1. トップページ >
  2. TOYO people > 2014年度 >
  3. TOYO people:「学生広告の甲子園」Adfes2014で優勝! 東洋大学広告学研究会
TOYO people:「学生広告の甲子園」Adfes2014で優勝! 東洋大学広告学研究会

TOYO people:「学生広告の甲子園」Adfes2014で優勝! 東洋大学広告学研究会

2014年9月30日更新

「学生広告の甲子園」Adfes2014で優勝!
同世代のSNS利用実態をヒントに

東洋大学広告学研究会
東洋大学広告学研究会メンバー 社会学部メディアコミュニケーション学科3年生の杉浦茜さん(左)
社会学部社会文化システム学科2年生の平野志歩さん(右)

2014年、東洋大学広告学研究会は、大学広告系サークルの頂点を決める「Adfes (アドフェス) 」で初優勝を飾りました。

本研究会には約170名の学生が所属しています。東洋大学代表として出場したのは「ぱ~やぱ~やぱっぱ班」5名。そのメンバー、社会学部メディアコミュニケーション学科3年生の杉浦茜さん、社会学部社会文化システム学科2年生の平野志歩さんに、優勝までの道のりや、サークル活動について語ってもらいました。

学生だからこそ、思い切ったアイディアで勝負!

「Adfes(アドフェス)」初優勝 東洋大学代表「ぱ~やぱ~やぱっぱ班」
「Adfes(アドフェス)」で初優勝を飾った東洋大学代表
「ぱ~やぱ~やぱっぱ班」メンバー

杉浦さん 「Adfes」は企業クライアントを迎えてテーマを設定し、各大学で広告プランを出し合うコンペで、優勝すれば実際にそのプランが企業に採用されます。今年で12回目の開催。私たちは毎年エントリーしながら、なかなか本選に進めませんでした。昨年、初めて本選に出場できましたが、入賞は逃しました。私は昨年のメンバーだったので、今年は絶対に入賞したいと思って挑みました。

平野さん 今年は株式会社NTTドコモから、歩きスマホ防止の啓発活動と企業イメージの向上という課題が出ました。商品の広告とは違うので、最初は戸惑いましたが、歩きスマホをしがちな女子大生をメイン・ターゲットにしようと話し合う中で、誰かが「歩きスマホをしていると、下を向きっぱなしだから、絶対ブスに見える」と言い出して(笑)。それなら、歩きスマホをする「下向きブス」を「前向き美人」に変えることをテーマにしよう、と意見がまとまりました。

リーダーとしてチームをまとめ上げた杉浦さん
「Adfes2014」では東洋大学代表「ぱ~やぱ~やぱっぱ班」
のリーダーとしてチームをまとめ上げた杉浦さん

杉浦さん 「ブス」という言葉が審査で嫌われる心配もありました。しかし、その分インパクトは大きく、女子大生は少し自虐的な言動を好むところがあると感じていたので、あえて「ブス」を前面に出すことにしました。企業が大学生から企画を募るのは、“攻めた”提案を求めているからだと思い、穏当な表現に改めることはしませんでした。

平野さん 具体的な広告プランとしては、女子大生がよく利用するSNSと親和性が高いものを考えました。たとえば、不特定多数の人々が申し合わせて、公共の場で突然、ダンスなどのパフォーマンスをするフラッシュモブ。めったに目撃できない分、その場に居合わせたら「こんなの見たよ!」とSNSで拡散したくなると思うんです。

杉浦さん 同じ発想で、診断系アプリ(いくつかの質問に答えると「あなたは○○系ブスです」などと、笑えてSNSで仲間に勧めたくなるような診断結果が得られるアプリ)もプランに盛り込みました。さらに、歩きスマホの危険に気づいてもらうため、下向きブスのイラストを描いたお面の配布も提案。単なる啓発チラシは受け取ってもらえないかもしれませんが、歩きスマホをしているときの視界の狭さである「通常の1/20」を体感できるグッズとして配れば、興味を持ってもらえると考えました。

平野さん  「前向き美人」化計画として、「お月見ナイト・ヨガ」開催案もプランに加えました。ヨガはリラックス効果が女子大生に好まれ、姿勢も良くなります。お月見しながらヨガをすることは、上を見るきっかけにもなるでしょう。ヨガについて調べると“自分を見つめ直す” “今まで気がつかなかった自分に気づく”という意味もあって、歩きスマホの危険性に気付かせたいというテーマにもマッチします。

ただ、これから寒くなってしまうので、月見ではなく、室内でプラネタリウムの星を見上げてヨガをするイベントにしようと計画を練り直しています。

「Adfes2014」優勝で広告のプロとの協業を経験中

クリッカーを務めた平野さん
「Adfes2014」プレゼンテーションで緊張しつつ
クリッカーを務めた平野さん

平野さん 今年は15大学が出場し、プレゼン映像による予選を経て、8組が7月の本選に進みました。私はクリッカー(スクリーンに映し出すパソコン資料を操作する係)を務めましたが、本番でパソコンがフリーズ。とてもあわてました。最初の挨拶からやり直しになりましたが、プレゼンター役のメンバーが落ち着いて乗りきってくれて。結果が発表されたときは、メンバー全員大号泣でした。

杉浦さん 今は、広告代理店である株式会社 電通の皆さんと協力しながら、 「Adfes」に出したプランの実現に向けて練り直しているところです。会議には電通の方が8人ぐらい出席してくださいました。プロがこんなに関わるプロジェクトになったのかと思うと気が引き締まりました。

杉浦さん 電通本社にも伺いましたが、皆さん「仕事ができる」オーラが漂っていて緊張しました(笑)。私たちの提案に対して、電通の方から「こうしたらどうだろう」などといくつもの代案を説明されて、それが先の先まで見ながら練られているので、さすがだなあと感服しながら取り組んでいます。予算面では、私たちの提案通りにすると想定の2倍になってしまうことが分かったり、自分たちの甘さも痛感しました。普段のサークル活動で予算を細かく検討することはあまりないので、どう削減すべきかを一生懸命考えています。

真剣な活動を通じて意欲や探求心が増進

キャンパス内外を使ってスチール撮影中
広告学研究会メンバー
キャンパス内外を使って
スチール撮影中の広告学研究会メンバー

杉浦さん サークルでは今、東京学生広告研究団体連盟が主催する「学生 広告展」(以下、学展)の準備にかかっています。今年のテーマは東京タワーの展望台の来場者を増やすこと。私の所属する班では、忘れかけた東京タワーの良さを思い出そうという考え方で進めています。学展は全体の広告プランだけでなく、テレビCMやラジオCM、ポスター、キャッチコピー、Webサイトなど、さまざまな部門があり、東洋大学は昨年、トータル・プロモーション、ラジオCM、Webの3部門で賞を獲得しました。

今後は、この学展やハロウィンイベントの開催、学内向けのフリーペーパー制作、youtubeチャンネルの更新、特設webサイトの制作、東洋大学で一番おもしろい女子大生を決める大会の実施などに取り組んでいきます。

平野さん 先輩たちは広告制作に使うさまざまなパソコン・ソフトに精通していたので、先輩が抜けた後は、私たちが頑張っていかなければと思っています。私自身はもともとパソコンの操作は苦手で、好きな絵も紙に描くアナログ派だったのですが、サークル活動を通じて、デジタル(パソコン・ツール)をうまく使えば新しい表現ができることも知って世界が広がりました。今は、CM撮影に加わった経験から映像も楽しくて新たな興味がわいています。ただ技術はまだまだ、これから勉強したいことがたくさんあります。