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公民連携専攻 大高さん×根本教授 社会人の大学院ライフ

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●学術的知見を取得し異業種の人脈を広げて実務で活かす

Q.大学院に、進学しようと思った動機、経緯は? (3月入試受験の経験をふまえ)

あ

私は企業内で官公庁向けの営業を8年間行っておりました。公共建築物は税金を使用して建設するため、要求された仕様を満たすべく責任感を持って仕事をしておりましたが、経験を積むにつれ要求された水準を満たす事のみが社会にとってベストプロポーザルなのか疑問に思う事もしばしばございました。他方で、PFI法が施行してから18年が経過し600件を超える事例がございますが、その多くは設計・建設・維持管理・運営の全部又は一部を一体的に扱うことによる経済的恩恵を受けており、さらに質の高い公共サービスの提供も期待されているように感じます。いつかは私もPPP/PFI事業にも挑戦してみたいと思う気持ちが芽生える中で、ある日東洋大学の公民連携専攻のHPを拝見すると…。まさにPPPの教育拠点であり、私が挑戦したい事を叶えてくれる場所だと直感で思い、3月入試の受験を決意したのが主な経緯となります。

※公民連携専攻は3月入試があります。入試情報はこちら

Q.大高さん、ご出身、職歴などを教えてください。

私は、北海道の札幌市出身です。札幌市は、ご周知の通り北海道にある政令指定都市に指定されており人口は190万人を有しております。

少年時代は、サッカー、水泳、スキーやスノーボードと、体を動かすことが好きで、外で遊びまわっていた事しか思いつきません。

〇職場でのミーティング風景

あ

職歴は大学卒業後、現在の会社に入社。札幌支店、福島支店、熊本支店(震災応援による社内派遣)を経て、2017年4月に東京本店に異動となり、現在は中央省庁を始め官公庁向けの営業に携わっております。福島支店在籍時に東日本大震災を経験した際、復旧・復興に励む中で、全国の皆様から多くの支援を頂いた時の感謝の気持ちは今でも忘れません。震災における復興事業を通じて私自身を育てて頂いたとさえ今では思えます。少しでも恩返しをしたいという思いがあり熊本地震の際は、自分が被災した経験を活かしながらどうすれば復旧、復興が迅速に進むのか考えながら我武者羅に働いた事を覚えております。2017年の4月に社内における東洋大学への留学制度を通じて東京本店へ異動し、社会人と学生の二刀流の生活を行っております。

〇社内留学制度の先輩のInterview記事はこちら

あ

Q.大学院で学んでみて気づいたこと・発見したことはありますか? 

大学院では学ぶ事による発見もございますが、周囲の生徒と何気ない話をする中でも実務で活かせる気付きを与えてくれる事がございます。私は授業中静かに勉強し、期末にはテストを受け、修了前に論文を提出するといった先入観を持っており、学校には知識を得るために通うものだと思っておりました。しかし実際は国籍※1も年齢も立場も異なる方がこの門を叩いている訳で…授業中でも遠慮なく質問から飛び交いそこから新たな発見も生まれます。ゼミで議論する時も色々な意見が出てきます。時には熱い討論になったり、論点が大幅に逸れたけど新たな気付きが生まれたりと公民連携専攻ならではの気付きや発見がございます。遠隔で受講される方※2もモニター越しにいつでも話せる状況にあるのでネット環境さえ整っていればどこからでも受講可能です。

※1海外からの留学生も在籍しています。在校生、修了生のInterview記事はこちら

あ

※2インターネットを利用した遠隔授業システムにより、遠隔地からでもリアルタイムで受講可能です(通信教育ではありません。一部通学が必要です)

Q.なぜこの大学院を選んだのか?

私がこの大学を選んだきっかけは社内の公募によるものです。ここ3年間社内で1~2名程度大学院に留学しておりますが、私は既存の業務調整や受験の決心が出来ず挑戦するまで3年かかりました。大学院の受験を決心したきっかけは、受験前に根本教授、サム田淵教授と個別面談する場を設けて頂き、そこで、入学前の心構えや院生生活の具体的なスケジュール、入学してくる生徒の傾向などをお聞き出来、多くの不安が解消出来た事です。悩んでいる方がいれば受験前に教授と直接面談出来る機会もございますので是非活用してはいかがかなと思います。

公民連携専攻 個別相談会はこちら

個別1

Q.根本教授、個別相談会とは?

根本教授入学を希望される方は千差万別、年齢も職業も国籍も、もちろんPPPに対するアプローチの仕方もそれぞれに特徴があります。専攻開設初期は一般的な説明会も行っていましたが、それではそれぞれの方のご関心にきめ細かく答えることができないことが分かりましたので、現在は、個別相談会の方式に変えました。教員が1対1で質問にお答えします。平日も土曜日も平均して週2,3回開催しています。時間はHPで開示しています。講義期間中であれば講義を実際に見学していただくことも可能ですし、遠隔地の方は、授業で実際に活用しているインターネットテレビ会議方式での面談も可能です。時間さえ合えば専攻長の私自身が対応させていただくことで、仕事上のヒントにつながる話し合いにつながります。興味はあるがあと一歩踏み出せないという方は多いものです。遠慮なく連絡していただければ幸いです。

根本 祐二 教授

東洋大学大学院経済学研究科公民連携専攻長。日本政策投資銀行を経て、現職。「朽ちるインフラ」(日本経済新聞出版社)でPPPの可能性を拡大

 

 

Q.大学院の魅力は?

