学中に海外を経験してほしいと願っています。さまざまな事情で海外に行くのが難しい人は、学内(国内)で行われる各種イベントやECZ(English Community Zone)の活動に積極的に参加して外国人学生と交流してください。
 国際教育センターは、皆さんを全力でバックアップします。そして、国の内外において活躍できる、そして社会に貢献できる人材へと成長してくださることを心から願っています。

国際教育センター長
髙橋 一男