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Information :「東洋大学校友会創立120周年記念式典」開催

Information :「東洋大学校友会創立120周年記念式典」開催

2014年9月30日更新

「東洋大学校友会創立120周年記念式典」開催

本学の卒業生組織である東洋大学校友会は、1894年に本学の前身である私立哲学館の同窓会として発足。その創立120周年を祝う記念式典が、9月7日(日)、白山キャンパスにて開催されました。
式典には1,100名以上の交友(卒業生)・関係者が集い、記念講演として交友会名誉会員である作家の内田康夫氏のご講演がありました。

東洋大学校友会創立120周年記念式典
井上円了ホールにて「東洋大学校友会創立120周年記念式典」が開催された

校友会会長 羽島知之氏
校友会会長 羽島知之氏

東洋大学白山グリークラブ・混声合唱団のリードにより、一同大学歌を斉唱
東洋大学白山グリークラブ・混声合唱団のリードにより、
一同大学歌を斉唱

校友会名誉会員 ミステリー作家である内田康夫氏
会場を沸かせた校友会名誉会員
ミステリー作家である内田康夫氏の講演

校友会中国出身者会の協力による二胡演奏
校友会中国出身者会の協力による二胡演奏で開幕

さまざまなパフォーマンスが披露
さまざまなパフォーマンスが披露され、
会場を盛り上げました

多くの校友会員が旧交を温めた
多くの校友会員が参加し、旧交を温めていました

式典は、井上円了ホールを埋め尽くす1,100名以上の来場者を迎えて開会。司会の校友会員である神太郎氏の合図で捧げられた物故者への黙祷で、会場は厳粛な空気に包まれました。

次に、主催者挨拶として、校友会会長である羽島知之氏が、1894年、私立哲学館同窓会としてスタートした校友会の歴史について語るとともに、校友会の活動の軌跡から現在の活動について話をし、「校友会創立120周年の重みは重みとして、より大切なのは未来です。校友会を次世代にバトンタッチしていくのは私たちの義務です。今日まで120年の長きにわたり活躍してこられた諸先輩方に感謝します。」と感謝の意を述べられました。

次に、福川伸次理事長、竹村牧男学長、村田薫東洋大学甫水会会長が祝辞として、お祝いの言葉と校友会の支援に対する感謝の言葉がありました。

続いて大学歌の唱和では、在学生の東洋大学白山グリークラブ・混声合唱団のリードにより、一同で校歌を斉唱。後輩たちの美しい歌声に校友の方々から大きな拍手が送られました。

式典では、校友会名誉会員であるミステリー作家 内田康夫氏の記念講演「学祖井上円了と浅見光彦」が行われました。

内田氏は、小説好きになるきっかけとなった夏目漱石「坊っちゃん」の冒頭『親讓りの無鐵砲で小供の時から損ばかりして居る。』を取り上げて、語り始めます。「ここに出てくる“無鉄砲” 。これは“鉄砲が無い”からではなく、元は“無点法(むてんほう)”からきています。 “無点法”とは“文章に点が無い=句読点がない”こと、つまり“文章を読んでも取りとめが無くて分からない、物事がはっきりしない”を指します。ここから “後先が分からない”を表す言葉となりました。僕の今の状態が、まさにこの『無鉄砲』、後先考えずに講演を引き受けてしまいました。」と話して、会場は早速笑いに包まれました。

次いで恩師で国文学者であった故 吉田幸一名誉教授との思い出を取り上げ、実は自作のミステリー小説の登場人物 浅見光彦と、吉田先生ご一家とは深いつながりがあるという、小説の誕生秘話を披露されました。

更に井上円了についての自身の研究についても語られます。「円了先生はひたすら国民の啓蒙を目指し、勉学の自由、そして大学を守るべく力を尽くした人物でありました。当時、私立には教員免許が与えられず、哲学普及のために教育者を育成することを目標としていた円了先生は、私立学校にも教員免許をと当時の文部省に陳情を続け、私立にも教員免許が認可されます。しかし、『哲学館事件』が起こり、哲学館は教員免許の認可が取り消され、廃校寸前までいきます。ここで艱難にくじけずに立ち直っていく、これが円了先生の素晴らしさだと思います。皆さんも大学が存立していることの素晴らしさを、改めてお考えになってください。また、諸国を講演して回っていたことから、生涯、旅にあった人でもあり、その死を迎えたのも大連での講演中でした。円了先生は旅することで自分を貫いた方だと思います。」と話された所で一呼吸置かれて、「“旅”ということですと、まことに恐れ多いんですが、浅見光彦、彼も全国各地で事件を解決する、旅する男なのです。彼を旅させるために、僕も旅を続けなければならない。」と井上円了と浅見光彦、そして内田氏には『旅』という共通点があるという見解で締めくくられ、講演は終了となりました。

祝賀会は、本学卒業生でありフリーアナウンサーの木村さおり氏による司会、校友会中国出身者会の協力による二胡演奏で、華やかに幕を開けました。

福島良一校友会副会長による開会の挨拶では、戦中戦後の厳しい状況のなかでも、会を運営して来た諸先輩への敬意が捧げられ、120周年を機に母校や在学生に貢献する決意を新たにされていました。

参議院議員 長島忠美氏による乾杯の後、祝賀会はなごやかな雰囲気のなか進行。本学卒業生のプロBMXライダー池田貴広氏のパフォーマンスや、東洋大学競技ダンス部によるデモンストレーション、東洋大学白山グリークラブ、混声合唱団、吹奏楽研究部などの演奏など、卒業生・在学生による催し物が場を盛り上げるなか、参加者は旧交を温めました。