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International students : ザキプール・バフマン (ZAKIPOUR Bahman)さん

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故郷イランと日本の関係を哲学の面から築き深めたい

写真:バフマンさん

ザキプール・バフマン (ZAKIPOUR Bahman)さん

イラン、テヘラン市出身。イスラム・アザド大学(イラン)を卒業後来日。

その後、他大学で修士課程を修了。

2013年に東洋大学大学院 文学研究科 哲学専攻博士後期課程に入学、在学中。

幼少期よりあらゆる日本武道をこなし、独学で日本語を勉強する。

哲学と日本武道をこよなく愛し、母国イランと日本の架け橋になる活動を続けています。

Q.母国のことを教えてください

私は2003年にイスラム・アザド大学に入学しました。哲学が大変好きだったので、大学で哲学専攻を選択しました。
同時に「イランアカデミー哲学」の授業に参加しました。イェガネー・シャイガン先生に指導いただき、
「アリストテレス哲学」、「イブン・スィーナー哲学」等を学びました。

2005年から2006年まで教員として働き、2008年に大学を卒業後、日本に来ました。 

イランでは日本武道(特に空手)も人気で、テレビでは「おしん」がものすごく流行っていました。おしんの“戦中と戦後の混乱期を逞しく生きた女一代記”の魂はイラン・イラク戦争後のイラン復興にあたるイラン人に、たくさんの勇気と忍耐を与えたのではないかと思っています。

写真:バフマンさん

Q.日本へ進学しようと思った動機は?

イランで指導いただいていたシャイガン先生が井筒俊彦教授の弟子だったからです。

私は4歳から空手を始め、剣道、合気道、居合道などを通して日本文化が好きでしたし、

シャイガン先生から「井筒先生の哲学」をよく教えてくださったので、日本でより深く学びたいと思い日本進学を選択しました。

Q.数ある大学の中で東洋大学を選んだ理由は?

理由は2つあります。

1つ目は東洋大学が創立当初から「諸学の基礎は哲学にあり」という理念を掲げ、哲学を重んじている大学であったことです。
ここでなら、より深く哲学について研究できると思いました。

2つ目は、「永井晋先生」がいらっしゃるからです。永井先生は「現象学」や「東洋思想」について、詳しい研究と深い思想をお持ちで、以前よりその思想に共感していました。先生の指導の元、深く勉強したいと強く思い、この大学院を選びました。

Q.大学院の魅力を教えてください。

私は2012年に「東洋大学国際哲学研究センター」の客員研究員として、東洋大学と関わっていました。東洋大学で開催された「共生の哲学に向けて:イラン・イスラムとの対話」というシンポジウムに協力していました。

2013年から東洋大学大学院に入学したので、客研究員の仕事をやめましたが、2013年と2014年にも、イランとのシンポジウムを準備するために「国際哲学研究センター」の活動に関わり、色々なシンポジウムやカンファレンスを実現できました。

これは東洋大学だから実現できたことで、よい経験ができたと感じています。

シンポジウム写真

Q.研究テーマと講義の内容を教えてください

研究テーマは「井筒俊彦思想における比較哲学の意義」です。

具体的には「井筒の比較哲学」を探求しています。

「井筒の比較哲学」は、フランス人の哲学者・イスラム学者の「アンリ・コルバン」から影響されたものです。
それ故に自分の指導教授「永井先生」のおかげで、授業でコルバンの著作を読みながら、
それを「井筒の哲学」と比較しています。

写真

シンポジウムでの発表風景

写真:バフマンさん発表風景

母国イランでの発表風景

Q.どんな奨学金を利用しましたか?

2013年から1年間まで、塩川正十郎総長の奨学金(月額10万円)、2014年10月~2015年3月まで、国費留学生として採用されました。

Q.お金のやりくり方法を教えてください

2013年まで奨学金がなかったのでアルバイトをしていました。

日本に住んでいるイラン人の友人や日本人の友達が本当に私を手伝ってくれました。

 

Q.1週間のスケジュールを教えてください

水曜日の永井先生の指導「哲学研究指導Ⅳ」を受講しています。それ以外は博士論文の執筆・準備をしています。

週に1度、居合道の道場にも通っています。

Q.修了後の予定は?

いろいろな夢があります。
できれば、イランと日本との哲学的な関係を再生したいと考えています。日本とイランの哲学的関係は残念ながら、イラン革命後にほとんどなくなってしまいました。

新たに関係を再生するため、「井筒俊彦思想」における発表会やシンポジウムなどで活躍できればと思います。

写真:バフマンさん

 

Q.東洋大学を目指す受験生に向けてメッセージをお願いします

私は東洋大学で様々なシンポジウムやカンファレンスを実現できましたし、永井先生の指導のもと、研究を進めていいます。

自分が興味がある先生や分野あれば、東洋大学に是非お越しください。

是非一度は学食を食べてみてください。東洋大学の学食は種類もたくさんあって、リーズナブルで、とてもおいしいです。

私の一番のお勧めは、6号館地下にあるイタリア料理の食堂です。

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