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創立150周年に向けて国際的にも評価される大学に

創立150周年に向けて国際的にも評価される大学に

2013年6月1日更新

学長メッセージ
「創立150周年に向けて国際的にも評価される大学に」

2012年に、創立125周年を迎えた東洋大学。「哲学教育」を重視した創立者の理想は、今日まで東洋大学のDNAとして脈々と受け継がれている。創立125周年記念式典において竹村牧男学長は、来たる150周年に向けての「未来宣言」を行った。国際社会からも評価されるべく、すでに「グローバル人財の育成」に取り組んでいる。その意図とは何か。竹村学長が語る熱いメッセージ―。

哲学することの教授

東洋大学は1887年に、哲学者の井上円了先生が創設した「私立哲学館」に由来し、現在では11学部44学科、大学院10 研究科29 専攻、法科大学院を擁する日本でも有数の大規模な総合大学へと変貌を遂げました。

東洋大学はその建学の精神に「諸学の基礎は哲学にあり」を掲げています。どの分野の学問を学んでいくにせよ、根本に哲学が重要であるということですが、その意味は既成の枠組みや価値観などをもう一度疑い、根本的に考え直して、自分がうなずける立場から物事を捉え直していくということです。

私たちはともすれば、常識や時代の流行、先入観や偏見によって安易に行動しがちです。しかしそれでは、本当の自己実現と、そして他者の自己実現とを果たすことはできなくなってしまいます。井上円了先生は、哲学とは「思想の錬磨」―つまり「考えることを磨くこと」だと言われました。

東洋大学では、「哲学教育」を重視していますが、それは一定の価値観を教え込むということではありません。哲学科目のみならず、あらゆる授業科目において、自ら哲学すること、すなわち自ら深く物事の本質に迫って考えることを実践することです。

グローバル人財育成のための支援体制

「グローバル人財の育成」
に向けた3つの柱

グローバル化に伴い、「グローバル人財」という言葉を目にするようになりました。本学では、この言葉について、時代や環境の変化に流されることなく、地球規模の視点から物事を捉え、自らの未来を切り拓くことのできる人=「人財(人という財産)」と定義しています。

現在、東洋大学は「キャリア教育」と「国際化」、そしてその基盤となる「哲学教育」の3つを柱に「グローバル人財の育成」に取り組んでいます。現代社会は一つの価値観を信じて生きていける時代ではなくなりました。人口問題、資源エネルギー問題、環境問題など、そのサステイナビリティ=持続可能性を脅かす問題が多々あります。

日本は今、経済復興の兆しを迎えていますが、その先行きは何も保証できず、また厳しい事態を招かないとも限りません。そうした状況においては、今後どのような変化にも対応しながら、自分のめざすものを追求し、実現していくためのさまざまな力を身に付けていくことが大切です。

つまり、単に知識を増やすだけでなく、人々と関わりながら行動し、状況を打開していく力を培うことがきわめて重要になります。そのためには、グローバルな視野を持つことが必要です。今後、皆さんが大学を卒業した後、活躍する舞台は、国内であれ海外であれ、あらゆる国々が緊密な関係に結ばれた地球社会なのです。

グローバル人財となるために大学で磨くべき能力としては、基礎学力・専門学力はもちろん、社会人基礎力を養い、同時に語学・コミュニケーション能力を豊かにそなえ、かつ異文化理解・活用力と自文化理解・発信能力を十全に発揮することなどがあります。東洋大学では、これらのすべての力の育成を重視し、それぞれに多様な支援体制を用意しています。

より高水準な大学への変貌

東洋大学学長
竹村牧男

1948 年、東京都生まれ。
東京大学文学部印度哲学・
印度文学科卒業。博士(文
学)。専門は仏教学・日本仏
教。文化庁専門職員、筑波
大学教授等を経て、2002年
から東洋大学教授。文学部
長を経て、2009 年9月より
同大学長に就任。

東洋大学は創立125 周年を機に、「未来宣言」を発しました。125 年間にわたり、変わらずに次世代へと引き継いできたものは何かと言えば、「哲学すること」を重視した創立者の崇高な理想であり、これは東洋大学のDNAとも言えるものです。

東洋大学は、「哲学すること」の教授を根本として、世界標準の教育・研究・社会貢献活動を推進するのみならず、国際的に優れた水準の大学の実現を目指し、役員・教員・職員・学生のすべてが一体となって、卒業生ともども奮闘努力してまいります。

創立者・井上円了先生の崇高な理想を次世代へと届けることを喜びに、地球社会の未来に貢献する大学の確立を求めて、私たちの手で新しい歴史を創出し、進化し続けていくことを誓います。

皆さんも、この東洋大学がより高水準の大学となることを、自分の力によって達成するぞとの思いを抱いていただきたいと思います。