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公民連携専攻 立花さん×根本教授 社会人の大学院ライフ

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.立花さんは、社外留学制度により、公民連携専攻に入学、2017年に修了されました。実際に学んで感じた「公民連携専攻の魅力」はズバリ何ですか?

「社会に役立つ事業とは何か?」を深く考えて、学ぶこと。それが、公民連携専攻の魅力です。それは、経済学として「経済的価値を創造しながら公的ニーズに応えることで、より豊かな社会の実現を目指す。」学問であること。この公民連携専攻で研究する素晴らしい意味だと思います。

 

立花 弘治 さん 

公民連携専攻10期生(2017年3月修了、PPPビジネスコース)  
大和リース株式会社 
民間活力研究所所属

 

PPP/PFI事業のプロジェクトマネージャーを担当。

さまざまな社会課題の解決方法を研究。全国の地方自治体向けに公民連携の提案、実現に向け飛び回る。

公の精神にもとづく公民連携事業の推進をもっとも大切にしている。

たちばなさん

 

 

 

.立花さん、プロフィールを教えてください。

ようしょう私は、愛媛県の愛南町出身です。愛南町は、四国の左下にある人口2万人の山と海に囲まれた自然豊かな町です。少年時代は、大自然で育ち、豪快で、体力があり、スポーツができ、まさしく「田舎のガキ大将」(右記:幼少の頃の写真参照)でした。

幼少期から野球一筋で、高校時代は、甲子園の常連、宇和島東高の投手として甲子園を目指し、名将、上甲正典監督の厳しい練習に耐えました。甲子園出場の夢は叶いませんでしたが、大学時代には、明治神宮大会で全国大会のマウンドを踏むことができました。

職歴は、大学卒業後、百貨店に入社。売場、企画、外商での経験を経て、2006年28歳の時に、現在の会社(大和リース株式会社)に転職しました。

転職後は、神戸支店で官公庁営業を担当。2011年3月に発生した、東日本大震災の過酷な映像に衝撃を受け、自ら志願し、震災復興支援を担当するプロジェクトチームに入りました。岩手県の被災地に震災1週間後から現地入り、応急仮設住宅の設置が完了するまでの半年間、復旧支援活動をしました。

この時、社会人になって最も過酷な仕事を経験した一方で、「今までの人生で一番、人のために仕事をした」と胸を張って言えます。一生忘れない経験となりました。公の精神にもとづく公民連携の推進に熱い想いを持つのは、この経験をしたからこそかもしれません。

その後、2011年10月より、東京本店で中央官庁の営業を担当。首都圏のPPP/PFI推進と震災復興支援室を兼務しながら、社外留学制度の公募を通じて、大学院に2年間通いました。大学院修了後の2017年4月からは、本社に異動となり、全国の公民連携を担当する部署の民間活力研究所で、プロジェクトマネージャーをしています。さまざまな社会課題の解決方法を研究しながら、全国の地方自治体向けに公民連携の提案、実現に向け飛び回る日々です。   

Q.根本教授、立花さんは、社外留学制度を利用して入学されました。こうした制度を利用して入学される方は、民間では多いのでしょうか? また、公務員にはこうした制度で入学された方はいますか?

 
h民間企業でも地方自治体でも、組織内での募集に応募して入学する院生さんは他にもいらっしゃいます。本専攻の場合は、業務上の成果を出すことを目的にしたプログラムを組んでいるので、組織としての期待は大きいようです。

Q.立花さん、入学前は相当忙しかったと思いますが、社外留学制度があったとはいえ、よく受験される決断をしましたね。

 仕事と大学院の両立による体力的な忙しさは、高校時代の厳しい練習や、被災地での復興支援を経験しているので乗り切れると思いました。昔から体力には自信がありましたから。入学にあたり悩んだのは、業務で進行中のプロジェクトに影響しないかということでした。

