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履修制度(抽選制度・履修登録期間)に関するアンケート結果等及び教務部との意見交換会の内容について報告いたします(学生FDチーム)

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履修制度(抽選制度・履修登録期間)に関するアンケート結果等及び教務部との意見交換会の内容について報告いたします(FD推進センター学生FDチーム)

 FD推進センター学生FDチームは、履修制度を改善するための取り組みを進めています。以下では、

ⅰ 履修制度(抽選制度・登録期間)に関するアンケート結果及び学生FDチームの分析

ⅱ アンケート結果及び学生FDチームの分析をもとに作成し、教務部へ提出した「履修制度の改善関する提案書」の提案内容及びそれに対する教務部からの回答

ⅲ 学生FDチームが提起した履修制度に関する課題についての教務部からの説明

について報告いたします。

ⅰ 履修制度(抽選制度・履修登録期間)に関するアンケート結果及び学生FDチームによる分析

  学生FDチームは、2014年9月1日(月)~9月13日(土)の約2週間、大学のWEBアンケートシステムを用いて「履修制度(抽選制度・履修登録期間)に関するアンケート」を行いました。対象は、白山キャンパスに所属する6学部の学部生で、811件の回答が集まりました。アンケート実施の目的は、履修制度に関する学生の声を広く聞き、履修制度を改善する提案の作成に活かすためです。アンケートの実施に際しては、FD推進支援室の方々、教務部及び各学部教務担当課の方々にご協力をいただきました。

○アンケートの項目:以下A,B,C の質問を記載しました。

A. 履修登録における抽選制度に関する質問

B. 履修登録期間に関する質問

C. 履修制度(抽選制度・登録期間)をより充実させるために、あなたの意見をお聞かせください。

・学部別回答人数割合                 ・学年別回答人数割合

 q        くぁ


<A. 履修登録における抽選制度に関する質問>

Q1. 今まで履修を希望していた科目で抽選に漏れたことがありますか。

選択肢(1:ある2:ない)  

q

Q2. Q1 で「1:ある」とお答えした方で希望していた同じ科目で2 回以上抽選に漏れたことがありますか。

選択肢(1:ある2:ない) 

2

データから言えること

 履修登録における抽選制度の2つの質問から、同じ科目で2回以上の抽選漏れを体験している学生はあまり多くありません。しかし、回答者の半分以上が、履修を希望していた科目の抽選に漏れてしまったことがあると読み取れます。


<B. 履修登録期間に関する質問>

Q1. 履修登録の期間についてどのように思いますか。また、その理由を記述してください。

(参考)2014 年度春学期の登録期間:4月7日(月)~4月10日(木) 

     2013 年度春学期の登録期間:4月8 日(月)~4月12日(金)

選択肢(1:長い2:短い3:ちょうど良い)

あああ

 自由記述から、「短い」と回答した理由を5つに分類しました(以下、回答コメントを引用)。

1.履修登録期間中のすべての曜日の授業に出席したい

(今年度は履修登録期間が月曜日から木曜日の間のみであり、金曜日と土曜日の授業に出席できないまま履修登録期間が終了してしまったという経緯がありました。)

回答者のコメント

・「授業の雰囲気がつかめないまま、履修登録をするので、イメージと違う内容のことがありました。」

2.他の授業も受けたい

回答者のコメント

・「受講してみたい授業が同じ時間に重なった場合、どちらかの授業しか見ることが出来ず、判断材料として不足があるから。」

3.履修登録期間を長くすることで、時間割を調整したい

回答者のコメント

・「授業や単位数の計算を万全なものするには見直すための期間がないため」

4.システム・環境

回答者のコメント

・「金曜日夜に履修登録終了となると、アクセスが混雑してしまうのではないだろうか。可能であれば、土曜日の夜に履修登録期間締切がよいと思う。」

5.新入生特有の悩み

回答者のコメント

・「1年生でまだ大学のことも講義のこともよく分かっていない。それなのに1週間で履修を全て決めろと言うのはやはり難しい。」

データから言えること

 結果から、今年度の履修登録期間は月曜日から木曜日となっていたことから、金曜日と土曜日の授業に出席できなかったため、履修をするか否かの判断材料が足りないということが窺えます。少なくともすべての曜日で1回は授業に参加できる期間が必要であると考えました。

