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社会文化システム学科教員紹介(山本 須美子)

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氏名
 山本 須美子
  Sumiko Yamamoto

専門分野・研究テーマ

専攻分野:文化人類学、移民研究、華僑華人研究
研究テーマ:EUにおける中国系移民の教育とアイデンティティ形成、ハンセン病療養所の生活世界

代表的な著書

『文化境界とアイデンティティ―ロンドンの中国系第二世代』(九州大学出版会、2002年)
イギリス社会で生まれ育った中国系第二世代の若者が、親の背景にある文化と主流社会の文化との境界領域で、どのように自己形成をしたのかを、彼ら/彼女らの教育の経験やライフヒストリーを辿りながら検討した本です。

『ハンセン病療養所のエスノグラフィ―隔離の中の結構と子ども』(医療文化社、2008年)
国立ハンセン病療養所におけるフィールドワークに基づいて、療養所の日常的暮らしの諸相とその変遷を、特に女性たちの結婚や子どもの焦点を当てて明らかにしたエスノグラフィです。

自己紹介

文化が自己形成にどのように関わっているのかに興味を持って研究してきました。ロンドンやパリの中国系の若者のライフヒストリーの聞き取り調査をしてきましたが、彼ら/彼女らの自ら道を切り開いていくバイタリティーには驚きました。
また、ハンセン病療養所入園者の方々のライフヒストリーの聞き取り調査も実施しましたが、「他者」の人生に触れる面白さと難しさを痛感しました。調査で関わる人々から様々なことを学ぶことのできるところに、文化人類学の魅力の一端があると思っています。

授業の紹介

「ヨーロッパ社会文化論」
EU統合が進む一方で、周辺の少数民族問題や移民問題に直面し、内からも外からも「国民国家の相対化」を迫られている西欧諸国の現状と諸問題を、イギリスとフランスとオランダの場合を中心的に取り上げて理解することをめざしています。イスラム問題をはじめとして、文化的背景の異なる人がいかに共存していくかという課題について考えます。