私が大学院で感じた魅力は大きく3点ございます。まず授業のカリキュラムが多種多様でそれぞれが濃密な内容となっております。アカデミックな講義から、実際に受託している業務の補助、さらには海外プロジェクトまで数多くのメニューが用意されております。講義は1コマ90分×15回が1科目といった構成で、基礎的なインプットを行う科目もあれば各論の応用や深堀した科目もございます。私は建築学科出身であり経済学についての知識はございませんが少人数制での授業が多く、疑問点は遠慮なく質問出来る環境です。どれも魅力的な授業ばかりで必要単位を大幅に超えて修了して方が多くいると聞いております。

次に共に学ぶ同期(12期)の方の存在です。同期の方は官民問わず多くの刺激になります。社会人になってから同じ志を持った仲間に巡り合える機会は実は多くないと思います。同期に限らずOBの方とも交流する機会もあり、これからもこの大学院の人脈は広がり続けるのだろうと感謝しております。

〇修了生・在校生などの「動画」や、「Interview記事」はこちら

あ

最後に、学生という身分も手にすることです。(笑)

私もまさか…と思っておりましたが、31歳にして学生証を手に入れました。普段の生活でもメリットがあり重宝しております。

 Q.論文の研究テーマは?

あテーマは決めかねておりますが、ある統合小学校の新設事業の事例を分析し、どのような効果が出たか研究することを現在は考えております。この事業はとある町が複式学級を回避するために4つの小学校を1つに統合したのですが、既存校舎の増築ではなく新設で校舎を整備したこと。もう一つは児童の通学のために交通の整備をも一体的に実施した事が特徴です。現在試算した限りでも正の効果が出ており、今後検証を続けるうえでも様々な効果が秘めていると考えております。日本では公共施設の再編を推進する一方で、厳しい財政状況の中で新規の公共投資については厳しく問われる傾向がありますが、この事例をヒントに新設を選択肢に入れたうえで公共投資の再編が出来ないか…といった提言まで発展出来ればと考えております。このような1つの事例の経済効果が検証・証明されれば次々と他の自治体にも波及出来るのではないかと期待を寄せております。

 

Q.根本教授、単純な公共投資にもPPPは活用できますか?

東洋大学が考えるPPPとは、社会的な費用対効果の最大化問題です。民間が行うことに意味があるのではありませんので、公共投資にももちろん応用できます。従来の公共投資は、国や自治体が定める細かな仕様をいかに安く作るかがポイントでしたが、現在は、総合評価方式や性能発注方式が増えてきており、単純な公共投資であっても民間の知恵は必要です。言い換えると、民間の知恵がないと、つまりPPPのセンスがないと公共投資もできない時代になってきたと言えます。院生には、自治体、建設会社の土木・建築技師が多数います。もはや、公共投資とPPPと民間投資の垣根はないと言っても過言ではありません。

Q.指導を受けている「教員」との「エピソード」はありますか?

あ最初のゼミでPublic Private Partnershipとは何ぞや?といったお題に対して少し議論する機会がありました。議論を深めていく中で官側の生徒と民側の生徒で若干の解釈が異なり驚いた事を今でも覚えております。純粋公共財から私的財までの中間層にある領域全てにPPPの可能性が秘めていると思います。これからこの大学で学ぶ事が公民連携の全てと考えるのではなく、今後も実務を通じて学んだ知識を応せ、新たなPPP事業を生み出す事が責務だと感じております。 

Q.根本教授、PPPの可能性とは?

あ公共経済学には「大きな政府」、「小さな政府」という概念があります。政府の役割を大きく見るか、小さく見るかの違いです。日本は伝統的に「大きな政府」ですが、政府に依存しすぎたが故に先進国中最悪の財政状態を生んでいます。「小さな政府」は基本的には正しい考えですが、すべてを民間に委ねることは不可能です。できるだけ民間に委ねて良質なサービスを提供しつつ政府のウェイトを小さくし、同時に、政府にしかできないことは政府が行う、これがPPPです。先進国でも新興国でも今やPPPは経済政策の要です。PPPなしで世界経済は動きません、そうした中に我々は生きているということです。PPPには無限の可能性があると考えています。

 

Q.現在の1週間、または1日のスケジュールは?

月曜日

会社。社内で1週間のスケジュールを確認。夜間は大学での講義。

火曜日

会社。翌日のゼミで発表する時はゼミ資料の作成。

水曜日

会社。(ノー残業デイ)。夜間は大学院でゼミ・講義に出席。終了後に同期と少し飲みに行くこともしばしば。

木曜日

出張。東京→気仙沼。授業を取っていないため出来るだけ出張は木曜日に調整。

金曜日

会社。夜間は講義を受講。受講後に教授や受講生の方とちょい飲み。

土曜日

朝から夕方まで大学院で講義を受講。平日遠隔で講義を受けている受講生が東京に来る事も多く、終了後は白山にて交流会を実施。

日曜日

休み。レポート等の課題&リフレッシュ。

プロフィール

あ

■北海学園大学建築学部を卒業後、大和リース(株)に入社、札幌支店、福島支店、熊本支店(震災復興派遣)を経て2017年に東京本店に勤務。PPP/PFIについての理論と体系について整理したいと考え、2017年4月東洋大学大学院経済学公民連携専攻に入学。保有資格:宅地建物取引士・FP・エコ検定

■入学してから仕事・学業と忙しい日々が続き、新たな趣味は出来ておりませんがたまの休日はゴルフをしております。外出時に駅前広場や公共・商業施設を見ながら、民間提案時に活かせる事は何か…と考える事が自然と多くなっております。最近、気にしているのは商業施設の人の動線計画を見て1人で勝手に考察をしております(笑)。大学院入学前までは休日を遊び倒していた事も懐かしいですが、現在の方が遥かに充実していると実感しております。同期は面白い方も多く土曜日に開催される交流会は他愛もない話でも盛り上がっております。


(掲載されている内容は2018年1月現在のものです)

ご協力ありがとうございました。

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