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生活支援学科教員紹介(稲沢 公一)

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氏名稲沢 公一
 稲沢 公一
  Inazawa Koichi

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自己紹介

精神科の病院やクリニックを利用されている方々、および、そのご家族と長年おつきあいをしてきました。そのため、これらの方々がどのようにすれば地域で暮らしやすくなるのかといった課題に取り組んでいますが、やはり、最も大きな問題としては、社会的な「偏見」を挙げることができます。そうした事情に基づいて「偏見をなくそう」をスローガンとして、「家族会」や本人たちによる精神障害者団体が全国に数多く作られており、そうした活動についても、影ながらにサポートをしてきました。しかし、家族や当事者本人だけで集まっても、必ずしも社会全体に対してメッセージが拡がっていくわけではありません。そこで、こころの病についての理解を広めようとして、若者たちが中心になって設立したNPO法人などとも連携を取りながら、少しずつ活動を展開させていこうとしているところです。

受験生へのメッセージ

大学に入ったら、家族や友人に限られていた高校時代の狭い世界ではなく、様々な活動に飛び込んで、できるだけ多彩で幅広いネットワークを作っていってほしいと思います。上でふれたNPO法人では、インターネットのホームページを見て、あるいは、フェイスブックを通じて、誰にいわれたわけでもなく、自分の関心や興味にしたがって集まってきた若者たちが「自分たちには何ができるのだろう」という問題意識を共有しながら、活動の幅を拡げようとしています。高校までは、誰かに言われたことをやっていればよかったと思いますが、大学とは、まさに「自分は何をしたいのか」「自分には何ができるのか」を考え、迷い、試し、そうして、少しずつ自分なりの手応えを得ていく貴重な場なのです。そのための手がかりについては、いくつかご紹介することができます。先輩や仲間たちと一緒に動いてみましょう。

専門分野・研究テーマ

精神科医療を利用している方たちにとって、どうすれば社会的に幸せになること(=福祉)ができるのだろうかといったことをテーマとしながら、「精神保健福祉論」という講義を担当しています。また、そうした問題意識を持って、実際に現場で活躍するための国家資格である「精神保健福祉士」の養成にも携わっています。

主要業績

  • 『資料で読み解く社会福祉』(共著、有斐閣、2005)
  • 『障害・病いと「ふつう」のはざまで-軽度障害者どっちつかずのジレンマを語る』(分担執筆、明石書房、2006)
  • 『精神保健福祉援助技術総論』(共編著、ミネルヴァ書房、2008)
  • 『社会福祉をつかむ』(共著、有斐閣、2008)

研究キーワード

理論社会福祉学
精神障害者福祉
当事者運動(セルフヘルプ・グループ)
アンチ・スティグマ・キャンペーン