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法科大学院の2016年度からの学生募集停止について

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2016(平成28)年度からの学生募集停止について

東洋大学法科大学院は、2016(平成28)年度から学生募集を停止することになりました。

本法科大学院は、国民の社会生活上の医師として社会に貢献する法曹の養成を目標に掲げ、2004(平成16)年4月に開設されました。開設当初から、小規模な法科大学院の特色を活かし、一人ひとりの学生の学習カルテを作成して学習指導に役立てるなど、きめ細かな教育に力を注ぎ、その教育・指導活動は、昨年受審した日弁連法務研究財団の認証評価においても、高い評価を得ました。本法科大学院の修了生263名のうち司法試験に合格した者は60名に上り、国民の社会生活上の医師として社会で活躍しています。

しかし、法科大学院志願者の激減という全国的な傾向を反映して、本法科大学院の入学志願者の減少も著しく、とりわけ司法試験予備試験が実施されて以来、同試験が本来の趣旨とはまったく異なった方向で利用されるようになり、その傾向はさらに強くなりました。

本法科大学院は、入学志願者確保のための正当な対策は、充実した教育にこそあることを強く認識し、正課の授業改善だけでなく専任教員がオフィスアワー等を利用した課外の指導も充実させるとともに、本法科大学院を修了して法曹として活躍するアカデミックアドバイザーを活用して、主として法学未修者向けのフォローアップ講座を開講するなど学習支援を強化し、教育を充実させるための工夫と努力を重ねてきました。

また経済的理由によって法曹への道を断念せざるを得ない者にもその可能性を提供するため、東洋大学を挙げて支援に取り組み、学費を大幅に減額し、特待奨学生の制度も導入しました。さらに本法科大学院は、学外では法科大学院を設置していない大学を訪問して社会における法曹の重要性と本法科大学院の特色を説明し、学内では「法律学習会」という講座を開講してすべての学部の学生に法曹を目指す契機を提供するなどして、このような厳しい環境の中で志願者を開拓する努力を続けてきましたが、力及ばず、入学志願者の増加を達成することができず、結果として司法試験での十分な成果を上げこの厳しい状況を好転させることはできませんでした。その結果、本法科大学院は、2016(平成28)年度からの学生募集停止をやむを得ないと判断いたしました。

このたび、学生募集の停止という苦渋の選択をせざるを得なかったことにより、法曹を目指して日々の学習を続けている在学生、修了生の皆さんには、ご心配をお掛けすることになり、心からお詫び申し上げます。本法科大学院は、2016(平成28)年度からの学生募集こそ実施いたしませんが、現在実施している2015(平成27)年度入学者のための入学試験に合格し入学する学生を含め、在学生、修了生の皆さんには、入学時にガイドブックでお約束した内容を誠実に履行することをお約束いたします。正課の授業はもちろん課外での学習支援もこれまでどおり継続しますので、所期の目的を達成するため、学習に専念してください。本法科大学院は、今後も皆さんを全力で支援します。

最後に、本法科大学院開設以来、本法科大学院の運営にご尽力を賜りましたすべての関係者の皆様に、心から御礼申し上げますとともに、2016(平成28)度からの学生募集停止という状況に至ったことを、ご理解くださいますようお願い申し上げます。

                      2014(平成26)年9月22日

東洋大学法科大学院
院長 坂本 恵三

東洋大学法科大学院の学生募集停止について:学長声明