事前に公民連携専攻の「個別相談会制度」を利用して、根本先生と面談して相談したところ、「出張等で出席できない場合も十分理解して運営しており、遠方へ業務で出張の際には遠隔地からインターネットで遠隔授業システムを使って、講義に参加することも可能です」とのお話をお聞きして決断しました。遠隔授業システムを実際に利用しましたが、教室で受講しているのと遜色なく利用できます。

また、会社の社内留学制度を活用したこともあり、会社の支援、上司、同僚の協力と大きな理解を頂き深く感謝しております。そのかわり、大学院修了後「協力した恩返し」の期待も高く困りますが…(笑)。

・大学院進学相談会7/1(土) in白山キャンパス    

・公民連携専攻 個別相談会

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Q.立花さん、公民連携専攻での学びが仕事に活かされていると伺いましたがなぜですか?

大学院では、公共・民間の双方で実務をしている人達が、業務を進めるなかで直面した、社会課題に対する問題意識や、課題解決に対する熱い想いを持って集まっています。大学院で同じ場所に集まり、お互いそれぞれの立場を離れて、将来について真剣に議論を交わす。やはり、お互いに本音で議論しないと、本当の連携は、創れないのではないのでしょうか。この生きた議論こそが、実務や仕事に活かされる要因だと思います。

Q..根本教授、立花さんが仕事に生かすことができた理由は何ですか。

今、日本は人口減少時代に入っています。これは、右肩上がりを前提にしてきた今までのモデルを転換しなければならないことを意味します。民間企業の社員であれ公務員であれ、まったく違う発想が必要になります。立花さんの属する業界は、大きなくくりでは建設業になります。今までもっとも右肩上がりの経済にどっぷりつかっていた業界でもあります。その中で立花さんは、仕事で簡易的かつ低コストな庁舎や学校に取り組むことで、財政負担を軽くしながらも公共サービスを提供できるということ、つまり、今後人口が減少しても持続可能なモデルのヒントを得てこられました。その原体験が、大学院での学びと気づきによってブラッシュアップされ、いかなるテーマにも対応できる人材に発展したのだと思います。立花さん自身もそうですが、大和リースさんが企業として右肩下がりに対応できるビジネス界のトップリーダーになることを期待しています。

 

ねもと

根本 祐二 教授

東洋大学大学院経済学研究科公民連携専攻長。日本政策投資銀行を経て、現職。「朽ちるインフラ」(日本経済新聞出版社)でPPPの可能性を拡大

 

 

 

 

.Q.立花さん、たくさんの授業を履修されたと伺いました。在学中は、国内、海外に研究に行かれたとのことですが、何を得られましたか?

修了に必要なのは2年間で30単位ですが、私は68単位を修得しました。取りすぎですね。実務に直結する「院生参加型のビジネススクール的講義」は、まさしく白熱した議論の場で、とにかく楽しくて仕方がないんです。教授、院生、講義に参加するみんながその道のプロで、真剣だからこそ楽しいんだと思います。講義では、通常業務では絶対に言えない方々に、冗談をとばして笑い合うこともよくありました。

在学中は、国内、海外研究に積極的に参加しました。国内では、地域再生支援プログラムや公民連携導入可能性研究として、千葉県富津市「公共施設再編の研究」、神奈川県三浦市「空き家対策の研究」、三重県桑名市「駅前開発の研究」、青森県弘前市・岩手県紫波町「先進事例の研究」などに参加しました。日程は、講義のない日曜などを利用したバスでの日帰りの研究や、夏季・冬季の長期休暇を利用した2泊3日程度の研究旅行で気軽に参加することができます。まさに実務に直結する研究ですね。

海外では、先方の政府やJICAなどの海外研究事業に参加しました。自主研究も含め、実際に行った国は、フィリピン、マレーシア、インドネシア、シンガポール、カンボジアの5ヶ国です。事前研究では、対象国の歴史・経済・政策・制度など分析します。その後、現地では1週間~10日間前後、先方政府の案内のもと現地視察をして実際に関係者と協議をします。最終的には研究の成果提出と報告会をします。普通にある一般のツアーでは、見られない実態を見ることが出来ます。より、視野を広げることに役立ちました。

