1. トップページ >
  2. 東洋大学のカタチ > 2013年度 >
  3. 学び方の多様化に応える東洋大学の通信教育課程
学び方の多様化に応える東洋大学の通信教育課程

学び方の多様化に応える東洋大学の通信教育課程

2013年9月24日更新

学び方の多様化に応える東洋大学の通信教育課程

1964年にスタートした東洋大学の通信教育課程は、2014年に創立50周年を迎えます。この半世紀の間に、通信教育課程は新しい仕組みを取り入れ、さまざまな学びのスタイルに対応し、進化してきました。今回は、通信教育課程の特徴と学生のインタビューを紹介します。

サイト通信教育部

東洋大学の創立者・井上円了は、哲学館の設立時より「余資なく、優暇なき者」のための哲学教育に心を砕き、設立の翌月である1887(明治20)年10月には、通学生以外を対象とする「館外員制度」を開設。翌1888(明治21)年1月から、『哲学館講義録』を刊行して、現在の通信教育の原型ともいえる教育を行ってきました。この精神は、現在の通信教育課程にも引き継がれています。

東洋大学の通信教育課程では、3つの「学びやすさ」として、2012年春から「定額制授業」「メディア授業」「3部間聴講制度」という特徴を打ち出しています。

意欲ある学生にどんどん学んでほしい

1つ目は「定額制授業料」です。これは文字通り、一定金額以外の授業料はいっさいかからない制度です。他大学の通信教育では、スクーリング料や単位認定試験などの追加費用が別途かかる場合が多いですが、東洋大学の場合は、正科生が年間10万円、科目等履修生は1単位あたり4500円の定額制です。「スクーリング」「単位認定試験」「メディア授業」「3部間聴講制度」の費用も、この授業料に含まれています。

いつでもどこでも学べる

メディア授業の視聴風景

2つ目の「メディア授業」は、通勤時間など空いた時間に、携帯電話やスマートフォンなどのワンセグ機能を利用して学習できる仕組みです(パソコンでも学習可)。1科目12回の講義(約90分/回)で構成されており、4回ごとにオンライン上で理解度確認テストを受けます。

ライフスタイルに合わせバランスよく学習

3つ目の「3部間聴講制度」は、通学課程(文学部第1部・第2部、法学部第2部)の授業を通年スクーリングとして受講できます(正科生のみ)。スクーリングで修得した単位は最大40単位まで卒業単位として認定されます。このような通学課程の授業に参加する通年のスクーリング以外にも、白山キャンパスで夏期や冬期の休暇、ゴールデンウィーク、週末などを利用した集中講義型のスクーリングや各地で開催する地方スクーリングが受講できます。

東洋大学の通信教育課程は、文学部日本文学文化学科と法学部法律学科の2学部2学科設置されています。通信教育課程で学ぶ学生の入学目的は教員免許状や資格の取得などさまざまです。社会人として働きながら学ぶ学生がライフスタイルに合わせて学べるよう、リポート学習をはじめ、多様なスクーリングやメディア授業などを開講していることも通信教育課程の魅力です。

取得可能な資格・進路

○文学部日本文学文化学科

・中学校教諭1種[国語]
・高等学校教諭1種[国語][書道]
・図書館司書
・学校図書館司書教諭

○法学部法律学科

・中学校教諭1種[社会]
・高等学校教諭1種[地理歴史][公民]
・図書館司書
・学校図書館司書教諭

学生インタビュー

現在、通信教育課程では正科生と科目等履修生を合わせて約1500人が学んでいます。今回は、このうち2人に入学の目的や通信教育の感想などを聞きました。

学び方の多様化に適応し環境を整備

通信教育部長
沼田 良

哲学館の創設の趣旨には「余資なく、優暇なき者」のために教育の機会を開放すると書かれています。私たちは、井上円了のこの理念を現代に継承し、学びやすさにこだわった新しい取り組みをスタートしました。「余資なき」人々には授業料と諸費用をパッケージにして定額化し、実質的な負担を軽減しました。そして「優暇なき」人々のためにメディア授業を開始して、いつでもどこでも学べるような環境提供に取り組んでいます。いずれも、建学の精神と密接な関係にある本学の通信教育課程ならではの革新であると自負しています。

通信教育課程の学生の学習の取り組み方はさまざまですが、昨年には、出産、育児の期間を含め、仕事をしながら10年かけて卒業された学生がいらっしゃいました。ライフスタイルに合わせ、長い年月をかけて卒業されたことは、さまざまな教育環境を整備してきた私たち教員や職員にとっても、大きな励みになりました。

時代の変化とともに学び方が変わるなか、私たちは次の50年に向けて、東洋大学の伝統を守りながら、多様化する学びのスタイルに適応できる最高の教育機会を提供し続けたいと考えています。

多様な授業、スクーリングを開講

スクーリングは、講義形式の授業をはじめ、演習(ゼミ形式)など多彩な形態で開講しているだけでなく、「作家作品研究」「日本の美術」「書道」「民法」「政治学」といった豊富な授業があります。また、スクーリングでは普段自宅で学ぶ学生同士が交流し、互いに刺激し合う場面も見られます。

○情報資源組織演習B

深水浩司非常勤講師
図書館司書の資格取得に必要な知識を学びます。
写真はPC教室での授業のようす

○映像文化論A

岡田秀則非常勤講師
日本映画の歴史、映像文化を未来に伝えるフィルム・アーカイブの役割を学びます。