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Facebookを有効活用した双方向授業

Facebookを有効活用した双方向授業

2013年7月1日更新

Facebookを有効活用した双方向授業

経済学部総合政策学科の松原聡教授は、Facebook(フェイスブック)を活用した授業を行っています。受講する全学生にFacebookのアカウントを取得させ、学生は授業中にスマートフォンなどで、Facebookに教授の質問への答えや意見を投稿します。そのやりとりは、教室のプロジェクターに映して、全員で共有。教授と学生全員参加の、リアルタイム・双方向授業です。

サイト経済学部総合政策学科

経済学部総合政策学科の松原聡教授

「では皆さんはどの方式がいいと思いますか?その理由と一緒に送ってください」

授業の中で、松原聡教授は学生たちにこんなふうに呼びかけると、学生たちはスマートフォンやタブレットやパソコンを操作し始めます。松原教授のパソコンに接続したプロジェクターの画面に、学生たちの意見が次々と映し出され、松原教授がそれらを紹介していきます。

2~4年生を対象とする経済学部総合政策学科の授業「民営化と規制改革」では、こんな光景がいつも見られます。それは松原教授がSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の1つであるFacebook(フェイスブック)を授業に活用しているからです。

例えば、地方自治体が公の施設の管理・運営を指定管理者と呼ばれる企業や団体に業務を代行させる場合、その企業や団体を選定する方式に、随意契約や一般競争入札、総合評価方式などがあります。授業では松原教授がそれらの方式の概要を説明すると、学生たちはFacebookを使って、各自で最適と考える方式を選びその理由を書き込みます。

双方向の授業を実現

スマートフォンを使い、Facebookに真剣な表情で
意見を書く学生たち

「双方向の授業をやりたかった。学生の意見を瞬時に知りたいんです」。松原教授はその目的をこう説明します。
「ゼミ形式の授業とは異なり、『民営化と規制改革』は約60人の学生が出席する講義形式の授業です。学生の意見を聞くには人数が多すぎるし、ほとんどの学生が指名しても授業では発言しません。しかし、大学で教えることは、必ずしも答えが1つとは限らない。だからこそ、学生たちは私の講義を一方的に聞くのではなく、自分自身で考え、その場で意見を発表してほしい。それを実現する手段として有効なのがFacebookです」

最近は、ほとんどの学生がスマートフォンや携帯電話を持っています。そこでFacebookを活用すれば、授業を取っている学生たちにしか情報が見られないネットワークを無料で構築できます。これまでも松原教授は学内のPC教室のパソコンを使ったり、Twitter(ツイッター)を使ったりして双方向授業の実現に挑戦してきましたが「Facebookがセキュリティの面でも一番安心」だそうです。

学生たちも刺激を受ける

学生たちの意見は瞬時にプロジェクターの画面に
映し出される

Facebookを使った双方向授業は、昨年秋から行っています。その成果を松原教授は「予想以上」と評価しています。

「実際に始めてみると、これまで私が考えていた以上に学生たちがしっかりとした意見を持っていることが分かりました。学生たちも『面白い』と言ってくれています。『他の学生の意見が分かるので、刺激を受けます』といった声も聞かれました。実際に他の学生の意見を聞いて、改めて考え直す学生もいます」

学生同士が情報を共有できる点も、大きなメリットといえそうです。