マレーシアの最終研究報告会では、元首相のマハティール閣下にプレゼンする機会を頂きました。普通の人生では絶対経験できないことです。まさしく、世界に先駆けてPPP専門の大学院であり、世界初の研究所を開設し国連から国連CoE「地方政府PPPセンター」の認証を受けているこの大学院ならではですね。

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「東洋大学公民連携専攻パンフレットから転載」

    

Q. 根本教授、学生は社会人が多いかと思いますがどんな構成ですか?また留学生や学部生から直接入学される方はいますか?                        

 多くは社会人です。これはPPPがきわめて実務的なスキルの必要な手法だからです。しかし、わたしたちはPPPを単なるスキルととらえるのではなく、公共的なニーズを財政的に持続可能な形で提供し、私たちの暮らしを豊かにしてくれるすべての知恵と考えていますので、実務の経験のないあるいは関係のない人でも十分に学び、そして気づきを得ていただけると思っています。そのため、留学生や学部から直接入学する人もいます。業種、職種、年齢、国籍の異なる院生同士でさまざまな刺激を得ると思います。多様な就学者を受け入れるため、専攻では、PPPビジネス、シティマネジメント、グローバルPPPの3つのコースを設けています。どのコースに入ってもすべての科目、演習を履修することができますが、将来の自分の道を明確に照らしてくれるようなコースが選択可能です。2017年4月は、公務員の方が半分ぐらい入学されました。「人口減少」時代に突入し、ある意味もっとも保守的な企業である地方自治体も変革が不可欠であることを認識していただいているのだと思います。公務員の方には、「パブリックコラボレーション制度」があります。この奨学金は、その他の奨学金との併用が可能です。

 留学生や学部から直接入学する方 (修了生・在校生メッセージ)

Q.立花さん受験生に参考となるよう、在学中のある一週間のスケジュールを教えてください。

  

月曜日

大手町サテライト18:30~21:40 

6限【公民連携演習Ⅰ(9)】(金谷先生)、7限【PPPプランニング論】(金谷先生)を受講。

帰宅後、課題のレポート作成や文献の整理。

火曜日

大手町サテライト18:30~21:40 

6限【財務計画論】(五十嵐先生)、7限【PPPデザイン論】(片桐先生)を受講。

講義後、出張の前移動。大手町サテライトは東京駅が近くて便利。

水曜日

宮城県の被災地に出張。

講義がない水曜を出張日に設定して、業務を組み立てることが出来ます。

木曜日

大手町サテライト18:30~21:40

6限【公民連携演習Ⅰ⑭】(美原先生)、7限【海外PPP制度手法論】(美原先生)を「遠隔授業システム」を使って、被災地から受講。

金曜日

大手町サテライト18:30~21:40

6限【財政学基礎】(松崎先生)、7限【PPPプロジェクト演習】(田渕先生)を受講。

講義が終了してから、同級生と食事・歓談をして24:00頃に帰宅。

土曜日

白山キャンパス10:30~18:00

2限【PPP総論Ⅰ】(根本先生)、3限【日本の地方行財政制度】(南先生)、4限【公民連携演習Ⅰ(6)】(根本先生)、5限【公共施設・インフラマネジメント】(根本先生)を受講。

講義後は、補講【飲み会演習Ⅰ】(院生)。同級生と社会問題について議論する。

日曜日

仕事・大学院ともに休み。来週に向けて休息をとります。

Q. 根本教授、立花さん、入学を検討されている方へひとことお願いします。

立花さん

社会人大学院を志望されているみなさん、公民連携には将来への希望があります。

“ここはあなたの人生を変え、世界を変える大学院”です。一緒に実現しましょう。

 

根本教授

 PPPは、理論的な裏づけと豊富な実践経験の両方が必要です。正確な理論を学び、それを現場で実践しようとする意志と実行力を持つ人を歓迎します。もちろん最初から備えている方はいません。教員や修了生が全面的に支えます。一緒に学びましょう。

 

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