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平成27年度「井上円了が志したもの」入賞者インタビュー

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平成27年度「井上円了が志したものは」コンクールにおいて、全学の中から二部経済学部の長橋淳君が東洋大学長賞に選ばれ、6月6日に行われた学祖祭に学生代表として参加しました。そこで、長橋君に受賞作品の概要や応募動機、学祖祭に参加しての感想など、さまざまな話を聞いてみました。

 

Q1. 学祖祭はどうでしたか。

 

【とても気持ちの良い行事でした】

学祖祭は東京都中野区の蓮華寺で行われました。この場所に円了先生の墓石があり、円了先生を偲んでお焼香をするのですが、そこで感動したことがありました。蓮華寺は日蓮宗。円了先生の生家である慈光寺は浄土真宗(真宗大谷派)。宗教の違いがあります。日蓮宗の説法で唱和しましたが、そのとき(蓮華寺)住職さんが次のようにおっしゃいました。

「ここには様々な宗教を信じている方々がいると思われますが、ここは日蓮宗に従ってどうか唱和して頂けたらと思います」

式はとても緊迫していた状況でしたから、このような場面での素敵な言葉に心が揺れました。他者に理解を促し、その上でコミュニケーションを図り、活動する。このようなエピソードをはじめとする他者への「気配り」「理解」「寛容さ」「お互いを認め合うこと」は学祖祭全体で随所に見られ、勉強になりました。社会に出てもこのような経験は生かせると思いました。改めて、ご招待をいただき、とても光栄だったと感じました。             

 

Q2. 作品の概要を教えてください。

 

「井上円了が志したものとは」

テレビ・新聞・ラジオ・インターネットの発達が追い風になり、パソコン・スマートフォンを指で少し操作するだけ簡単に情報が手に入ります。つまり、21世紀社会に情報はあふれかえっています。そんな時代を生きる我々はどの情報を信用して良いのか判断しなければなりません。この膨大な情報から最適な情報を得るには、知識が必要です。東洋大学は哲学教育に力を入れています。「哲学すること」の背景には知識(教養)が一定レベル備わっていることが前提です。円了先生が生きた時代の信頼性の高い知識入手方法は「本」からでした。それは今の時代も変わらず、情報であふれている社会になったからこそ自ら能動的に読む「本からの情報(知識)」が大切だと説きました。そこで得た知識をベースに能動的に物事を考え(哲学すること)導き出した最適解、引いては≪アイディア≫で「社会に貢献」+「自己実現」に繋げていこうと論じました。一つの作品集になり、図書館にも寄贈されていますので、もしよろしければ作品をご覧ください。

 

 

Q.3 コンクールに応募しようと思ったきっかけは何ですか。

 

私は井上円了哲学塾(第3期修了生)でもあるんです。入塾を志願して無事に合格しました。当時は合格者には入塾式前までに課題が課されました。その課題が「井上円了が志したものとは」でした。これが応募へと繋がる経緯です。入塾への決意表明的なニュアンスもあったと思います。

 

Q.4 実際に学長賞に選ばれたと聞いてどう思いましたか。

 

師走の寒い時にメールにて一報を頂きました。メールを一読して本当に驚きました。それを受けて、外はとても寒かったのですが、私の心は「ポカポカ」でした。何より自分の行っている活動が認められ自信になりました。それからより一層、井上円了哲学塾での活動に力が入りました。

Q.5 読書がお好きだと聞いています。どんな本を主に読むのですか。

 

東洋大学は哲学が基盤にある学校ということ、加えて井上円了哲学塾入塾を意識して

哲学・思想系の本は入学以来よく読んでいます。いわゆる「古典」というジャンルも読みました。最初はさっぱり分からないんですよ。しかし、分からないなりに何冊も何冊も読んでいくと次第に分かるようになっていくんです。この感覚が本当に楽しくて読む冊数もジャンルも大幅に増えました。自己啓発・文学(小説・SF小説)経済学・経営学・政治学・国際関係・教育学・心理学・数学史・生物学・理工書・考古学・日本史・西洋史・音楽・美術・健康本など、今は視野を広げるために、自分の興味のない分野の本をランダムに取ってその本をパラパラと読むようにしています。

 

Q.6 入学を考えている人達にメッセージがあればお願いします。

 

本を読んでいてとても心に染みた言葉があります。イギリスの詩人バイロンの『ドン・ジュアン』にある「Fact is stranger than fiction.」『事実は小説より奇なり』

本を読むことを推奨している私ですが、上の言葉はその主張と反するわけではありません。これから来る自分の未来は、小説より楽しいと考えています。大学には優秀な教職員がおり質疑応答も懇切丁寧です。自分の学びたい意欲さえあればこんなに素晴らしい環境はありません。