1. トップページ >
  2. Close-up! > 2015年度 >
  3. Close-up!マハティール閣下との対話集会を開催 英語での活発な質疑応答を展開
Close-up!マハティール閣下との対話集会を開催 英語での活発な質疑応答を展開

Close-up!マハティール閣下との対話集会を開催 英語での活発な質疑応答を展開

2015年9月18日更新
全体写真

8月4日、白山キャンパスの125記念ホールで、本学アジアPPP研究所アドバイザーであるマハティール・ビン・モハマド元マレーシア首相を招いて、対話集会が開催されました。

マハティール閣下は、マレーシア第4代首相として、歴代最長の22年間の在任期間において、日本や韓国などの経済成長から学ぶ「ルックイースト政策」を推進し、マレーシア経済を飛躍的に成長させた人物として知られています。

当日は、文部科学省「スーパーグローバル大学創生支援」採択の6大学から28名の学生(本学23名のほか、上智大学、明治大学、立教大学、法政大学、芝浦工業大学各1名)が、英語でマハティール閣下と質疑応答を行いました。テーマはマレーシア情勢、日本人論、キャリア、教育、移民、経済、政治、未来など多岐にわたり、熱のこもった議論が展開されました。

マハティール閣下からは、「深みのある質疑応答で、学生たちが日本や世界の状況を真剣に考えていることが分かり、感銘を受けました。これからも、日本や世界で起こっていることに敏感になり、自分が何をすべきか、意思決定できる力を養ってほしいと思います。その際、感情に流されることなく、データから読み取ることや、相手とのコミュニケーションを大切にして、客観的な意思決定を心がけることが重要です」と講評をいただきました。

以下、対話集会に参加した学生の声を紹介します。

参加した学生の声


清宮 亮太さん

グローバル人材育成の仕事に就くために役立つ
新たな視点を得ることができた

東洋大学経済学部国際経済学科4年
清宮 亮太さん

私は将来、グローバル人材を育成する仕事に就きたいと考えています。以前、マハティール閣下が「日本人は失敗を恐れる国民性だからこそ、何事にも一所懸命に取り組む」と語られたことをWEBページで読み、対話集会では「その国民性は、今後の成長にもプラスになるのでしょうか」と質問しました。閣下からは「失敗を恐れるから、高品質を追求する社会が生まれたのだから、日本人のアイデンティティとしてプラスに捉えた方がいい」と回答をいただき、日本人の気質が外国人から見ると高く評価されることがあると分かりました。

当日は英語での質疑応答でしたが、私は大学入学時点では英語が苦手で、TOEICのスコアは300点以下だったほどです。けれども、2年次からすべて英語でディスカッション、プレゼンテーションを行う中川利香先生(国際経済学科教授)のゼミに所属し、必死で努力しました。昨年は、1年間、オーストラリアでワーキングホリデーも経験しました。そうした語学学習の成果を今回の対話集会で活かし、日本ならではのグローバル人材像を考える上での新たな視点を得ることができました。

遊佐 花奈子さん

マレーシアの政策を知り、
これからの日本について考える

東洋大学社会学部社会学科3年
遊佐 花奈子さん

米原あき先生(社会学科准教授)の国際社会学のゼミに所属しており、様々な国の政策に興味を持っていたため、参加しました。私が質問したのは、マハティール閣下が推進した「ブミプトラ政策」の成果についてです。マレーシアでは中国系の人々が経済を牽引していますが、多数派であるマレー人の自尊心に配慮して、教育や住宅などの面でマレー人を優遇する政策を打ち出しています。そのメリット、デメリットを知ることは、今後、移民の受け入れが進む可能性のある日本にとっても参考になると考えたからです。閣下からは、「最も人口の多いマレー人は政治・行政、中国系の人々は経済と、うまく役割分担を図ることが重要だ」という回答をいただきました。世界的に著名なリーダーと直接対話する貴重な経験を得ることができ、とても感激しました。この経験を活かして、学内でも活発に開催されている国際フォーラムに、積極的に参加したいという意欲がわきました。

ポー・ジュンケトさん

日本のさまざまな問題について学びたいと
モチベーションが高まる

東洋大学総合情報学部総合情報学科3年
ポー・ジュンケトさん

私はマレーシア出身でシンガポールからの留学生です。マハティール閣下は、「ルックイースト政策」をはじめとする優れた政策を推進した首相として、母国の人々から尊敬を集めています。そんな高名な方と直接対話できる貴重な機会だと思い、参加しました。私が質問したのは、「マレーシアで深刻化している汚職問題を改善するためには、何が必要か」ということです。閣下からは「何よりも大切なのはリーダーシップである。リーダーが汚職を絶対に断ち切るという信念を持っていれば、いずれ国全体が変わっていく」との回答をいただき、感動しました。また、今回の対話集会で周囲の日本人学生から投げかけられた質問は、大いに刺激になりました。これから、日本のさまざまな問題に関する情報により敏感になり、学んでいきたいとモチベーションが高まりました。

マハティール閣下、石破大臣を招いて「第10回国際PPPフォーラム」を開催

8月4日、大手町サンケイプラザで、「第10回国際PPPフォーラム」を開催しました。本学は2006年、世界に先駆けてPPP(Public-Private Partnership,公民連携)を専門とする大学院を開設しました。その研究成果を公表し、課題を提言するフォーラムです。10回目の節目を迎えた今回のフォーラムでは、PPP研究センター長の根本祐二教授からこれまでの歩みが紹介されるとともに、マハティール・ビン・モハマド元マレーシア首相、石破茂地方創生担当大臣の基調講演では、本学のPPP活動への期待が語られました。また、これまでの活動が高く評価され、国連欧州経済委員会からジェフリー・ハミルトンPPP推進局長が来日し、世界の地方政府に対する支援と人材育成のための機関「Specialist Center of Excellence for PPP in Local Governments(国連CoE)」として認定することが発表されました。