3月20日(日)、東洋大学白山キャンパス125記念ホールにて、井上円了研究センター主催の公開シンポジウム「井上円了の哲学を活かす」を開催しました。
竹村牧男学長の開会挨拶に始まり、前半は多様な分野の研究・教育に携わっている本学教員によるパネルディスカッション形式で、各自の専門分野での「哲学を活かす」実践について講じた後、パネリスト全員で議論を交わしました。
続いて、日本における応用倫理研究の第一人者として知られる加藤尚武氏による特別講演があり、死生観と身心問題に関する諸説を広く概観された上で、井上円了の霊魂論の独自性にも論が及び、死生観をもつとはどういうことかについて意義深いお話を頂戴しました。
今回は約60名の方にご参加いただき、時間いっぱいまでフロアからの質問や意見が絶えない活発なシンポジウムとなりました。
日時: 2016年3月20日(日)13:00‐17:00
会場: 東洋大学8号館7階 125記念ホール
竹村 牧男 (東洋大学学長)
柴田 隆行 「井上円了の哲学と実学」(井上円了研究センター長、社会学部教授)
吉田 善一 「現代に活かせる円了の科学的方法」(理工学部教授)
山本 美香 「『主体的互助活動』で地域を紡ぐ」(ライフデザイン学部准教授)
清水 高志 「情報化社会における知とモノ」(総合情報学部准教授)
加藤 尚武 「死生観の東西」(ホモ・コントリビューエンス研究所所長、人間総合科学大学教授)
柴田 隆行
岩井 昌悟 (文学部准教授)