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文学研究科の哲学専攻

Course of Philosophy
哲学専攻
「理論哲学」と「実践哲学」の統合的な知を身につける


専攻長メッセージ

哲学は、一つの問いに対して、解答の可能性や選択肢の広さを考慮しながら
解答への手順を進めていく経験のプロセスである。

河本先生

哲学専攻長

河本 英夫
Hideo Kawamoto

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哲学は、問いを立て、解答の選択肢を提示していく探求の仕方である。一つの問いに対して、一つの最適解があることの保証は実はどこにもない。また問いに対して、解答があるのかどうか不明な問いもある。それらに対して解答の可能性や解答の選択肢の広さを考慮しながら、解答への手順を進めていく経験のプロセスである。そのためたとえ将来どのような職種に就こうとも、一度はそうした経験の仕方を身につけておいた方がよい学問である。医療関係従事者も教職関係従事者も、そうした経験の仕方を身につけることは、後に各職種の中で内的効果をもつと予想される。
そのとき経験には弾力が必要であり、また問いに対して必要とされる範囲での視野の広さも要求される。また経験には深さがある。この深さには限りがない。それはすでに先行する哲学者の著作に含まれている経験の深さを繰り返し感じとることで、さらに深さの度合いを増していくような進み方となる。
視野を広げるためには、語学の訓練も必要となる。哲学は言葉を活用した探求の仕方だからである。哲学は言葉の中に含まれる経験の内実を、言葉の活用法を変えるようして変更していく学問である。たとえばデカルトの使う「意志」、カントの使う「意志」、ショーペンハウアーの使う「意志」はそれぞれ異なった内実をもっている。それは言葉に別の意味内実を込め、言葉に異なる経験の内実を帯びさせて、言葉を通じて異なる事態を語ることに近い。そうした言語表現が哲学の言語である。それを習得するためには、哲学のテキストを読む以外にはない。そのために哲学専攻には、テキストの読解を通じて学習する哲学史系の課目と、領域設定に応じて考察を深めるテーマ型の科目が配置されている。そこには身体、動作、心情、超越等々のテーマが並んでいる。多面的なアプローチができ、かつ多面的に進んでいくことができることが、哲学の特質である。

概要

本専攻は理論哲学と実践哲学の区別された統合を理念に掲げ、これを社会で実現できる人材の養成を目的としています。

理論哲学を軸にする場合には、伝統的哲学のテクスト解読と解釈の積み重ねのうえに立って研究を進めます。また実践哲学は、「身体の哲学」をテーマに認知運動療法の専門家や外国人講師を招くなどさまざまな実践家の特別講義を行うほか、精神医学の講義も受講できます。

理論哲学・実践哲学のどちらを中心においても、両方の統合的な知を身につけることが可能です。

  • 入学定員:前期課程5名/後期課程3名
  • 開講時間:昼間開講
  • キャンパス:白山
  • 社会人入試:前期課程
  • 専修免許状:高校(公民)/中学(社会)
  • 学位:前期課程 修士(文学)/後期課程 博士(文学)