 新入生に対しては、期間の問題だけでなく、履修制度そのものの認識不足が挙げられます。新入生の履修制度に対しての理解を深められるような工夫が必要であると考えます。

Q2.履修登録期間中、あなたはどのように履修する科目を決めますか。選択肢「3:その他」を選択した方は、その他の方法を記述欄にご記入ください。(複数選択可)

選択肢(1:実際に授業を見てから決める。2:シラバスを見て決める。3:その他)

gg    あああああああああ

「3:その他」の意見で多い意見の3項目を示します(以下、回答コメントを引用)。

1.友人や先輩など、その授業に関する情報を持っている人に聞く(51票)

回答者のコメント

・「興味を持った科目について、その科目を履修したことのある先輩や友人に尋ねてから決める。」

2.先生についての情報によって決める(9票)

回答者のコメント

・「先生の人柄、態度等も見て履修するか決定します。」

3.カリキュラムを考慮して決める(7票)

回答者のコメント

・「卒業要件にあわせる」

データから言えること

 多くの学生は、履修する科目を決める際に、実際に授業を見てから決める、シラバスを見て決めるといった方法を採っています。また、その他の方法としては、周りの友人、先輩に相談するといった旨の回答が圧倒的多数を占めました。


<C. 履修制度(抽選制度・登録期間)をより充実させるために、あなたの意見をお聞かせください。>

例)・(履修制度)抽選に一度落ちたら、二度目の抽選は何らかの配慮をしてもらいたい(同じ科目の場合)。

  ・(履修登録期間)実際に授業を見てから履修登録できるよう、正規履修登録期間は月~土曜日まで

   1週間設けて欲しい。

以下、回答コメントを引用し、まとめました。

1.履修登録期間について(履修登録期間を延ばしてほしい)

回答者のコメント

・「少なくとも正規履修登録期間は1週間ほしい。それより少ないと授業に出ていないものをシラバスだけで判断しなければならないので選択に困るし、早く決めなければならないという焦りも生じ、登録手続きを誤る人も出てくると思う。」

・「シラバスだけでは授業の雰囲気や実際の内容が完全把握できない。特に授業数の多い平日の金曜日の授業を実際に受講しないで登録期間が終了してしまうと、実際に授業とイメージに差が生じたときに、取り返しがつかなくなってしまう。一週間を設け、学生に考える時間を与えるべきである。」

2.カリキュラムの統一について(通年制をセメスタ制にしてほしい)

回答者のコメント

・「学部ごとに履修登録が前後期別々になるのかどうかが分かれているのは統一されないのでしょうか。」

・「まずは、半期ずつで履修できるようにしてもらいたいです。学生は日々勉強をしていく中でやりたいこと、学びたいことが増えたり変わったりすると思います。」

3.抽選制度について

回答者のコメント

・「抽選に2科目、3科目落ちているとまた考え直さなければならないので落ちるのは1科目だけにしてもらいたい。」

・「抽選の発表が遅すぎる。抽選待ちのために出席できなかった授業は考慮してほしい。

・「抽選にはずれて代わりにまだ余裕はあるが取りたいと思わない授業をとるのは学習意欲が下がってしまう。先生の中にはあとから取ること(追加登録)を(第二希望的な感じになってしまうため)許して下さらないかたもいるときいたので、人気の講座は枠を増やすなどしてほしい。あと抽選にはずれた人はなんらかの優遇措置があるといいです。」

データから言えること

 履修登録期間においては、多くの学生が短いと感じているということが見てとれます。月曜日から土曜日までしっかりと1回目の授業を受けたうえで、履修を組めることが望ましいと考えられます。抽選制度においては、同じ科目の抽選で2回以上落ちている学生もいるということが今回の調査の過程で判明しています。

ⅱ アンケート結果及び学生FDチームの分析をもとに作成し、教務部へ提出した「履修制度の改善に関する提案書」の提案の内容及びそれに対する教務部からの回答

 アンケート結果及び学生FDチームの分析結果(上記ⅰ)を踏まえて、学生FDチーム内で議論を重ねました。その後、教務部へ提出した「履修制度の改善に関する提案書」の要旨を、以下に示します。

