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修了生・在校生が語る大学院の魅力(吉田尚平さん)

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福祉社会デザイン研究科 人間環境デザイン専攻 修了生 

東洋大学ライフデザイン学部実習指導助手 吉田尚平さん

 吉田尚平さん

様々な世代が建築設計という1つの目標に向かって同じ場にいるという体験は非常に刺激的でした


Q.大学院に、進学しようと思った動機・経緯は?

将来的に建築家になることを目標としていたため、大学の4年間では学びきれないことが多いと感じ、大学院へ進学することで建築に対する自らの考え方や姿勢を明確に持ってから社会に出たいと思ったからです。

Q.なぜこの大学院を選んだのか?

学部の時にお世話になったゼミの先生(櫻井義夫先生)の建築に対する思想をさらに深く学びたかったためです。その思想をきっかけに、自らの考え方を明確にしようと思っていました。

Q.大学院で学んでみて気づいたこと・発見したことはありますか?

上下の学年や同学年にも建築だけではなく様々なジャンル(プロダクト、生活環境)について学び、意見を持つ学生がおり、彼らとの議論の中で自らの社会に対する位置がわかりました。また、学部生の時とは違い、修了単位数が少ないので、日常的に自分で計画を立て、実行していくという生活スタイルが身につきました。

Q.大学院の魅力は?

私が学部からの進学だったこともあり、学部生との縦のつながりが増えました。このことによって、様々な世代が建築設計という1つの目標に向かって同じ場にいるという、非常に刺激的な体験ができたことは、私にとって大学院での学びの大きな魅力でした。

Q.大学院での学びを通して得たもの

本学人間環境デザイン専攻のキーコンセプトである「ユニバーサルデザイン」を語る際の「すべての人が平等な生活を送ることができる社会環境」という言葉の意味は、「すべての人が同じように生活を送ることができる社会」を指すのではなく、「すべての人が自らの価値観を基に生活を組み立てることが可能な社会」だと理解しました。多様な価値観を認め、尊重しあうことができる社会を目指して建築を考えようと決意しました。

Q.論文の研究テーマ・授業の内容

ル・コルビュジェのドローイング(絵画)について研究しました。鑑賞者によって全く違って見えるコルビュジェの絵画を研究することで、多様な解釈、価値観で利用できる建築空間を設計する手法を見出そうとしました。

Q.指導を受けた教員とのエピソードを教えて下さい。

「建築設計特別演習A」 (内田祥夫先生) でのエピソード

「私は建築物の改修工事を依頼された、生活が苦しい、妻子あり」など細かい設定をされた設計演習でのこと。実はその設定は、設計をすると違法になってしまうというもので、設計を請け負うかどうか、が、そもそも問われていました。学生だから、といって設定に甘えるのではなく、社会に出たときと同様の、しかも落とし穴を用意しているという授業に衝撃を受けました。建築設計という仕事の責任の重さを自覚させられました。

Q.大学院での学びが、今どんな形で役立っていますか?

自分がこれまで学んできたことは、多様な価値観を認める社会環境を創出するという大きなテーマに収束しています。現在の実習指導助手という立場で、学生からの様々な意見や反発などに対して、彼らの多様性を認めなければなりません。先の大きなテーマは教育においても役立ち、また重要であると感じています。


プロフィール

2011年3月東洋大学ライフデザイン学部人間環境デザイン学科卒業後、同大学福祉社会デザイン研究科人間環境デザイン専攻博士前期課程に進学。2013年3月に修了後、藤井建築研究室にて、研修生として西洋思想史、美術史、建築史とともに建築設計を学ぶ。2016年4月、東洋大学ライフデザイン学部人間環境デザイン学科実習指導助手に着任、現在に至る。 
(掲載されている内容は2016年5月現在のものです)