1. トップページ >
  2. TOYO people > 2016年度 >
  3. TOYO people:新任教員インタビュー 竹中平蔵教授(国際地域学部国際地域学科)
TOYO people:新任教員インタビュー 竹中平蔵教授(国際地域学部国際地域学科)

TOYO people:新任教員インタビュー 竹中平蔵教授(国際地域学部国際地域学科)

2016年6月1日更新
 

新たな学問分野の創造と確立を目指して 「グローバル・イノベーション学」の担う役割

竹中平蔵教授
国際地域学部国際地域学科 グローバル・イノベーション学研究センター長 竹中平蔵教授

東洋大学は 2016年1月、「グローバル・イノベーション学研究センター」を発足し、「グローバル・イノベーション学」という新たな学問体系の創造・確立を目指す取り組みを始めました。2017年度には、「国際学部グローバル・イノベーション学科※」の開設を予定。なぜ今、国際社会で「グローバル・イノベーション学」を学んだ人材が求められているのか。2016年4月から本学国際地域学部の教員を務め、当センター長に就任した竹中平蔵教授に伺いました。

グローバル・イノベーションのメカニズムと相互作用を追究

イギリスの『The Economist』が2012年に発表した、2050年の世界を予測した『Megachange: The World in 2050』でも指摘されているように、グローバルとイノベーションが今後の国際社会を発展させるキーワードになることは間違いないでしょう。そして、それらは相互に影響し合っているところに特徴があります。グローバル化が進行したのは、東西冷戦構造が終わり、市場経済と社会主義計画経済が統合され、マーケットが拡大したことが最大の要因といわれますが、見逃せないのはグローバル化を可能にしたイノベーションの存在です。インターネットに象徴されるデジタルな科学技術のイノベーションによって、情報を世界中へ瞬時に伝えられるようになり、市場規模が急速に拡大したのです。こうして生まれたグローバルな競争が、また新しいイノベーションを生み出すというように、互いに影響し合う不可分なものなのです。

こうしたグローバルとイノベーションのメカニズムと相互作用を追究するために、2016年1月、本学は「グローバル・イノベーション学研究センター」を開設しました。センターでは「グローバル・イノベーション学」という新たな学問体系の創造・確立を目指しています。

インベンションをイノベーションにつなげる人材育成を

また、本学は2017年度に「国際学部グローバル・イノベーション学科※」の開設を構想しています。

私は、グローバルな視点でインベンション(発明)をイノベーション(革新)につなげられる人材の育成を、この学科の使命にしたいと考えています。

トーマス・エジソンの偉大さは、電気のメカニズム解明というインベンションだけではありません。会社を興し、電気を販売する仕組みを作って電気という新たなエネルギーを社会に定着させた、すなわちイノベーションにつなげた功績も大きいのです。

日本は数多くの科学技術のインベンションを生み出しています。けれども、それを社会で実際に活用し、定着させるプロセスのシステム構築は十分ではありません。さまざまな視点で考え、発想し、柔軟な感性を持って、イノベーションを創造できる人材が国際社会で求められています。

そのために、「国際学部グローバル・イノベーション学科※」では、最新の科学技術に常にアンテナを張って、知見を広げるとともに、その利用可能性を考える力を養いたいと考えています。

そして、現代を生き抜くには指針を持つことが大切です。学生の皆さんには、そのベースとなる哲学をしっかり身につけ、高い志を持って、自分の可能性を追求していってもらいたいと思います。

※2016年5月現在、2017年4月開設に向けて、届出設置書類提出中および収容定員増加の認可申請中です。学部・学科名称等は予定であり、記載内容は変更になる場合があります。

プロフィール

竹中平蔵(たけなか へいぞう)

1951年和歌山県生まれ。一橋大学経済学部卒業。博士(経済学)。ハーバード大学客員准教授などを経て、2001年の経済財政政策担当大臣を皮切りに、金融担当大臣、郵政民営化担当大臣、総務大臣を歴任。2014年から国家戦略特別区域諮問会議メンバー。2016年4月から現職。

サイト国際地域学部

サイト国際学部