Ⅰ.課題

①  履修登録期間の短さ

②  履修制度が学部によって通年制とセメスタ制が異なること

③  新入生の履修制度に対する理解不足

④  抽選後の対応

 以上4点は、アンケート結果及び学生FDチームの分析結果(上記ⅰ)を参照

Ⅱ.改善策の提案及び教務部からの回答について

学生FDチームが提案した改善策①

●シラバスに授業風景が分かる動画を掲載すること

これは、課題①と④に対応するものです。

 Web上に動画を載せることにより、学生がやむを得ず出席できない授業の様子を知り、「実際の授業」に近い情報を得ることができます。また、抽選漏れした場合に、履修登録する授業を判断できる材料を提供することにもつながります。

改善策①に対する教務部からの回答

改善策①については、教務部から「シラバスに動画を掲載することは技術的に可能である。ただし、肖像権等の問題もあり、すべての教員に強制することはできない。」という回答がありました。

学生FDチームが提案した改善策②

●初回の授業を、それぞれ90分のうち何回かに分けて行うこと

これは、課題①に対応するものです。

 様々な講義の初回の授業を受けることができると考えられることから提案したものです。上記ⅰからも初回の授業に参加することで履修するか否かの判断をしている学生は8割近くいることから、実際に授業に出席することは履修科目を決めるにあたり非常に重要な役割を果たしていることが分かります。この提案により、学生が多数の授業に出席することができるようになると考えます。

改善策②に対する教務部からの回答

 改善策②については、教務部から「大学設置基準上、1単位45時間の学修が必要とされていることから、試験期間や補講期間を除いて、1科目あたり半期15回にわたる期間で授業を行うことが求められている。90分で1時限の講義を行うことが義務付けられているため、改善策②の提案については、不可能である。また、1科目あたり実質17週(授業15週+試験1週+補講1週)の授業を確保することを前提として大学側はカリキュラムを組んでいる。」という回答がありました。

学生FDチームが提案した改善策③

●「予備登録期間(仮登録期間)」の検討

これは、課題①、③、④に対応するものです。

 「予備登録期間(仮登録期間)」を設けることにより、抽選が行われる教室の事前調節が可能であり、また、おおよその受講者数が公開されることで各授業が抽選になる可能性があるかどうかも分かります。そのようにすれば、事前に他の授業を検討し、抽選となった場合に備えておくことも可能になると考えられます。

 改善策③に対する教務部からの回答

改善策③については、教務部から「予備登録期間を設けたとしても、抽選を実施する可能性のある全ての科目を、必ずしも教務課が把握できるわけではない。ただし、2~4限の基盤科目を抽選する可能性が高いということは言える。教室調整をしていた期間において、代わりに抽選実施科目速報を出すことは可能であると考えられる。」という回答がありました。

ⅲ 学生FDチームが提起した履修制度に関する課題についての教務部からの説明

 上記ⅱで学生FDチームが提起した履修制度に関する課題①~④に関する学生FDチームの質問及び教務部からの説明について、以下に記載いたします。

(課題①)「履修登録期間の短さ」について

 教務部より、今年度の履修登録期間が月曜日~木曜日の4日間である理由は以下の流れを、2週間で行う必要があるためであるとの説明があった。

【授業開始1週目】

・正規履修登録期間における履修登録(月曜日から木曜日)

・正規履修登録期間終了後、教室の規模に対して受講者数が溢れた科目の2日間にわたる教室調整で、今年度は1093科目の教室調整が実施された。)

【授業開始2週目】

・教室調整後においても教室の規模に対して受講者数が溢れた科目を「抽選実施科目」として抽選の実施(月曜日と火曜日)

・抽選結果発表(水曜日)

・追加登録期間における履修登録(木曜日と金曜日)

・すべての履修登録完了

 また、2週間で上記の手続きを行う理由は、15回の授業回数を確保する他、以下の項目をクリアするためであるとの説明があった。

・以前、1週間の正規登録期間を設けた際には、履修の確定が授業開始後の3週目となり、学生から「遅い」という苦情が出てしまった。

・以前、1週目、2週目ともに受講学生が溢れる不適切な規模の教室で授業が行われた結果、立ち見の学生が出てしまったことで、学生から不満が寄せられた。可能な限り学生の希望通りにするため、2週目からは確実に、適正な規模の教室で授業を受けられるよう、4日間で正規登録、2日間で教室調整を行う仕組みとしている。

