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箱根駅伝 優勝の足跡を振り返る

箱根駅伝 優勝の足跡を振り返る

2014年3月4日更新

箱根駅伝 優勝の足跡を振り返る

10区間の概要と10名の出場選手のコメントからレースを振り返る。箱根だけは譲れないという強い思いで臨んだ今大会。真価を問われた彼らにしか語れない思いが、ここにある。今はもう、それぞれ次のステージを見据えている。

1区[大手町―鶴見] 21.4km

スタートより先頭にはりついた田口。早稲田大・大迫選手がハイペースで集団を引っ張る中、18km過ぎに田口が仕掛け一気にペースを上げる。トップ争いは日体大と駒澤大と本学の3校に絞られた。20km手前で日体大、駒澤大がともにスパートをかけ、徐々に差を広げられる。トップと21秒差の3位で2区へ。

田口 雅也(経済学科3年)
走行3位:区間3位
区間タイム/01:01:46

[選手コメント] 今回はレース展開にうまく対応できたと思う。区間賞が取れなかった悔しさもあるが、自分の役目を果たし、最低限の流れを作ることができて良かった。縦の繋がりを強化したことが、総合優勝へ繋がったと思う。4 年生が下級生を引っ張っていくチームを作っていけるよう、主将として頑張りたい。個人目標はトラックで結果を残し、三大駅伝での区間賞獲得。

東洋大チームが「次のステップに向けて最も大切だと思うこと」とは?

「成長」

2区[鶴見―戸塚] 23.2km

エース区間を任された服部(勇)。12km手前で2位・日体大を捉え、2位集団を4校で形成する。18km地点、酒井監督から給水を受けると一気にギアを上げ、早稲田大を引き離しにかかる。服部は順位を1つ上げ、2位で設楽(悠)に襷を繋ぐ。トップ駒澤大と27秒差、3位・早稲田大とは2秒差。

服部 勇馬(経済学科2年)
走行2位:区間3位
区間タイム/01:08:43

[選手コメント] 1区・田口さんから良い順位で襷を受け取り、順位を1つでも上げようと思って走った。(設楽)啓太さんが3年連続で走った2区を引き継ぐというプレッシャーと責任を感じたが、最低限の走りができたと思う。担当区間で優勝を逃したレースもあったが、今回はしっかり繋ぐことができた。今後は、自分がエースになる覚悟で、走りでチームを引っ張って行けるよう頑張りたい。

東洋大チームが「次のステップに向けて最も大切だと思うこと」とは?

「過去は見ない」

3区[戸塚―平塚] 21.5km

当日朝のエントリー変更で2年連続3区を任された設楽(悠)は、駒澤大を猛追。9kmでその駒澤大を捉えると、一気にスパートをかけ、その差を徐々に広げる。中継所手前で、酒井監督からの言葉を受けるとペースをさらに上げた。2位・駒澤大との差を55秒に広げ、ガッツポーズで4区へ繋ぐ。歴代4位の好タイムで、3年連続区間賞を獲得した。

設楽 悠太(経済学科4年)
走行1位:区間1位
区間タイム/01:02:13(区間賞)

[選手コメント] 学生最後の駅伝だったので優勝したい気持ちが強かった。前が見える位置で襷をもらったので、絶対トップに立てると思った。自分が往路優勝を決定付ける走りをするつもりで思い切り行った。4 年間、三大駅伝に全て出場させてもらい、嬉しいときも悔しいときも、怪我をして辛い時期もあったが、仲間の支えで乗り越えられた。
〔卒業後はHONDAに就職〕

東洋大チームが「次のステップに向けて最も大切だと思うこと」とは?

「結束力」

4区[平塚―小田原] 18.5km

4区は箱根初出場の今井。笑顔で設楽(悠)から襷を受け、落ち着いたペースで入る。11kmあたりから徐々に苦しい表情へと変わり、後ろの駒澤大との差も縮まってくる。それでも必死に首位をキープし、2位・駒澤大とは21秒差で、5区の主将・設楽(啓)に襷を託した。

今井 憲久(経済学科3年)
走行1位:区間3位
区間タイム/00:55:15

[選手コメント] 初めての箱根駅伝で、雰囲気、観衆、プレッシャーなど全てにおいて圧倒された。けれども、この舞台で走れることがとても嬉しくて、苦しいけど楽しいレースだった。自分の区間で駒澤大に差を少し詰められてしまい、申し訳ない気持ちでいっぱいだったが、チームのみんながそのミスを取り返してくれたことが本当に嬉しくて涙が出てしまった。

東洋大チームが「次のステップに向けて最も大切だと思うこと」とは?

「互いの尊重」

5区[小田原―芦ノ湖] 23.4km

5区山登りは主将・設楽(啓)が当日朝のエントリー変更で入った。トップで襷を受け、後続の様子をうかがいながら快調に進む。宮ノ下では、駒澤大と19秒差となるも、懸命に腕を振り箱根の山を登る。後半、得意の下りで一気に突き放し、そのまま首位を譲ることなく、大歓声の中、1位で芦ノ湖のゴールテープを切った。2位・駒澤大とは59秒差で、翌日の復路スタートとなった。

設楽 啓太(経済学科4年)
走行1位:区間1位
区間タイム/01:19:16(区間賞)

[選手コメント] 山登りはあまりにもキツ過ぎて無心で走っていた。最後に、主将らしい走りができたと思う。復路のメンバーがもっと差を広げてくれると信じていた。走りで引っ張っていくことしかできなかったが、チームワークの良さで1つにまとまったことが王座奪還の理由だと思う。
〔卒業後はコニカミノルタに就職〕

東洋大チームが「次のステップに向けて最も大切だと思うこと」とは?

