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スポ東だより:ボディビル部から2選手が日本代表に。その一瞬に全てをかけて

スポ東だより:ボディビル部から2選手が日本代表に。その一瞬に全てをかけて

2014年9月3日更新

ボディビル部から2選手が日本代表に。
その一瞬に全てをかけて

「2014アジア サブジュニア&ジュニア ベンチプレス選手権大会」日本代表に選ばれた機械工学科3年 石塚峻太選手と、「2014世界ジュニアパワーリフティング選手権大会」日本代表に選ばれた総合情報学科3年 佐竹優佳選手は川越キャンパスボディビル部に所属。二人に、試合に向けた抱負や競技の魅力について語ってもらいました。

ベンチプレス日本代表 理工学部 機械工学科3年 石塚峻太さん、パワーリフティング日本代表 総合情報学部 総合情報学科3年 佐竹優佳さん
左がベンチプレス日本代表 理工学部 機械工学科3年 石塚峻太さん、
右がパワーリフティング日本代表 総合情報学部 総合情報学科3年 佐竹優佳さん

「パワーリフティング」「ベンチプレス」競技とは?
佐竹選手が日本代表として選出されたパワーリフティングは、3種目「スクワット」「ベンチプレス」「デッドリフト」を各3ラウンド行い、それぞれの最大挙上重量の総計を競う。
3種目の1つ「ベンチプレス」のみで競う大会もあり、石塚選手はこの競技での日本代表。

スクワット バーベルを肩に担ぎ、規定の深さまでしゃがんで立ち上がる。
ベンチプレス ベンチ台に寝て、バーベルを胸まで下ろしてから押し上げる。
デッドリフト 床に置かれたバーベルを引き上げ、直立姿勢まで挙上する。

初めての国際大会。世界を学んできます!

総合情報学部 総合情報学科3年 佐竹優佳さん
「2014世界ジュニアパワーリフティング選手権大会」
日本代表に選出された佐竹優さん

佐竹選手 私が出場する世界ジュニア大会は9月1日からハンガリーで開催されます。全日本ジュニア優勝者と、全階級2位の中からフォーミュラー係数という、体重が記録に与える影響を除いた数値がベストな選手が日本代表に選出されるのですが、私は優勝を逃してしまい、フォーミュラーで出場権を得ました。世界ジュニアはずっと目指していた大会なので、初めて出場が決まり本当にうれしいです。世界レベルを実際に体感して、多くのことを吸収したいと思います。

石塚選手 アジアベンチプレス大会は、9月12日からキルギス共和国で開催されます。私は昨年の全日本大会でアジア大会の標準記録をクリアしたことで、日本代表に選出されました。私も佐竹さん同様、国際大会は初めてなので、まずはアジアのレベルをこの目でしっかりと見てきたいと思います。目標は、今の自己記録170kgほどを、アジア大会までに何とか200kgまで押し上げたい。ちょっと無謀な挑戦ですが、狙っていきたいと思います。

目標記録が出た時の喜びと達成感、それが競技の魅力

理工学部 機械工学科3年 石塚峻太さん
「2014アジア サブジュニア&ジュニア ベンチプレス
選手権大会」日本代表に選出された石塚峻太さん

石塚選手 ベンチプレスをはじめたのは、中学生の時に陸上競技の砲丸投げをやっていて、そのトレーニングにと取り入れたことがきっかけでした。高校でパワーリフティング部に所属し、本格的に取り組みました。

ベンチプレスの基本は筋力トレーニングなので、年齢に関係なくできる競技です。目標を持って練習を続け、到達できたときの達成感。これに尽きます。

佐竹選手 私は、小さいころから重たいモノを持ち上げるのが好きで、次第に筋力トレーニングにも興味がわき、高校2年生のときに「筋トレをする部活があるらしい」と聞いて、出会ったのがパワーリフティング部でした。根っからの負けず嫌いということもあり、より高い記録を目指して練習に励み、高校では県内記録を出すことができました。

パワーリフティングは、努力がそのまま……とまではいかないですが、練習の成果が数字に表れたときに、やっていて良かったという喜びが大きいですね。

練習メニューや調整方法も、自分たちで考えています

ベンチプレスは、ベンチ台に寝て、バーベルを胸まで下ろしてから押し上げる競技
ベンチプレスは、ベンチ台に寝て、バーベルを胸まで下ろしてから押し上げる競技。
アジア大会までに200kgを押し上げるのが、今の石塚選手の目標だ
デッドリフトを再現
3種目の1つデッドリフトを再現してもらった。床に置かれたバーベルを引き上げ、
直立姿勢まで挙上するものだが、佐竹選手は141kgを持ち上げる記録
を持っている

石塚選手 普段のトレーニングは、大学の共有トレーニング室を使用しています。使用時間が決まっていて、平日18時から3時間、時間いっぱいまでだと21時になってしまいます。そこから帰宅してでは、勉強と睡眠時間が足りなくなってしまうので、2時間程で切り上げます。

トレーニングでは、同じ重量でもいいので、とにかくバーベルを押し上げる回数を重ねます。とはいえ、ベンチプレスだけをやっていても、記録は伸びないんです。競技では結局のところ身体全体を使うので。そこで、他のパワーリフティング種目もトレーニングに取り入れています。

佐竹選手 私はアルバイトをやっているのでトレーニング時間の確保が難しい。短い時間に集中して、高重量のバーベルを上げていくのが練習法です。大会での最高記録はスクワットで122.5kg、ベンチプレスが65kg、デッドリフトが141kg。いかにこの記録を超えていくかを考えて取り組んでいます。

石塚選手 ボディビル部は現在13名。その多くがボディビル専門で、パワーリフティングの専属コーチはいません。そのため、部活の先輩だけでなく、個人で通っているジムのコーチからアドバイスをもらうこともありますし、佐竹さんと相談することもあります。さらに大会で知り合った競技仲間など、幅広く意見を聞いてます。

佐竹選手 大会に向けた調整も、自分たちで考えて行います。私の場合は2ヵ月と長い期間をかける調整方法。仕上げ方で成績にも影響が出るので、スケジューリングも大変です。

ぜひ会場で、大きな声で応援してください!

第33回ジュニア全日本パワーリフティング選手権大会で2位の表彰式
左が佐竹選手。今年の5月開催の第33回ジュニア全日本パワー
リフティング選手権大会で2位の表彰式。この大会の成績で
日本代表に選出された
佐竹選手 第29回全日本高等学校選手権大会 金メダル
佐竹選手は、高校生の時からパワーリフティング大会で
優秀な成績を収め続けている。左は第29回全日本高等
学校選手権大会の金メダルだ

石塚選手 パワーリフティングもベンチプレスも個人競技ですが、学生大会があり、そこでは上位メンバーの記録を合算する団体戦があります。東洋大学は今年、「関東学生パワーリフティング選手権大会」で4位になりました。ただ、部員が少ないこともあり、全日本になると歯が立ちません。理想としては10名くらいパワーリフティング選手が所属しているといいのですが…。入部は随時募集中なので、興味のある人は、ぜひ声をかけてください。

佐竹選手 大学名を背負うことは貴重な経験で、学生大会はとても大切に思っています。競技中の掛け声がたくさんある方が力も出ます。逆に、静かだと悲しくなります。学生大会は各大学が参加して熱戦が繰り広げられるので、ぜひ応援に来てください。