・最終的な履修登録の確定が早めに行われなければ、学生の授業へ出席する意欲の妨げとなる可能性となるのではないか。

 上記の説明を踏まえ、学生FDチームが提起した課題①履修登録期間の短さについて、教務部で考えられる3つのパターンの説明があった

A)現状維持

B)授業開始前に履修登録を行う

 授業開始前に、教室調整・抽選が終了しているため、履修者が確定される。抽選に落ちて、授業の途中から出席するようなことはなくなる。ただし、授業開始前に履修登録が完了するため、授業に出席しながらの履修登録は出来ない。また1年生はプレースメントテスト後にクラス分けを行っている科目があり、どのコースに割り振られるか未確定である。履修登録期間を前倒してしまうと、大学からのクラス分けの結果発表まで履修を組むことができず、結果として充分な時間を確保できない。

C)1週間の履修登録期間を設ける

 1週間の授業を出席しながら履修登録が可能となる。しかし教室調整・抽選等の作業 が後ろ倒しになるため、適正教室に教室変更するタイミングが遅くなり、また抽選結果も遅くなるため、曜日によっては4週目から授業に出席するといったことがおきる。

 教務部としては、履修者の確定を出来るだけ早くするために現状維持がベターと考えている。

課題②「履修制度が学部によって通年制とセメスタ制が異なること」について

教務部より、次回のカリキュラム改定に併せて検討しているとの説明があった。

課題③「新入生の履修制度に対する理解不足」について

教務部より、学生FDチームが以下①~④の質問をしたところ、以下の回答があった。

①先輩の学生によるサポートを行うことは可能か。

…通常の説明を行う教務課職員に加え、先輩の学生が会場にいて、説明の補助をすることで新入生をサポートする体制を築きあげることができれば望ましい。しっかりと履修制度についての研修をした学生が、新入生の相談に乗ることができるような体制の構築を学生FDとして検討していただきたい。

②履修登録のガイダンスを2回実施することは可能か。

…実際これまでの1回のガイダンスでの説明だけでは、新入生の理解を得られることは厳しいと感じていたため、今年度は学部によっては、すでに2回の実施を試みている。1回目は大まかな説明をし、2回目は細かい点の説明を行った。その結果、教務課窓口へ履修制度に関する質問をしに来る学生は減ったため、効果があったとみられる。

③春期休暇中に実施することは可能か。

…新入生は4月1日に正式に本学の学生となる。したがって、その前から本来入学後に行うべきガイダンスを事前に実施することは、3月入試で入学が決まる学生や、遠方に在住していてガイダンスに参加できない学生がいるので望ましくない。

④長めの期間と時間を取って新入生全員の理解ためにガイダンスを実施することは可能か。

…日程的に難しい。全体ガイダンスの実施後に、質問がある学生を対象として説明を行うことは可能かもしれない。

課題④「抽選後の対応」について

教務部より、学生FDチームが以下①~④の質問をしたところ、以下の回答があった。           

①そもそも抽選を実施する理由は何か。

…立ち見での受講をする学生が出てしまうと、「学生がよい環境で授業を受けることができる」という保証ができないため、教室の収容人数以内で受講者数を決定しなければない。

②2回目の抽選では落ちないようにする(某授業の抽選を2回受ける場合、1回目で抽選に落ちた学生には、2回目は通るような措置を採ること)対応は可能か。

…現在、学生に不利益を生じさせないよう、コンピューターで抽選を行なっており、恣意的な措置を採っていない。

③1・4年生を優先的に抽選に通すような、学年優先順位を設けることは可能か。

…2・3年生に対して不公平になってしまう。

その他の教務部からの説明について

●授業のコースについて

・毎年履修者数が多い科目や抽選になってしまう科目については、あらかじめ十分なコース数を設けているため、それらの科目についてはこれ以上コース数を増やしたとしてもあまり効果は期待できない。

・全学部で平等になるように設けている。

・キャンパス内の混雑を避けるよう、学部単位で可能な限り、建物間の移動が少ないように時間割を設定している。

●履修要覧について

・少しでも学生にわかりやすくなるよう、履修要覧の改訂を検討中である。

●教員の声について

・「確定した履修者、教室で講義をすることができるのはいつになるのか」という声がある。


・まとめ

 以前より疑問を抱いていた履修制度に対して、実際に学生を対象にアンケートを行うことで、学生FDチームが抱いていた疑問が、多くの学生と共通する疑問であると確信できた。

 今後も引き続き、教務部等関係部署にご協力をお願いし、履修制度の改善に向けた取り組みを継続していきたい。