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2016年度 第11回未来を拓くトップセミナー「女性活躍時代の現実~男女共に輝くために必要な思考と行動~」を実施しました(板倉キャンパス)

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2016(平成28)年12月6日(火)、2016年度の第11回目となる「未来を拓くトップセミナー」を板倉キャンパスにて開催しました。本セミナーは、各界において指導的立場で活躍している方々を講師としてお招きし、将来への指針となる講演をいただくことで、学生のキャリア形成の一助とするために開催しています。

今回は、講師に株式会社資生堂 顧問の関根 近子氏をお招きし、「女性活躍時代の現実~男女共に輝くために必要な思考と行動~」というテーマでご講演をいただきました。会場となった板倉キャンパスの1101教室には、約170名の本学学生、教職員が集まりました。

トップセミナー関根近子氏

1972(昭和47)年、株式会社資生堂にBC(ビューティーコンサルタント)として入社をした関根氏は、現在に至るまで、さまざまなキャリアを積み重ねてきました。講演前半、関根氏はこれまでを振り返り、自身の経験についてお話されました。

さまざまな経験を重ねて

入社当初、BCとして店舗活動に励んだ際には、会社としての数値目標と現実との狭間で思い悩むことがあったことを打ち明けました。しかし、ある日の先輩からの助言を受けて、お客様への接し方を変えたところ、お客様から感謝の言葉をかけられることも多くなり、それがきっかけでBCの仕事に「喜びとやりがい」を見出すことができたといいます。「環境は自ら作ることです」そう関根氏は聴講する学生に強く訴えました。

関係会社で店舗・営業等の責任者を務めたときにもまた、リーダーシップが必要とされる立場に難しさを感じていた一方で、当時に得られた気付きを次のように語っています。「人間はみな強みも弱みも持っています。前任者と比べるのはやめて、自分の強みで勝負することが大切です。組織にはさまざまな能力やスキルを備えた人が集まっているので、自分の弱みは誰かが補ってくれます。色々な人が集まっているからこそイノベーションもできるのです」

その後の異動で、関根氏は2009(平成21)年から国際マーケティング部 美容企画推進室に室長として配属されます。国際的な環境下では、英語を話すスキルがベースとして必要とされますが、それよりもチャレンジ精神と積極性、オープンマインドをもつこと、また、これまで現場で経験してきた知識を根拠として、論理的に自分の意見を伝えていくことが何よりも重要であることを学生に伝えました。

女性活躍時代の現実と課題

関根近子氏「日本の未来・経済を活性化するためには、男女ともに意識改革が必要となります」――。

関根氏は、職場における男女の本音、男性管理職・女性部下の本音にずれが生じていることを示し、双方の思い込みや従来の固定観念が、現代の課題となっていることを訴えました。そして、少子高齢化や生産人口の低下等、さまざまな課題を抱える日本において、そういったずれを解消し、単なる働き手になるのではなく、経済を動かすまでの担い手になることへの期待を寄せ、「会社は皆さんの力を必要としています。ぜひ『バリキャリ ※』になっていただきたいと思います」と学生にエールを送りました。

 ※バリキャリ:バリバリのキャリアウーマンの略。講演上では、「バリバリ働いてキャリアを積むこと」の意味で使用。

男女が共に輝くために

続いて関根氏は、男女共に輝くために必要なことは「ポジティブ思考」であることだと強調し、マザーテレサの言葉を引用して、「思考はいずれ運命になります。不満などのネガティブなことを言うより、ポジティブな考え方をしていきましょう。どんなに大変な状況下であっても何とか解決策を見つけていこうとすること、今そこにあるものに着目していくこと、これが真のポジティブ思考です」と語りました。

 1. チャレンジ精神
   自分の強みを知る・磨く

 2. 主体的であること

 3. タフな精神力

関根氏自身がポジティブ思考になることにより得られた視点・行動が上記の3点です。

不平・不満を言って周りの環境のせいにするのではなく、自分自身はどうしたいのかを常に念頭に置いて行動すること、決して他人と比べずに過去の自分と比べて目標をもち、目標達成のために努力・工夫をしていくことの大切さを伝え、それらがいずれは自己成長にも繋がることを示しました。
「失敗や挫折は心をタフにしてくれます。竹のようにしなやかに強くあってください。苦しいときほど笑いましょう。笑えば希望が湧いてきます」そう笑顔で語る関根氏の言葉に、学生は熱心に耳を傾けていました。

「皆さんの歩いたあとに素晴らしい花が咲くことを願っています」――。
最後に関根氏は、学生へ未来に向けた想いを伝え、今回の講演を締めくくりました。

 

今回のセミナーに参加した学生の声

・どんな仕事にも「意味」があり「やりがい」があり、それを見つけるのは自分自身であることを知ることができて、アルバイトや学業にも積極的に取り組もうと思いました。また、他人のせい、他人頼りにするのではなく、自分で考えて自分で失敗して自分で解決していくことが大切だと学ぶことができてよかったです。

・苦労や失敗はしないほうが良いと思っていましたが、失敗に対して前向きなイメージを持てました。これからは失敗を恐れず積極的にチャレンジしていきたいと思います。

・どのような仕事でもやりがいを見出す関根さんの姿に心を打たれました。今回のセミナーに参加できてよかったです。

・自分が今悩んでいることへの答えがあり、少しすっきりしました。今は物をネガティブに捉えることのほうが多いですが、これからはポジティブに考えるようにしようと思います。これから、たくさんの壁にぶつかってしまうかと思いますが、苦しいときこそ笑顔で乗り切ろうと思いました。

・自分の考え方がいかに狭い視野での考え方であったかがよくわかりました。環境を言い訳にしないという言葉が非常に胸に刺さりました。

・とてもためになるお話でした。特にポジティブ思考は実践したいなと思いました。いつかやってよかったと思えるように私もバリキャリで頑張りたいです。

・関根さんは、強くしっかりとした信念や覚悟を持っていたからこそ、どのような状況下でもやり抜かれたのだろうと感じました。

講師プロフィール

関根近子氏

株式会社資生堂 顧問 関根 近子氏

1972年 資生堂山形支店にBC(ビューティーコンサルタント)として入社。10年間店頭で活動後、得意先・BC教育に10年間携わる
1991年 子会社「(株)ディシラ」へ出向
2003年 (株)ディシラ東日本ブロック本部長
2004年 資生堂販売(株)宇都宮支社長
2006年 近畿支社大阪支店長
2008年 ディシラ営業推進本部長
2009年 国際事業部国際マーケティング部美容企画推進室長に。このとき、全世界のBCの行動指標「SHISEIDO OMOTENASHI CREDO」を作製し、全世界のBCに「おもてなし応対」の重要性をあらためて浸透・徹底させた
2012年 執行役員 美容統括部長に就任
2013年 日経WOMAN「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2013リーダー部門」受賞
2014年 BCから初の執行役員常務に就任
2016年 1月より(株)資生堂顧問就任 現在に至る

 

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