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教員が語る大学院の魅力(福祉社会システム専攻 志村健一教授)

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ソーシャルワークのグローバル定義を日本で展開する

志村健一先生


Q.教員としてご自身の専門分野を踏まえ、「研究者として研究」することの意味とは?

ソーシャルワーク実践を言語化するために

人びとが支え合って生きてきた歴史は人類の歴史と重なるものでしょう。人びとが支え合って生きるのは直面する問題を解決するためであり、生活を継続させるための方法であったとも言えるでしょう。このような営みは姿、形を変えてこんにちまで引き継がれているはずですが、問題解決の方法として「説明」され続ける必要があると思います。私は研究者として地域社会の問題解決の営みを言語化することを研究の意味だと考えています。

Q.教員としてご自身が、研究者になった経緯をご紹介ください。

障がい児教育からソーシャルワークへ

大学時代は教育学科で学びました。大きな転機は教育実習で障がいのある生徒たちとかかわったことです。教育実習終了後、ゼミの教授に相談し、学部で十分に学べなかった障がい児教育について、大学院で学ぼうと相談したのです。アメリカの大学システムにも興味があったので、無謀にも留学することを決意しました。渡米して、いろいろな場面で障がいのある人たちとかかわり、その結果としてソーシャルワークの研究者になっていました。

Q.教員としてご自身のご専門分野について、現在までにどんなテーマを研究されているのかご紹介ください。

ソーシャルワークのグローバル定義を日本で展開する

カタカナで表記されていることからも明らかなようにソーシャルワークは外来語です。世界で実践が展開されているソーシャルワークですが、2014年7月にソーシャルワークの新しいグローバル定義が採択さました。私は日本社会福祉教育学校連盟側の委員としてこのグローバル定義の翻訳に携わりましたが、現在、この定義の日本における展開案の作成の役割を担っています。

Q.研究者として、つらかったことや、嬉しかったことは?

学ぶ楽しみ、喜びを共有する

ソーシャルワークは人と環境の出会いにかかわります。研究者としてその出会いを可視化し、言語化するプロセスに携わることができるのは、何よりもうれしいことです。クライエントやソーシャルワークやヒューマンサービスの現場にかかわる人たちと、学ぶ楽しみ、喜びを共有できることは研究者冥利に尽きます。

Q.大学院で学ぶことの魅力とは?

実践を可視化、言語化してみませんか

ヒューマンサービスの専門職にはアカウンタビリティが求められます。あなたの実践の説明責任をどう果たしていくのか、大学院で学ぶことによってそのための一つの方法が見いだせる。実践を可視化、言語化することを目指して一人ひとりの実践を内省する。そしてそれを他の院生と分かち合い、抽象化していくプロセスは、とても魅力的な営みです。

大Q.大学院で学びを考えている受験生にメッセージを一言。

大学院は冒険の場

大学院は冒険の場です。知的冒険です。学問の広い世界があり、深い世界がある。ぜひその冒険の世界へ飛び込んでみませんか。知らなかった世界を知ることは、知らなかったあなた自身を発見することにもつながるでしょう。


プロフィール

氏名: 志村 健一(しむら けんいち)

経歴: 現在、東洋大学大学院福祉社会デザイン研究科福祉社会システム専攻 教授

    1993年 ウィスコンシン大学ラクロス校大学院修士課程修了、

    2006年 フィールディング大学院大学博士課程修了

        2011年より、東洋大学社会学部。

専門: ソーシャルワーク

著書: 『ソーシャルワーク・リサーチの方法』(2004年)など


(掲載されている内容は2016年5月現在のものです)