「意識」

6区[芦ノ湖―小田原] 20.8km

往路優勝を受け、号砲とともにトップでスタートした日下。最初で最後の箱根駅伝ながら、10km過ぎからは区間記録を上回るハイペースで駒澤大を突き放す。小田原中継所では、2位・駒澤大とその差を1分17秒に広げる力走をみせ、7区へ。6区の東洋大学記録を樹立した。

日下 佳祐(経済学科4年)
走行1位:区間4位
区間タイム/00:59:04

[選手コメント] 南相馬市出身なので、地元の人たちに少しでも元気や勇気を与えられる走りをと思っていた。レースでは、とにかく2位との差を広げることだけを考えて走った。残り3kmで失速はあったものの、18秒広げることができ、復路の良い流れを作れたと思う。この仲間との出会いがあったからどんなときも乗り越えて、陸上を続けることができた。後輩たちには三冠に挑戦してほしい!
〔卒業後は日立物流に就職〕

東洋大チームが「次のステップに向けて最も大切だと思うこと」とは?

「底上げ」

7区[小田原―平塚] 21.3km

7区は、箱根初出場の1年生・服部(弾)。往路2区で首位との差を詰める健闘をみせた兄・勇馬に刺激を受け、快調なペースで先頭を走る。酒井監督から「後半が勝負」と声がかかると、歯を食いしばりペースを上げた。トップで受けた襷を守り、2位との差を1分54秒に広げる活躍で8区へ繋ぐ。歴代7位の好記録で区間賞を獲得。

服部 弾馬(経済学科1年)
走行1位:区間1位
区間タイム/01:03:27(区間賞)

[選手コメント] 初めての箱根駅伝でとても緊張したが、先輩方が「楽しく走ってこい」と声をかけてくれたので、楽しく走れた。苦手だった単独走も今回のレースで克服でき、自信がついた。今後の陸上生活にプラスとなると感じている。今後は、自分の役割や目標をしっかりと持ち、新たなチームで優勝を目指していきたい。設楽兄弟の次は、服部兄弟が頑張ります。

東洋大チームが「次のステップに向けて最も大切だと思うこと」とは?

「その一秒をけずり出せ」

8区[平塚―戸塚] 21.5km

前回大会で7区を走った髙久が8区を走る。2位との差をさらに広げる走りで、各定点でもペースを落とすことなく区間記録を射程圏内に。最後の上りは顔を歪ませながらも気迫の走りで、2位・駒澤大と3分40秒差に広げ、9区・上村へ。

髙久 龍(経済学科3年)
走行1位:区間1位
区間タイム/01:04:35(区間賞)

[選手コメント] 後ろのことよりも次の区間の上村が安心して、楽しく走れるようにと思って走っていた。前回は、緊張と不安で走り始めてから肩に力が入っていたが、今回は自信を持って走ることができた。2年前の大津さんの記録より速く走りたいと思っていたが、記録が及ばず悔しかった。次は最上級学年として、チームが良い方向へ進めるよう、4年生が一丸となる。1人ひとりが自分で考え行動できるチームにしたい。

東洋大チームが「次のステップに向けて最も大切だと思うこと」とは?

「向上心」

9区[戸塚―鶴見] 23.2km

9区までに「駒澤大と2分差つけられれば」という酒井監督の言葉を超え、3分40秒の大量リードを獲得。復路のエース区間は、初出場の2年・上村。ハイペースで入った上村は独走状態。後方からは駒澤大のエース・窪田選手が猛追する。20km付近、苦しい表情に変わりペースが落ち、時折蛇行するも、懸命に最終区・大津へ繋いだ。2位との差は3分12秒。

上村 和生(経済学科2年)
走行1位:区間4位
区間タイム/01:09:24

[選手コメント] 初めての三大駅伝出場で緊張はあったが、チームの力で大きな差をつけてきてくれたので、楽しく走ることができた。前半、抑えて入るつもりがハイペースで行ってしまい、後半ペースダウンしてしまったことは反省点。駒澤大・窪田さんは正直怖かったが、(大津)顕杜さんが見えたとき、トップで襷を渡すことができて良かったと思った。

東洋大チームが「次のステップに向けて最も大切だと思うこと」とは?

「その一秒をけずり出せ」

10区[鶴見―大手町] 23.1km

アンカーを任されたのは、3年連続箱根出場の4年・大津。トップで襷を受け、攻めの走りで1秒でも前へ突き進む。区間新記録を狙える快調な走りを続け、チームメンバーが笑顔で待ち受ける大手町のゴールテープに飛び込んだ。この走りで大津は区間賞、そして金栗四三杯を受賞。復路新記録を樹立した。

大津 顕杜(経済学科4年)
走行1位:区間1位
区間タイム:01:09:08(区間賞)

[選手コメント] 23kmという長い区間だったがここまで繋いできてくれたので、どんなに辛くても最後まで諦めず、みんなが待っているゴールまで行こうと思えた。2位が続き、箱根こそはと思っていたので、優勝テープを1番で切れて本当に嬉しかったし、みんなの姿が見えてホッと安心した。後輩たちには自分たちが成しえなかったことを達成していってほしい。
〔卒業後はトヨタ自動車九州に就職〕

東洋大チームが「次のステップに向けて最も大切だと思うこと」とは?

「考動」